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山本 政勝
1985 年 18 巻 3 号 p.
551-561
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
近年, 同時性あるいは異時性に同一臓器内にあるいは異所性に生ずる重複癌や, 同一家族間に頻発する癌について, その発生機構の解明が急務となってきた. この様な背景には共通の食習慣や環境因子が密接に関わり合って消化管における発癌を修飾しているであろうことが示唆される. 一方近年発癌過程を抑制する物質が多数発見されるようになり注目を浴びつつある. 今回は主として食道, 胃, 大腸などの消化管における発癌の修飾因子と抑制因子について教室での知見を中心に述べたが, 消化管における発癌は摂取食品のみならず, 水質, 微量元素やビタミン量の如何によっても修飾されるので, この種の研究が切除後の新たな癌発生防止上からも急務である.
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飯塚 紀, 加藤 抱一
1985 年 18 巻 3 号 p.
562-566
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
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遠藤 光夫, 山田 明義, 井手 博子, 吉田 操, 村田 洋子, 杉山 明徳, 奥島 憲彦
1985 年 18 巻 3 号 p.
567-570
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
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小川 嘉誉, 城戸 良弘, 塩崎 均, 小川 道雄, 藤本 二郎, 田根 叡, 宮本 徳広, 穀内 勇夫, 安部 嘉男, 小林 貢, 森 武 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
571-575
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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佐藤 美晴, 浜辺 豊, 小谷 陽一, 小管 浩文, 斉藤 洋一
1985 年 18 巻 3 号 p.
576-580
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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安藤 暢敏, 大上 正裕, 棚橋 達一郎, 池端 幸彦, 北野 光秀, 山本 裕, 小沢 壮治, 福田 健文, 阿部 令彦
1985 年 18 巻 3 号 p.
581-584
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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特に頚部リンパ節転移について
鶴丸 昌彦, 秋山 洋, 小野 由雅, 渡辺 五朗, 宇田川 晴司, 鈴木 正敏
1985 年 18 巻 3 号 p.
585-588
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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特に, 頚部上縦隔と腹部大動脈周囲リンパ節再発について
磯野 可一, 小野田 昌一, 奥山 和明, 神津 照雄, 山本 義一, 小出 義雄, 花岡 明宏, 栗野 友太, 並木 正一, 佐藤 博
1985 年 18 巻 3 号 p.
589-593
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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その反省と新しい試み
西平 哲郎, 平山 克, 大森 典夫, 北村 道彦, 豊田 統夫, 丹 正義, 河内 三郎, 蔵本 純一, 加納 正道, 赤石 隆, 佐藤 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
594-598
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
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加藤 抱一, 飯塚 紀文, 照井 頌二
1985 年 18 巻 3 号 p.
599-606
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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食道のリンパ流を知る目的にて, 食道癌及び噴門癌72例に対して, 術前内視鏡下に粘膜下に
99mTc-Reを注入し, 食道リンパ節シンチグラフィーを施行, 画像を部位別に分類して描出率を算出した.その結果, いわゆる右縦隔最上部リンパ節と, 胃小弯付近のリンパ節の描出率が約70%と高率であった.同一症例中35例における切除リンパ節シンチグラムでも同様の結果であり, 33例の癌の転移率でも同様であった.このことから食道においては, 長軸方向のリンパ流が多く, それは上方では右縦隔最上部へ, 下方では胃小弯付近の腹部リンパ節へ流入することが推測された.食道癌の手術に際し, これらの部位の郭清の重要性を強調した.
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特に気縦隔computed tomographyを中心にして
木村 正幸
1985 年 18 巻 3 号 p.
