土木学会論文集
Online ISSN : 1882-7187
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2000 巻, 650 号
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  • 土木学会環境工学委員会 , 広域処分小委員会 , 田中 勝
    2000 年 2000 巻 650 号 p. 1-12
    発行日: 2000/05/22
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
  • 久納 誠, 竹内 邦良
    2000 年 2000 巻 650 号 p. 13-24
    発行日: 2000/05/22
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    貯水池の富栄養化対策は, 流域における排水規制などの発生源対策と, 選択取水や流動制御など湖内における対策が中心に進められているが, 本研究では, 貯水池に流れ込む流入河川水より, 溶解性のリンおよび窒素を除去する対策手法を扱った. その代表的な手法に植生浄化があるが, 広い栽培面積を必要とすることが欠点である. 本研究は, 淡水植物の中でも増殖速度が高く, 四季を通して適用可能な糸状藻類群集を用い, それを栽培する人工水路を, 貯水池周辺の利用価値の低い水位変動域や, 副ダムの水面などに設置することにより, この難点の解決を図ったものである. これを前提として, 具体的な設備構造案, および貯水池での設備設置場所の検討例を示すとともに, 実施に当って予想される問題点を明らかにした.
  • 渡部 徹, 福士 謙介, 大村 達夫
    2000 年 2000 巻 650 号 p. 25-32
    発行日: 2000/05/22
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    近年, 水道水源として利用されている水域から. クリプトスポリジウムのような塩素耐性病原微生物の検出が報告されている. 浄水処理における消毒プロセスに塩素が用いられている現在, この事実は, 水道水を利用する住民が水系感染症の集団発生の潜在的なリスクを有していることを物語っている. 本研究では, 病原微生物に対する人間の抵抗力が年齢によって異なることに着目し, これを表すパラメータを提案した. そして, このパラメータを用量-反応モデルに組み込むことにより, 集団の年齢構成分布を考慮した感染症集団発生モデルの開発を行った. その結果, 集団の年齢構成分布は, その集団における感染症の発生形態に影響を与える主要な要因であることが明らかとなった.
  • 藤島 繁樹, 宮原 高志, 角田 俊司, 野池 達也
    2000 年 2000 巻 650 号 p. 33-40
    発行日: 2000/05/22
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
    嫌気性消化における炭水化物とタンパク質の分解に及ぼすアンモニアの影響を検討するため, 基質にデンプンとペプトンを用い, アンモニア性窒素濃度を変化させた回分実験を行った. その結果, ペプトンの分解速度は, ほとんど影響を受けなかったが, デンプンの分解速度は, アンモニア性窒素濃度の増大とともに大きく減少した. さらに, 炭水化物の代謝に及ぼすアンモニア性窒素の影響を検討するために, グルコースで培養した酸生成細菌を用いて回分実験を行ったところ, アンモニア性窒素濃度の増大に伴い, 分解したグルコース当たりの酪酸生成量は減少した. 一方, エタノールの生成は, アンモニア性窒素濃度の増大に伴い, 増加する傾向を示した.
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