従来,階層記録映像サーバではサーバの内部バスおよびメモリを介してストレージ間で映像コンテンツ転送していたため,サーバの負荷が増大し映像コンテンツの配信性能に影響を与えていた.そこで,この映像サーバの負荷を軽減する手法として,ストレージシステムをファイバチャネル接続したSAN(Storage Area Network)で構成し,ストレージ間において直接コンテンツをファイル転送するサーバフリーデータ転送手法を開発した.今回このシステムを試作し,CPU使用率やPCIバス使用率を測定した.その結果,本手法を用いることでサーバの負荷が大幅に軽減できることを確認した.
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