映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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23.62
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 金澤 健一, 長谷川 光司, 春日 正男, 松本 修一, 小池 淳
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-67
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    音像定位の実現には, FIRフィルタで頭部伝達関数(HRTF)を模擬する方法があるが, 簡易なシステムによる実現は困難である.そこで, 本報告では, 簡易な構成で特性の変更が容易なIIRフィルタによってHRTFを近似し, 水平面での音像の方向に関する定位実験を2スピーカ再生により行う.その結果, 水平方向の音像定位について, ある程度の精度でHRTFを近似したIIRフィルタを用いれば, FIRフィルタを用いた場合と同程度の定位感が得られることが分かった.また, HRTFを大略的に近似したIIRフィルタを用いた場合には, 幾分定位の精度は低下したが, ほぼ定位がなされており, より少ない次数での音像定位の実現が可能であることを示している.
  • 高橋 一裕, 長谷川 光司, 阿山 みよし, 春日 正男
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-68
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    マルチメディア技術の発展によって, 迫力のある映像だけでなくより臨場感のある音場再生技術が望まれているが, これを実現しようとするとき, 映像が音像定位に与える影響は無視できない.本研究では, 視覚情報が音像定位に与える影響について実験的に検討する.被験者の正面より左右30度ずつに配置された2つのスピーカから被験者の両耳までの伝達関数をそれぞれ測定し, バイノーラルな音場再生を実現するための逆フィルタを求めた.これにより作成したバイノーラル音像と実音源による音像をそれぞれ用い, 半円形のスクリーン上の様々な位置の映像を組み合わせて被験者に提示し, 音像定位を測定した.
  • 竹内 理, 長谷川 まどか, 加藤 茂夫
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-69
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    ファクシミリのような2値出力装置で多値自然画像を表示・記録する場合, 中間調表示手法が用いられる.なかでもディザ法は, 入力画像と同じ画素数で濃淡を表現できることから, 広く使用されている中間調表示手法である.ところが, 画像を伝送する際に, 送信側と受信側で端末の表示画素数が異なる場合があり, 画像の解像度変換が必要となる.従来の装置では文字や線画などでの画質を重視した解像度変換手法が用いられているため, ディザ化画像に対して2値画像で用いられている従来の解像度変換を施すと中間調の表現力に乏しくなり, 期待した画質が得られない場合が多い.本稿では, ベイヤー型ディザ法によって処理されたディザ化画像の縮小変換法を提案する.提案方式は, 原ディザ化画像と縮小ディザ化画像間の輝度差を補償するように変換パターンを決定するものであり, 簡単な処理で良好な画質の縮小画像を得ることができる.従来法との比較シミュレーションを行い, 良好な結果を得た.
  • 安達 丈晴, 長谷川 まどか, 加藤 茂夫
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-70
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年, マルチメディア・コンテンツの流通量は, 飛躍的に増大している.しかし, このようなマルチメディア・コンテンツはディジタルデータであるため, 劣化なしに何回でも複製可能であり, データの2次利用などの不正コピーによる著作権問題をもたらしている.この問題の対策として, 画像などのコンテンツ自体に, 著作権者の署名やIDといった情報を埋め込む手法が考えられる.この手法は電子透かしと呼ばれ, コンテンツが所有者に無断で不正利用された場合, 埋め込まれた情報を検証することで, 著作権を明確にすることができる.本論文では, 直交変換の一つであるDCTを利用した電子透かしの一方式を提案する.提案方式は, JPEG圧縮による攻撃に対して耐性のある方式であり, 画質と耐性強度を考慮しながら, 透かし情報の埋め込み位置を決定する.最後に, シミュレーションを行い, 良好な結果を得たので報告する.
  • 杉本 修, 川田 亮一, 松本 修一
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-71
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    動画像符号化の客観評価では, 画質の評価尺度としてSNRを用いるのが一般的である。しかし, SNRの計算には符号化前後の2種類の画像を必要とするため, 復号画のみを用いて画質評価を行う絶対評価ではSNRを計算することができない。そこで, 本稿では, 電子透かしを用い, 復号画の画像深層に原画の情報の一部を埋め込み, この情報をもとに復号画像のSNRを推定する絶対画質客観評価方式を提案する。提案方式では, 原画のDCT係数の一部を復号画の量子化係数値に電子透かしとして埋め込み, これを復号画の係数と比較することでSNRを推定する。提案方式の有効性の確認のため, 計算機シミュレーションにより一般動画像に適用した結果を示し, 実際にSNR推定が可能であることを示す。
  • 沢村 英治, 門馬 隆雄, 三橋 哲雄, 江原 暉将, 白井 克彦
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-72
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    通信・放送機構のプロジェクトとして、「字幕制作システム」の研究を進めている。この研究の中で、字幕放送利用者が求める最適な字幕表示方法を追求するために、種々の字幕表示方法による実験用字幕番組を制作するとともに、聴覚障害者も含む評価者の協力を得て、制作した字幕番組の評価実験を行った。この実験データから、主要な字幕パラメータ個々、およびその組合せなどがどのように評価されたかなど多様な分析を行い、好ましい字幕表示方法の条件を明らかにした。ここでは、データの分析結果、好ましい字幕表示条件などについて述べるとともに、多様な評価実験番組の制作システム概要、制作した評価実験用字幕番組例などにもふれる。
  • 橋爪 亜紀, 上田 博唯, 八重樫 一仁, 伊藤 光恵, 川部 剛
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-73
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    台本を書くような要領で、テレビ番組を記述することができるスクリプト言語TVML(TV Program Making Language)を用いて、パソコン上でテレビ番組を制作できるシステムを開発中である。この開発の中では、TVMLスクリプトの言語仕様を詳しく知らなくとも、容易に番組を制作できるようにすることを目的として、GUIを操作するだけで、スクリプト記述を生成することができるTVMLエディタも合わせて試作している。このTVMLエディタの操作性をさらに向上させるために、舞台監督が俳優に演技をつけるような感覚で操作できる舞台監督メタファを新たに考案した。舞台監督メタファを用いたユーザインタフェースでは、ユーザはマウスによるダイレクトマニピュレーションで、CGキャラクタや小道具に対して指示を与えることができる。本論文では、舞台監督メタファのコンセプトと試作結果について報告する。
  • 伊藤 智宏, 目加田 慶人, 長谷川 光司, 春日 正男, 鎌田 一雄, 安田 晴剛
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-74
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    肢体不自由者の多くは生活の大部分を介助者に依存している.そのため, 介助者による肢体不自由者のプライバシーの侵害の問題がある.また, 高齢化社会を迎えるにあたり, 介助者の高齢化が考えられ, 介助者の負担の軽減は是非とも解決しなければならない問題である.本研究では, 音声と映像を利用し, 肢体不自由者の状態を把握することにより, 肢体不自由者のプライバシーの確保と介助者の負担の軽減ができると考え, このコンセプトに基づくケアシステムを提案し, 特定条件の下で構築する簡単なシステムの構成を示す.さらに, システムの重要な役割を果たす雑音除去装置の性能評価を行い, 音声と雑音が相関の低い場合は有効であることを述べる.
