日本農村医学会雑誌
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27 巻, 4 号
選択された号の論文の18件中1~18を表示しています
  • 4年間のまとめ
    日本農村医学会・農薬中毒研究班 , 菅谷 彪
    1978 年 27 巻 4 号 p. 661-667
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
  • 菅谷 彪, 林 茂樹, 鈴木 達郎, 林 雅人, 小松崎 修, 立川 治俊, 伊藤 昭一, 針生 敬三, 木村 瑞雄, 亀田 忠孝, 花田 ...
    1978 年 27 巻 4 号 p. 668-671
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
  • 高原野菜及び花卉栽培従事者における検診成績からの検討
    松島 松翠, 堀口 佳男, 柳沢 正, 植木 重治, 井出 秀郷, 横山 孝子, 黒沢 和雄, 浅沼 信治, 鈴木 彰
    1978 年 27 巻 4 号 p. 672-684
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
  • 永田 丕, 泉山 富雄, 鎌田 一男, 高野 四郎, 桝井 武, 斉藤 正武, 鈴木 弘二, 小林 貞男, 山岸 正幸, 黒谷 幸子
    1978 年 27 巻 4 号 p. 685-694
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
  • 内田 昭夫, 石毛 忠雄, 高宮 恒治
    1978 年 27 巻 4 号 p. 695-705
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
  • 加藤 篤郎, 西川 健, 山本 幸子, 野田 晴美, 和田 憲子, 南 恵美子, 加藤 仁, 小倉 和美, 森下 昌子, 鈴木 宏幸, 筒井 ...
    1978 年 27 巻 4 号 p. 706-711
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    昭和48年度より4年間に亘って, 農薬撒布従事者の健康管理を目的として本研究を行なった。
    貧血を示す者が多数に認められたが, その成因に関しては複雑な要素が考えられるので, 農薬撒布作業の安全性を高めると共に, 栄養・生活様式その他種々の面からの改善が望まれる。
    トランスアミナーゼ異常者, コリンエステラーゼ異常は, 経年的に減少傾向がみられた。障害度は何れも軽度である。
    毛髪水銀量については, 6-19ppmレベルの者について経年的に著減傾向がみられた。19ppm以上のレベルの者は毎年ほとんどなかった。
    土壌中残留農薬は, 我々の調査地域に関しては, 大部分検出されなかった。
    農薬撒布に伴う直接的な障害としては, 皮膚症状・眼症状が主体であった。
  • ビニールハウス栽培従事者の農薬使用状況と健康調査成績
    高松 誠, 前田 勝義, 井上 義人, 張 正博, 櫻井 忠義, 平山 八郎, 久永 孟, 中越 龍, 力丸 健, 後藤 琢也, 照屋 博行 ...
    1978 年 27 巻 4 号 p. 712-722
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 有松 徳樹, 古城 義人, 三角 順一, 上田 厚, 野村 茂
    1978 年 27 巻 4 号 p. 723-733
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 4年間のまとめ
    野村 茂, 松下 敏夫, 神辺 譲, 堀内 信之, 菅谷 彪, 木村 瑞雄
    1978 年 27 巻 4 号 p. 734-741
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 野村 茂, 松下 敏夫, 有松 徳樹
    1978 年 27 巻 4 号 p. 742-746
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 菅谷 彪, 林 茂樹, 目黒 保行, 皆川 憲弘, 佐々木 司郎, 渡部 和弘, 鈴木 保男
    1978 年 27 巻 4 号 p. 747-750
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 河西 朗, 浅沼 信治, 鈴木 彰, 黒沢 和雄, 井出 秀郷, 柳沢 正, 宮沢 昭一, 岡村 吾郎
    1978 年 27 巻 4 号 p. 751-761
