本研究は, コンクリートの練りまぜ機構に関する研究を実施する第1段階として, 水をのぞいたコンクリートの構成材料である粗骨材, 細骨材, 粉体の混合について検討したものである, これらの固体材料を混合する場合には, 外部から機械的なエネルギーを加えることが必要であることから, ミキサで消費される電力量を指標とした. これらの単一材料および混合物の消費電力量を実験から求めるとともに, 粗骨材と細骨材, 細骨材と粉体, 粗骨材と粉体の混合時消費電力量の推定方法を提案した. また, 粗骨材, 細骨材, 粉体の3種類の材料を混合する場合の消費電力量の推定方法についても提案した.
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