  • 辻本 剛佳, 松井 利有, 薬師神 玲子, 鎌田 一雄
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-75
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本文は, 聴覚障害者が働く職場における情報支援を目的とした日本語・手話によるバイリンガル情報提示システムの構成を検討している.このシステムは, 就労に必要な基礎・専門知識を日本語文と手話文の2つの言語メディアと関連する図表も含めて提供する機能を実現する.利用者は, これらのメディアを統合しながら情報を獲得し, 内容を理解することができる.手話文の生成には編集合成手法により作成した映像を使用することを想提している.
  • 鎌田 一雄, 西堀 義仁, 西本 哲也
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-76
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    聴者の手話学習は、第一言語として音声語(日本語)を習得した聴者が、言語の特性が異なる身体動作/視覚言語である手話の第二言語学習となる.ここでは、これまでに構築してきた聴者の手話学習を支援するコンピュータシステム(コンピュータ教材)を、手話通訳を目指す聴者の手話学習にも利用できるようにシステムの機能の拡充を検討している.教材の構成形態・利用形態について考察するが、主として、手話単語の文脈による適切な日本語翻訳文の選択に焦点を当てている.複数の手話単語についてシステムの動きを説明している.また、学習の最初に手話のことばとしての特徴を正しく認識するために役立つと考える手話学習導入についても簡単に述べている.
  • 田中 康博, 目加田 慶人, 春日 正男, 吉川 博晴
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-77
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年のセキュリティ開発において, 会社の入出者管理等の場面で, 利用者があらかじめ登録された人物であることを確認する個人照合・識別の必要性が高まりつつある.顔写真が登録済みであるか否かを認証するために, 2画像間の濃度値の濃淡構造の差異に対応する量として, 平均余弦といった特徴量を採用した.この特徴量の精度を向上させるために, 本研究では, 人物同定に有効な領域を用いることで, 従来の特徴量の改善を試みた.その結果, 改善した特徴量の精度が向上した.また, 有効領域を設計した画像群でない未知の画像群に適用することで, 改善した特徴量の能力の検証を行った.その結果, 若干能力が劣ったが未知の画像群に対しては妥当な範囲であることが示唆された.
  • 児珠 大輔, 目加田 慶人, 阿山 みよし, 春日 正男
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-78
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    自動車運転中の視野の動きや十分に対象物を知覚可能な領域の広さなど, 運転時の人間の知覚機能を理解することは, 安全な自動車・道路環境の設計や車内に配置するメータ等の配置のための指針として重要と考えられる.本研究では自動車運転時の状況を想定し, これらに聴覚や視覚的な負荷が単独, または, 同時に加わったときに対象物の認知が優れている範囲(有効視野)の変化を調べる.さらに, このときの映像の時間的な変化量をオプティカルフロー等を用いて定量化し, 有効視野とこれらの相互関係を探る.
  • 佐々木 大輔, 目加田 慶人, 春日 正男, 植田 信夫
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-79
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    顔には, 個人的な情報や, コミュニケーションにかかわる情報など, 数多く情報が含まれている.近年, 計算機を用いて, 表情を取り扱う研究が盛んに行われているが, マンマシンインタフェースへの利用を考えた場合には, いくつかの問題が残されている.本論文では, 顔中に存在する代表的な部位(目, 眉, 口)の動きに注目し, 特徴点を利用することで, 表情変化により生じる特徴の解析を行った.それぞれ, 比較対象となる無表情から, 喜び, 怒り, 驚き, 悲しみの各表情に変化する過程において, 各部位の動きを測定した結果, 各表情とも特有の特徴が得られた.これらに基づいて表情記述を行い, 表情が生成される様子を表現する.
  • 岩舘 祐一
    原稿種別: 本文
    セッションID: MIP99-80
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年のコンピュータ技術の急激な進歩により、誰でも映像や音声などのマルチメディアを容易に扱えるようになってきた。マルチメディアを用いれば、効果的に意志や気持ちを伝えることが可能になり、豊かなコミュニケーションシステムが実現できるものと期待される。このような観点から、我々は感情や感動のような言葉で表すことができないイメージを直接表現する手段について研究を進めている。本報告では、ATR知能映像通信研究所第3研究室で行っているイメージ表現に関する最近の研究を紹介する。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1999/10/21
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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