607-613
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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1980年5月から1983年3月までに教室に入院し術前にPlain CT及び気縦隔CTを行い開胸手術によって他臓器浸潤の有無, 浸潤臓器及び縦隔内リンパ節転移の検討された54例を検索対象としてCTの有用性について検討した.他臓器浸潤の有無はPlain CTで92.3%, 気縦隔CTで95%の正診率であった.気縦隔CTはPlain CTより診断が容易かつ確実でことに気管・気管支の浸潤の診断に有用であった.縦隔内リンパ節は5mm以上で局所診断可能であったが気縦隔CTはPlain CTに比べてリンパ節の診断率が高くことに105, 106, 108, 109番の診断率の向上がえられた.気縦隔CTは適応を考え今後積極的に施行すべき方法であると考える.
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平出 康隆
1985 年 18 巻 3 号 p.
614-624
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
食道静脈瘤患者82例の経胸食道離断術前後の食道運動機能と, 術後嚥下障害について, 食道内圧測定より検討した.下部食道昇圧帯圧は34.9±5.3cmH
2Oと対照群29.3±4.3cmH
2Oより高値を示し, pH測定, 食道造影でも逆流はみられなかった.経胸食道離断術後では, 下部食道において, 陽性波発現時間, 波高, 酸クリアランスが低下し, ぜん動波伝達率も61.5%と障害されたが, 術後5週で回復した.嚥下障害も, 術後経時的に改善し, 術後5週では8.8~21.4%となった.また下部昇圧帯機能は温存されており, 逆流防止のための追加手術は不要である.経胸食道離断術後の食道運動機能低下, 嚥下障害は一過性で, 術後5~9週で改善し, 離断部狭窄は2例, 2.4%であった.
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臨床的検討
高桑 一喜, 松原 要一, 松尾 仁之, 薛 康弘, 吉田 正弘, 田宮 洋一, 若桑 正一, 筒井 光広, 加藤 知邦, 三浦 宏二, 武 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
625-630
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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十二指腸潰瘍の外科的治療として選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術を施行する際に, 右胃大網動静脈とこれに沿う神経枝を温存した13例を温存群, これらを切離して施行した16例を切離群とし, 両群間で術後の減酸率や術後早期の胃内容停滞について比較検討した.術後3ヵ月の減酸率は両群間で差は認められなかった.術後3ヵ月までの胃内容停滞発生頻度は温存群で15%, 切離群で63%であり, 温存群で有意に少なかった (p<0.05).従って, 選択的胃迷走神経切離兼幽門洞切除術を施行する際に右胃大網動静脈とこれに沿う神経枝を温存することは, 術後早期の胃内容停滞を軽減するために右用であると考えられた.
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塚本 秀人, 比企 能樹, 高橋 俊毅, 蔵並 勝, 渥美 純夫, 三重野 寛喜, 榊原 譲, 阿曽 弘一, 中 英男, 奥平 雅彦
1985 年 18 巻 3 号 p.
631-639
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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吻合部潰瘍手術例12例について, 胃液酸度の分析と切除標本の病理組織学的検討を行い, 吻合部潰瘍の成因と手術方針に関して検討した.胃液酸度は, BAO3.49±2.34mEq/h, MAO9.78±6.25mEq/hとほとんどが高酸であった.その原因は初回手術に問題があり, 残胃が大きいもの6例, 十二指腸断端に幽門洞が遺残するもの2例であったが, 残胃に幽門腺領域が残存する例はなかった.しかし, 残胃が小さく, 幽門洞遺残のない症例もあり, 迷走神経の関与が示唆された.手術方針としては, 成因を究明してそれを解決することを先決とするが, 吻合部局所の因子と完全な減酸を考えて, 潰瘍を含めた吻合部の切除に迷走神経切離術を加えた手術を基本としたい.
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池田 孝明, 堀 雅晴, 高木 国夫
1985 年 18 巻 3 号 p.
640-644
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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癌研病院外科において1946年より75年までに手術されたpm胃癌は452例である.肉眼形態で早期癌類似pm胃癌とBorman型pm胃癌に大別し分析を試みた.pm胃癌の5年生存率は肉眼形態, リンパ節転移, 組織型で有意の差が認められた.早期癌類似pm胃癌は深達度smの早期胃癌と, Borrman型pm胃癌は深達度ssの進全癌と, 5年生存率, リンパ節転移の頻度, 組織型の割合においてきわめて近い関係にあることが判明した.また癌のpmへの浸潤形式をscattered typeとmassive typeに2大別してみると, 早期癌類似pm胃癌ではscattered typeの割合が多く, Borrman型pm胃癌ではmassive typeが多い.pmへの浸潤形式においても両者が異なる性格をもつものと考えられる.
