繊維学会誌

食品工業における分離技術

中村厚三

1981 年 37 巻 11 号 p. P385-P389
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_P385

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化学工業における分離技術

下平千秋

1981 年 37 巻 11 号 p. P390-P397
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_P390

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産業廃水処理における分離技術

赤羽晧

1981 年 37 巻 11 号 p. P398-P406
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_P398

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用水処理における分離技術

谷口良雄

1981 年 37 巻 11 号 p. P407-P414
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_P407

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医学における分離技術

太田和夫

1981 年 37 巻 11 号 p. P415-P420
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_P415

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光集束性プラスチックロッドに関する研究　第7報二重結像性ファイバーレンズの屈折率分布の測定

大塚保治, 小池康博

1981 年 37 巻 11 号 p. T439-T447
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T439

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ファイバーレンズが新しい集光素子として注目を浴びているが,我々は光共重合法により光集束性プラスチックファイバーを作製し得ることを報告してきた(大塚ら,高分子論文集, 35, 169 (1978), 35, 735 (1978); Y. Ohtsuka et al., App. Opt., 20, 280 (1981))。中心軸付近と周辺部の屈折率が,傾きの異なる二次分布で表わされる場合,そのファイバーレンズは縮小率と焦点.面の異なる二つの像を結ぶ(Doubly imaging fiber-lens, DIF)。
光線マトリックスより, DIFを通過し得る光線の入射範囲を理論的に導き,結像視野の見積りからDIFの屈折率分布を簡単に算出する方法を提案した。メタクリル酸メチルと安息香酸ビニルの光共重合により作製したDIFを用いて種々の条件下で測定を行ない,その測定精度を検討した。本測定法による屈折率分布と干渉法を用いて得られた結果は良く一致した。

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ジクロロ酢酸溶液から調製したポリ(グルタミン酸戸メチル)のα→β転移機構とβ型繊維形成に対するその応用

梶山千里, 古賀和憲, 久保園達也, 高柳素夫

1981 年 37 巻 11 号 p. T448-T457
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T448

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ジクロロ酢酸(DCA)溶液より調製したポリ(グルタミン酸γ-メチル) (PMG)固体膜の熱処理によるα→β転移挙動をX線的手法により検討した。K_αとK_βを各々純粋なα型結晶の(10〓0)とβ型結晶の(200)からの補正積分X線散乱強度に対する全積分X線散乱強度の比とすると, K_α=5.72, K_β=3.49が得られた。ρ_α, ρ_βをα型結晶の密度と, α型結晶の(10〓0)とβ型結晶の(200)補正績分X線散乱強度をI_α, I_βとするとβ型結晶の体積分率より評価できる。PMG固体膜のα→β転移に関して次の知見が得られた。PMG固体膜の延伸物を453K, 30秒間熱処理するとβ結晶となる。PMG延伸膜中に残存している微量DCAをエタノール置換した後に453Kで熱処理してもα→β転移は進行しない。またα型結晶のみからなるPMG固体膜にDCAを吸収させ, 453Kで熱処理してもα→β転移は起こらない。これらの結果よりα→β転移に関し次のことが結論される。433～453Kのα結晶緩和温度域の熱処理で, α型結晶は分子内水素結合の弱化によるらせん構造の不安定化と結晶相の粘弾的性格の発現のため, α-らせん鎖は容易に再配列,再編成され, β型結晶を核としてα→β転移が進行,完了する。さらに, PMGの粘弾性結晶緩和と水素結合の弱化に基づく上記α→β転移挙動をPMGのβ型繊維形成に応用した。

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ガラス転移温度以下の温度領域での熱処理によるポリスチレンのエンタルピー緩和速度におよぼす染料の効果

吉田博久, 小林靖二

1981 年 37 巻 11 号 p. T458-T466
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T458

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エンタルピー緩和過程に対する,ポリスチレン中に存在する染料の効果を検討した。染料は, p-アミノアゾベンゼンとイエロー7を用いた。T_g下の温度での等温熱処理によるエンタルピー緩和過程に,単一緩和時間の応答を仮定し解析を行った。染料濃度が増加すると高分子のT_gは低下し,エンタルピー緩和の緩和時間は長くなり,見かけの活性化エネルギーは大きくなる。染料分子の長さが長くなるほど,高分子のT_gは低下し,エンタルピー緩和速度は遅くなる。

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ポリ(β-ベンジルL-アスパラテート)の構造と物性に及ぼすキャスト溶液のコアセルベーション効果

辻田義治, 高橋司, 滝澤章

1981 年 37 巻 11 号 p. T467-T471
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T467