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 中村 俊, 鈴木 彰, 浅沼 信治, 黒沢 和雄
    1978 年 27 巻 4 号 p. 762-764
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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    1) 30歳代から50歳代までの男女120名から毛髪の提供をうけ, 4年間継続して毛髪中水銀量の定量をおこなった。
    2) 総水銀量は, 男性, 女性とも農家より非農家群に高く, 女性よりも男性群の方が高く, 各群とも4年間の変動はほとんどなかった。メチル水銀量は総水銀量の36%から69%を占めたが, その大小にはっきりした相関はなかった。
    3) 2名の女性からの長髪の分析によると, 食生活に影響を与えるような生活環境の変化により, 毛髪中の水銀量は有意な変動を示した。
    4) 水銀農薬の散布当時の毛髪中水銀量より現在では低値を示すようになったが, 外国人のそれと比較すると, まだまだ高く, 食物を通して人体を汚染し続けていくことが予見された。
  • 高宮 恒治, 内田 昭夫, 石毛 忠雄
    1978 年 27 巻 4 号 p. 765-771
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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  • 浅沼 信治, 鈴木 彰, 黒沢 和雄, 阿部 栄四郎, 佐々木 喜一郎
    1978 年 27 巻 4 号 p. 772-781
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
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    1. スミチオン, ホスベルの生体内残留に関する分析法は, ほぼ満足できるものである。
    2. スミチオンをラットに300mg/kg1回強制経口投与した結果, 血液および脳, 肝, 腎とも1日目に最高値を示し, 2日目以降急激な減少を示し, 10日目ではいずれも検出されなかった。ChE活性値は残留のピークよりやや遅れ, 2日目に最低となり回復に時間を要した。
    3. スミチオンをサルに2mg/kg1回強制経口投与し, 経時的に血液中残留量を追跡した。残留, ChE活性値のパターンはラットと同様であり, 尿中代謝物は残留と相関した。また, 1mg/kg, 2mg/kg, 4mg/kg/w投与しているサル, およびビーグル犬の15カ月を経過した時点では, 著明な変化は認められていない。
    4. ホスベルがニワトリに遅発性神経障害を惹起させているというAbou-Doniaら, 木根渕らの報告から, 哺乳動物への影響を観察した。ラットに5mg/kg, 10mg/kg, 15mg/kg, 20mg/kg1回強制経口投与し, 5日, 10日, 20日, 40日目に解剖し, 脂肪組織中への残留をみた。スミチオンと比較し, 長期間脂肪中に蓄積され, 20日目においても検出された。しかし, ニワトリにみられたような遅発性神経障害は認められなかった。
  • 堀口 佳男, 浅沼 信治, 阿部 栄四郎, 黒沢 和雄, 佐々木 喜一郎, 鈴木 彰, 柳沢 正
    1978 年 27 巻 4 号 p. 782-790
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    1. 動物実験
    1) 急性実験
    ウサギにDDVP, バミドチオン, MBCPを急性投与し, 皮質ならびに深部脳波, 心電図の変化を観察した。
    DDVP投与では, 投与後きわめて早期に心電図上いちじるしい徐脈, 不整脈が出現, 少量投与時はこれが回復するとともに, 脳波に覚醒波形出現し長時間続いた。大量投与時では徐脈は回復せず, 次第に脳波は平坦となり, 脳死が心臓死に先行してあらわれた。
    バミドチオン投与でも, DDVPとほぼ同様の反応様式をしめした。
    MBCP投与では, 投与後長時間たってから, 脳波上皮質運動領に発作性異常波の間歇性出現をみた。一部の例では, これと並行して, 海馬, 扁桃核にも同様異常波の出現をみた。
    2) 亜急性実験
    あらかじめ皮質電極を装置したサルに, スミチオン, MBCPの少量を10日おきに10回にわたって経口投与し, 脳波, コリンエステラーゼ値また一般状態の変化を観察した。