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大村 健二, 高山 和男, 山脇 優, 笠原 善郎, 橋爪 泰夫, 平野 誠, 山田 哲司, 川浦 幸光, 岩 喬
1985 年 18 巻 3 号 p.
645-650
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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胃癌患者11人, 12病変に対して術中超音波検査 (術中US) を行った.
1) 正常胃壁は5層に描出され, おのおのの層は胃内腔側より粘膜表面の凹凸+分泌物, 粘膜+粘膜筋板, 粘膜下層, 固有筋層, 漿膜+漿膜下層にあたると思われた.
2) 癌病巣はhypoechoicに描出され, 内部エコーは比較的均一であった.
3) 病理学的にsm以上の壁深達度を示す症例では, 全例術中USにて病変を描出でき, 術中USによる壁深達度判定は10病変中9病変 (90%) で病理診断と一致した.浸潤範囲は過大評価する場合が多かったが, 食道浸潤は2例中1例に見落しがあった.
4) m癌の描出は不能であった.
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古河 洋, 岩永 剛, 市川 長, 平塚 正弘, 大東 弘明, 亀山 雅男, 佐々木 洋, 石川 治, 甲 利幸, 福田 一郎, 今岡 真義 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
651-654
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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同時に2つ以上の癌が存在していた多発胃癌症例219例 (胃切除例の8.6%) について検討した.多発癌は男性に高率で (男性切除例の10.4%, 女4.5%, p<0.05), 高齢になる程高率であった.肉眼型では早期癌が多く(92%), 単発癌にくらべて隆起型, 隆起+陥凹型, 平坦型が高率で (p<0.05) あった.組織型では単発癌にくらべて高分化型が高率で (p<0.05), 占居部位では胃上部C, 後壁に高率であった (p<0.05).多発癌についての臨床的疫学的問題点は以下の2点であった.(1) 単発癌にくらべてC領域の隆起型が高率であった.(2) 多発癌の発生頻度は, 罹患率, 集検発見率から第2癌の存在する期待値を求めて比較したところ非常に高い値であった.
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胃全摘術との比較
小澤 正則, 杉山 譲, 三上 泰徳, 羽田 隆吉, 福島 紀雅, 望月 護, 小野 慶一
1985 年 18 巻 3 号 p.
655-662
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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教室で経験した胃上部癌の切除術式を噴切26例とR
2胃全摘61例とで比較し噴切の適応につき検討した.R
2胃全摘において癌の占居部位による差異が明らかとなった.すなわちCE, CM癌ではss以上の進行例がおのおの92.3%, 85.2%であったが, C限局癌ではm, sm 33.3%でstage Iも47.6%を占めた.またリンパ節ではCE, C限局癌の転移は (3) (4sb) に留まり, CM癌において (5) (6) に3.7%認められた.したがって5年生存率はC限局癌で胃全摘88.9%, 噴切85.7%といずれも著しく良好であったが, CE癌では噴切の予後は不良であった.術後の愁訴や血液生化学検査では概ね噴切の成績が勝っていることから, C限局癌については噴切の適応を拡大すべきものと判断された.
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水沼 仁孝, 中谷 理子, 多田 信平, 高橋 恒夫, 長尾 房大
1985 年 18 巻 3 号 p.
663-671
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
原発性肝内結石症 (10例) の診断および治療に果すcomputed tomography (CT) の役割について胆道造影とretrospectiveに対比検討した.
CTでは限局性の肝内胆管の拡張 (10/10例), 肝葉萎縮 (8/10例), 結石の石灰化 (8/10例) 等の所見から全例正しく診断しえた.胆道造影では10例中7例が診断されたに過ぎなかった.
