グースアスファルトは, 1948年にドイツからその技術が導入されて以来, 鋼床版用舗装材として広く用いられてきた. しかしながら, 交通量の増大, 車両の重量化, また, 橋梁建設技術の向上から, 流動わだち掘れの発生, 床版構造に起因するひびわれの発生, 急勾配区間での施工, 等種々な問題が発生している. 本研究では, グースアスファルトにスチールファイバを添加することにより機械的に粘性を高めた混合物について研究を行い, 耐流動性およびひびわれ抵抗性が改善されることを確認した. 本論文では, その基本特性と施工特性について, 従来のトリニダッドレークアスファルトを用いたグースアスファルトと比較し報告するものである.
抄録全体を表示