    スミチオン投与では, 脳波は毎回とも, 投与3時間後から1日後まで徐波の出現がみられ, 2日目以降回復の傾向をしめした。しかし8回投与頃から, 徐波の出現は持続的にみられた。血液コリンエステラーゼ値も, 1日後まで減少, 2日目からは回復傾向をしめした。しかし5回投与頃から, 投与前でも1回投与前の値まで回復しなかった。一般状態の変化は, 投与直後流涎, 下痢, 嘔吐などがみられ, 餌の摂取も悪かったが, 2日目以降は回復していった。
    MBCP投与では, 脳波は遅発性 (72日以後) に発作性異常波の出現がみられ, 固定化する傾向であった。血液コリンエステラーゼ値は, ほぼスミチナン投与時と同様の経過をしめした。一般状態は投与直後でもあまり変化しなかった。
    2. 農薬使用者に対する神経学的検索
    長年農薬の散布に従事している農民を対象に, 脳波, 血液コリンエステラーゼ値, 神経学的検査などを4年間にわたって追跡調査を行った。
    脳波所見は, 男性において閉眼安静時記録で, θ波をふくむslow α activityの中等量以上の出現がかなり高率にみられ, 年々増加の傾向をしめした。女性では, 男性よりもこの出現率は少なかったが, これも年々増加傾向であった。
    血液コリンエステラーゼ値は, 各年とも, また男女とも, 低下をしめすものが高率にみられた。
    神経学的理学所見は, ほとんど異常をみとめなかった。
  • 鈴木 彰, 浅沼 信治, 阿部 栄四郎, 黒沢 和雄, 佐々木 喜一郎, 島崎 邦雄
    1978 年 27 巻 4 号 p. 791-799
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    1. スミチオンをラットに対して体重1kg当り300mg投与して, 投与後1日, 2日, 5日, 10日, 15日, 30日目に動物を解剖し, 外眼筋などの変化を光顕および電顕で観察した。残留スミチオン量は10日目には検出限界以下になり, ChE活性値も10日目までにほぼ回復した。光顕および電顕による観察では, 筋および神経終末の構造は, 5日目までは形態学的変化がそれほど著しくなく, 5日目以降に変化が増強された形で認められた。主な変化はJunctional foldの膨化, Synaptic vesicleの減少である。
    2. スミチオン, 乳化剤, スミチオン乳剤, スミチオンDDVP油剤をラットに, スミチオンに換算して30mg/kg体重投与し, 投与後3時間, 1日, 5日, 15日, 30日目に解剖し外眼筋などの変化を電顕, 光顕で観察した。残留スミチオン量は, 血液ではすでに5日目で検出限界以下になり, ChE活性値も, 5日目でほぼ正常値近くまで回復した。電顕による外眼筋の観察では, 投与後1日ですでに, シナプスの腫大, J. f. の断裂, シナプス嚢の変化を認め, 5日目まで同様の変化が持続し, 15日, 30日目ではJ. f. の肥厚, 糸粒体の変形を残す所見を得た。またスミチオンDDVP油剤投与群では, J. f. の肥厚が増強し, またシナプス膜の断裂などある程度相乗作用として考えるべき所見であった。
    3. ホスベルをラットに体重1kg当り5, 10, 15, 20mg投与し, 投与後, 2日, 5日, 10日, 20日目に解剖し, 外眼筋などの変化を電顕, 光顕で観察した。外眼筋は2日目に, 15, 20mg/kg投与群で, シナプス小胞の減少, 糸粒体の萎縮などが認められ, 5日目でJ. f. の断裂などが20mg/kg群で認められた。10日から20日では, シナプス小胞の減少, J. f. に空胞変性などがみられたが, 遅発性神経毒性と認められる所見はえられなかった。
  • 平井 和光, 西田 弘, 岡田 尚久
    1978 年 27 巻 4 号 p. 800-805
    発行日: 1978/11/30
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    愛媛県中部及び南部の各地にて捕獲されたイノシシ9頭, タヌキ37頭の肺臓を検索した結果, イノシシ22.3%(2頭), タヌキ5.4%(2頭) に肺吸虫の感染を認めた。
    これらから得られた虫体及び虫嚢内虫卵を形態学的に詳細に観察し, 成虫の卵巣, 皮棘及び虫卵の諸特徴から, 検出された全ての虫体は, 宮崎肺吸虫と同定された。
    よって, タヌキを本吸虫の新たな自然終宿主として追加し, そして愛媛県における本吸虫の自然終宿主は, イタチに加えイノシシ, タヌキが存在することが明らかになった。しかし, 感染タヌキは本県中部からは1例も発見できず, サワガニの本虫メタセルカリア感染率の地理的分布とは一致しなかった。
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