CTと胆道造影を合わせて読影する事により異常な合流形態をとる右後下区域胆管が病変胆管の場合には門脈と交差する部位に胆管狭窄を認めた.このような胆管合流異常と門脈との関係が結石生成の一因になっているのではないかと考えられた.
内視鏡下截石術前後にCTを行った2例に関し截石終了後の評価を比較したがCTの方が優れていた.
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久保 正二, 酒井 克治, 木下 博明, 広橋 一裕, 松岡 修二
1985 年 18 巻 3 号 p.
672-676
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
肝切除における術中胆管損傷や術後の胆汁漏を予防する目的で, silicon製balloon catheterを試作し肝癌20症例に対して術中胆管造影を行った.術中, 肝切除に先だって胆嚢管より総胆管十二指腸後部にballoon catheterを挿入したのちballoonを膨張させ, 肝切除前後の2回, 造影を施行した.その結果, 全例で肝内胆管が鮮明に描出された.このうち2例では肝切除前に肝門部胆管の走行異常が認められたため, 肝切除に際し胆管損傷を予防しえた.また2例では肝切除後切離面からの造影剤の漏出が認められたため同部の縫合閉鎖が施され, 術後の胆汁漏が防止された.なお本法による合併症はみられなかった.
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肝硬変症との比較
神谷 岳太郎
1985 年 18 巻 3 号 p.
677-684
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
肝硬変症では全身的循環亢進状態をともなうことが知られているが, 肝障害の軽度な特発性門脈圧亢進症の循環動態についての報告は少ない.今回11例の特発性門脈圧亢進症例について, Swan-Ganzカテーテルと肝静脈カテーテル法で循環動態を測定し, 肝硬変症36例, 対照8例と比較検討した.特発性門脈圧充進症例の心係数は4.46±1.16
l/min/M
2, 全末梢血管抵抗は1712±566dyne・sec/cm
5/M
2であり, 肝硬変症例はおのおの4.57±0.98
l/min/M
2, 1635±458dyne・sec/cm
5/M
2で, 対照例に比べて有意に循環亢進状態を示したが, 両群間に有意差は認められなかった.特発性門脈圧亢進症の循環充進状態は脾重量と相関し, 内臓領域, なかでも脾血流量の増大を反映したものと考えられた.
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小西 一朗, 永川 宅和, 秋山 高儀, 神野 正博, 太田 哲生, 沢 敏治, 東野 義信, 村井 仁, 高田 道明, 上野 一夫, 浅野 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
685-689
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
胆石症手術にさいして, 胆道末端部機能を判定し下部胆道付加手術の適応を決定する目的で, 可変式負荷胆道内圧測定をおこなっている.その方法は, 分時灌流量を15.3ml/minから1.2ml/minの間の4段階に変え, それぞれの灌流圧をグラフ上にプロットしたものを結んでえられる直線の勾配を末端部抵抗Rとし, また灌流量0のさいの圧を静止圧Pとして求めるものである.過去10年間に術中胆道内圧測定をおこなった胆石症444例の検討から, 現時点では下部胆道付加手術の適応として以下の結論をえた.(1) R>10単位, P>200mmH
2Oの場合.(2) R, Pのいずれかに異常をみる場合, Rを重視する.(3) 境界値の場合, とくに低流域曲線でI型を示すもの.
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山口 晋, 大山 泉, 猪狩 次郎, 栗原 肇, 生田目 公夫, 得平 卓彦, 萩原 優, 福田 護, 渡辺 弘
1985 年 18 巻 3 号 p.
690-696
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
超音波断層法の進歩によって, 胆嚢ポリープ様病変が発見される機会が増加してきた.胆嚢ポリープ様病変の手術適応についてはいまだ意見の統一をみない.そこで, 胆嚢ポリープ様病変を検討し, その手術適応について考察した.
