映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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放送技術
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • p. Cover1-
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
    会議録・要旨集 フリー
  • p. Cover2-
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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  • 佐藤 明彦, 蔀 拓也, 竹内 知明, 岡野 正寛, 土田 健一
    セッションID: BCT2017-93
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    地上放送の方式である ISDB-Tの利点の一つに,同一周波数を用いたネットワーク(SFN:Single Frequency Network)を構築し周波数を有効に利用できる点が挙げられる.次世代地上放送の伝送方式では伝送容量を拡大するためにキャリア変調を高次化することが検討されている.その場合, SFN環境における伝送特性の劣化が懸念されるため,筆者らは, SFNを構成する 2つの放送所から送信する信号に対して時空間符号化を適用する符号化 SFN技術を検討し,郊外において野外実験を実施して伝送特性を評価してきた.今回,現行の地上デジタル放送で SFNを構築している墨田,戸塚,平塚のエリア内において伝搬路応答を取得し,取得した伝搬路応答を用いた計算機シミュレーションで符号化SFNの伝送特性を評価した.都市部の SFN環境においても,符号化SFNは従来のSFNと比較して伝送特性が改善することを確認したため,この結果を報告する.
  • 長坂 正史, 中澤 進, 筋誡 久, 田中 祥次
    セッションID: BCT2017-94
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    2017年 9月 30日(日本時間)に放送衛星 BSAT-4aが打ち上げられた. BSAT-4aには,12GHz帯右旋・左旋用の中継器に加えて, 21GHz帯の実験用中継器が搭載されている.今後, 21GHz帯中継器を用いて広帯域伝送実験や降雨減衰特性測定等の評価が行われる予定であり,その実験に向けた取り組みとして,開口径 1.5mの 21GHz帯受信アンテナを整備した.受信周波数は 21.4~22.0GHzとし,偏波は右旋および左旋とした.測定の結果,整備した受信アンテナは,利得48dBi以上,交さ偏波識別度32dB以上であり,放射パターンは勧告 ITU-R BO.1900の参照パターンを満たすことを確認した.
  • 山下 頌太, 福嶋 慶繁
    セッションID: BCT2017-96
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    本稿では,フィルタカーネルの空間分解によるバイラテラルフィルタの近似高速化手法について, より高精度な手法を提案する.従来の空間分解によるアプローチは,カラー画像に適用しても高速に動作するという利点があるが,近似精度が低い.この問題の改善のために,バイラテラルフィルタの空間分解による近似を定式化し,それをもとに,加重係数のマクローリン展開に基づいた高精度化手法を提案する. また,本手法をカラー画像に適用する場合,計算コストが急激に増加するという問題を抑制するための実装方法についても提案し,実験でその有効性を検証する.
  • 方便 剛, 高橋 桂太, 藤井 俊彰
    セッションID: BCT2017-97
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    光線空間(密な多視点画像)から得られる epipolar plane image(EPI) の直線構造を分析することで,高精度に視差を推定する手法(EPI analysis)がある.この手法の課題は,light field camera などで得た実写データの様なノイズを含んだ多視点画像を入力とした場合,EPIの直線構造が損なわれるため, 精度が下がることである.そこで我々は,ノイズに対してロバストに視差を推定するために,EPI の直線構造を保持するノイズ除去手法を視差推定の過程に組み込むことにした.EPI の直線は多視点画像中のある物点に対応する画素で構成されているため,理想的には直線上に同じ画素値の画素が並んでいる.各直線の向きがわからないため,画素群が並ぶと想定される直線の向きを順番に変えつつデノイズすることで, EPI の直線構造を壊さずに,高精度なノイズ除去を可能にした.
  • 高橋 沙季, 竹内 健, 金井 謙治, 甲藤 二郎
    セッションID: BCT2017-98
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    本研究では,画風変換による不鮮明画像の鮮明化を扱う.一般的に,霧や靄などの HAZE 発生時に撮影された画像を見やすくするためには,ダークチャネルを用いた鮮明化手法が主流である.しかし,この手法では HAZE が強い場合には鮮明化効果が発揮されない.そこで本研究では,HAZE が強い場合にも鮮明化を実現させるため,CNN を用いた画風変換により不鮮明画像を鮮明化する.具体的には,HAZE 発生時に撮影された不鮮明画像を,晴れの日の昼間に撮影された別の画像の画風に似せて画風変換することにより,鮮明化を行う.また,本研究では鮮明化効果に加えて,画像に写る物体の検出精度向上も図る.
  • 坂牛 和里, 金井 謙治, 甲藤 二郎, 津田 俊隆
    セッションID: BCT2017-99
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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    近年,高解像度カメラを利用した監視システムが増加している.映像監視システムには,映像品質を維持しながら,映像トラフィックを削減するという課題がある.しかし,夜に監視を行う場合は鮮明化処理を行う必要があり, 鮮明化処理を行った映像は品質が低下してしまう.特に圧縮符号化を行った映像では,品質の低下をより引き立たせる可能性がある.したがって鮮明化映像のレート制御を行う際には,鮮明化処理による品質の劣化を考慮する必要がある.本稿では,鮮明化処理と圧縮符号化の関係性を調査するため,圧縮符号化を行った映像に対し,鮮明化処理を行う場合と行わない場合で映像品質を評価し,鮮明化処理を行うことで品質の低下を引き起こすことを確認した.また,鮮明化映像に対して人物検出を行い,コントラストが低いほど鮮明化処理の効果で人物検出の精度が向上する傾向にあることを確認した.さらに,これらの実験結果に基づき,圧縮符号化のレート,鮮明化強度の制御パラメータの一例を示した.
  • p. 129-
    発行日: 2017年
    公開日: 2021/12/29
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