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ポリ(β-ベンジルL-アスパラテート) (PBLAsp)のキャスト過程における構造と物性を検討した。0.08～1.0の濃度の溶液を凝結した試料の示差走査熱量計, X線回折計,赤外分光計による解析から凝集状態の異なる3つの型のPBLAspのα formが形成されていることが判うた。濃度0.08～0.30, 0.40～0.80, 1.0の溶液から凝結した試料はそれぞれ154, 140, 120°Cのα-ω転移温度を持ち,前二者は通常のα-ω転移の発熱量よりもかなり大きい発熱を示した。これはαヘリックスーωヘリックスの発熱の他にαヘリックスの配向が悪い凝集状態から良い配向状態へのエンタルピー変化を含んでいることを意味している。このようにα-ω転移にはαヘリックスの配向が必須であり,転移のさいには六方晶から正方晶配列への転移が起こり,引き続いてαヘリックスからωヘリックスのヘリックスの転移が起こると考えられた。

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グルタミン酸-メチルL-グルタメート共重合体膜の低分子収着透過性及び膜電位に及ぼす膜調製溶媒の影響

木下隆利, 滝沢章, 辻田義治

1981 年 37 巻 11 号 p. T472-T480
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T472

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グルタミン酸-メチルグルタメート共重合体膜が,ポリ(γ-メチルL-グルタメート)膜のアルロールを用いた混合溶媒中におけるケン化反応により調製された。この際,ケン化溶媒として,メチルアルコール,イソプロピルアルコール, NaOH水溶液(2:2:1体積比)を用いた場合と,エタノール, NaOH水溶液(4:1)を用いた場合とでは,得られた共重合体膜の物性に若干の差異が生じた(前者の調製法で得た膜をiM膜,後者のそれをE膜とする)。つまり,ケン化溶媒の相違は,水蒸気,メタノール蒸気の,膜透過性や,収着量にはまったく影響を与えないが,膜電位に関してはその影響があらわれ, E膜の方が, iM膜に比べ比較的大きな値を示した。
また,エチレンジクロライド(EDC)-メチルアルコール(3:5)混合溶媒中で処理された膜(EDC処理膜と略)の腰電位の値ま, E膜に比べて低かった。さらに電子顕微鏡を用いて観察した膜表面構造は, E膜が最もなめらかであり, iM膜には数多くの細かな乱れが、そしてEDC処理膜には比較的大きな乱れが見られた。これらの結果は, E膜, iM膜, EDC処理膜の膜電位の差が,この表面構造の差に起因することを示唆した。低分子の収着透過性に処理溶媒の差に基づく影響があらわれなかったのは,おそらくこれらの膜物性が,主に膜内部の性質に律せられるためであろう。

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四級アンモニウム塩とトリフェニルポスファイトを用いたポリアミド合成

東福次, 佐野健二, 村上友良

1981 年 37 巻 11 号 p. T481-T484
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T481

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トリフェニルポスファイドと四級アンモニウムおよびピリジニウム塩の存在下にカルボン酸とアミンの反応が進行することを見い出し,この反応をジカルボン酸とジアミンの直接重縮合反応に応用して良好な結果を得た。用いた塩のなかで,テトラエチルアンモエウムクロリドが最も有効で,最適添加量はりん化合物と等モル量であった。直接重縮合によるポリアミノ酸の合成に応用し,この反応系にポリマーマトリックスとしてポリビニルピロリドンを共存させることにより高分子量ポリ-β-アラニンが高収量で合成できた。しかし,他のα-アミノ酸からのポリマーはマトリックスポリマーとの分離が困難で,その単離に成功していない。

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Pseudomonas pseudomallei 13NAの飢餓細胞による数種の染料の生分解

矢留智津子, 小川利彦, 古賀大助, 井高英一

1981 年 37 巻 11 号 p. T485-T488
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T485

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Pseudomonas pseudomallei 13NA (13NA)の飢餓したintact cellと新しいintact cellによる生分解について研究した。たとえば, p-アミノアゾベンゼンは,これらのintact cellによってアニリンとp-フェニレンジアミンに分解されることを薄層クロマトグラフィーで確認した。飢餓したintact cellによる染料の分解速度は,新しいintact cellによる染料の分解速度より速いことが認められた。また, 13NAのホモジネートと新しいintact cellによる染料の分解速度を比較すると,ホモジネートによる分解速度が速いことが認められた。これらのことより, 13NA intact cellによる染料の分解は,細胞の栄養状態と染料の細胞膜透過性に依存していることが示唆された。

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生活環境における螢光増白剤の挙動と収支

駒城素子, 河崎美弥子, 矢部章彦

1981 年 37 巻 11 号 p. T489-T495
発行日: 1981/11/10
公開日: 2008/11/28

DOIhttps://doi.org/10.2115/fiber.37.11_T489

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洗剤に配合された蛍光増白剤が,家庭から排出された後,どのような要因によってどの程度消失して,河川中を流れているか,について研究を行なった。
洗剤用の典型的な蛍光増白剤2種(FBA-1, FBA-2)の河川中における挙動はそれぞれ異なっていた。FBA-1ではその消失の要因は光退色であることが明らかとなったが, FBA-2についてはその主要因を解明することができなかった。蛍光増白剤が河川中で消失せずに輸送される割合は,それぞれ, FBA-1で87%, FBA-2で15%であった。
これらの結果にもとづき,洗剤配合蛍光増白剤の物質収支を計算することができた。

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