著者らは, コンクリート打込み時の型わく外面の熱画像を計測することによって, リアルタイムで空隙, 豆板等の欠陥を検出する方法を提案している.
本研究では, この手法に対して画像処理法を適用し, 欠陥の識別をより定量的, 客観的に行うための検討を行ったものである. その結果, コンクリートを打込んだことによって生ずる型わく外面の温度変化量のみを画像間差分処理によって表示するとともに, その温度変化量にしきい値を設定して2値あるいは3値画像処理することにより, 欠陥の検出を定量的に行うことができることを明らかにした.
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