私どもが経験した胆嚢ポリープ様病変を有する摘出胆嚢は13例であり, 胆嚢コレステロールポリープが8例と最も多く, 胆嚢癌3例, 腺腫, 炎症性肉芽腫各1例であった.
胆嚢コレステロールポリープの多くは10mm以下で有茎性であり, 胆嚢癌の多くは10mm以上で広基性であった.従って, 胆嚢ポリープ様病変に対する手術適応は胆摘術を原則とするが, 10mm以上のもの, 広基性のもの, 50歳以上のものには積極的に手術を行うべきと思われた.
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豊野 充, 鈴木 晃, 塚本 長
1985 年 18 巻 3 号 p.
697-701
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
術前の血清CEA値を測定しえた大腸癌132例を対象に手術所見, 予後および再発の問題について臨床病理学的に検討した.血清CEA値および陽性率は, 根治度, 手術前後, 深達度, リンパ節転移の程度, 組織学的進行程度 (stage) に有意の相関を示した.特に肝転移例で著明な高値を認めた.血清CEA値が高い程累積5年生存率は不良であった.肝転移例に対して制癌剤を動注して血清値の低下をみた.また術後6年目に発見された血清CEA値の著しく高い肝転移例に, 肝右葉切除術を行い根治せしめた.血清CEA値測定は大腸癌の進行程度や遠隔転移, 根治性, 予後および術後の再発などを推定する上で有効であった.
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八板 朗, 深澤 公朗, 谷浦 博之, 立花 光夫, 金森 弘明, 河野 仁志, 東儀 公哲, 雷 哲明, 中村 輝久, 長岡 三郎
1985 年 18 巻 3 号 p.
702-705
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
フリー
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青柳 豊, 宮田 道夫, 金澤 曉太郎, 吉田 行雄, 酒井 秀朗, 二ノ村 信正, 斉藤 建
1985 年 18 巻 3 号 p.
706-709
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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自験例及び本邦報告例の検討
中村 毅, 多淵 芳樹, 中江 史朗, 今西 築, 川崎 浩史, 村山 良雄, 瀧口 安彦, 斉藤 洋一
1985 年 18 巻 3 号 p.
710-713
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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梛野 正人, 近藤 成彦, 高柳 和男, 堀沢 稔, 森 光平, 丹野 俊男
1985 年 18 巻 3 号 p.
714-717
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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杉田 昭, 鬼頭 文彦, 梅本 光明, 鈴木 良人, 吉田 利夫, 小沢 尚男子, 福島 恒男, 諏訪 寛, 川本 勝, 山崎 安信, 土屋 ...
1985 年 18 巻 3 号 p.
718-721
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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高橋 恒夫, 中本 実, 井出 哲也, 森永 泰良, 成瀬 勝, 柳沢 暁, 三穂 乙実, 池内 準次, 長尾 房大
1985 年 18 巻 3 号 p.
722-724
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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横切開と正中切開の比較
花上 仁, 黒澤 努, 宮川 貞昭, 堀江 文俊, 根本 明久, 西村 志郎, 箭本 浩, 浅越 辰男, 四方 淳一
1985 年 18 巻 3 号 p.
725
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
ジャーナル
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酵素抗体法を用いて
上原 泰夫, 小島 治, 間島 孝, 竹本 洋一, 藤田 佳宏, 高橋 俊雄
1985 年 18 巻 3 号 p.
726
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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内山 勝弘, 高田 忠敬, 安田 秀喜, 長谷川 浩, 黒澤 努, 四方 淳一
1985 年 18 巻 3 号 p.
727
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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青木 洋三, 勝見 正治, 南部 文彦
1985 年 18 巻 3 号 p.
728
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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小川 将, 渡辺 正敏, 西成 尚人, 杉村 好彦, 森 昌造
1985 年 18 巻 3 号 p.
729
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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高瀬 靖広, 渋谷 進, 岩崎 洋治, 吉野 清高
1985 年 18 巻 3 号 p.
730
発行日: 1985年
公開日: 2012/02/15
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