映像情報メディア学会技術報告
Online ISSN : 2424-1970
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21.7
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  • 原稿種別: 表紙
    p. Cover1-
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 原稿種別: 目次
    p. Toc1-
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
  • 楊 駿, 張 滌利, 大西 昇, 杉江 昇
    原稿種別: 本文
    p. 1-8
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本論文では、1枚の陰影画像による多面体の形状復元の唯一性を議論し、いくつかの面が1つの点で交わる角錐の形状の解は一般的に唯一でないことを証明する。従来、過剰条件の存在する判別方法や、過剰条件のある多面体の形状を求める方法が議論された。しかし、角錐のような過剰条件のない簡単な多面体の形状の解の唯一性が議論されていない。Hornが数値計算で、三角錐の形状の解が唯一でない1つの例を挙げた。著者らが、三角錐のような対象物体の形状は一般的に唯一でないことを証明した。本研究では、対象物体の形状を任意な角錐に拡張し、解析的に角錐の形状の解は一般的に唯一でないことを示す。そして、凸の角錐の形状を復元するには、他の条件が必要都なることを示すと同時に、凹の多面体については、相互反射を手掛かりとして利用することによって、その形状を唯一に決められるアプローチを説明する。
  • 張 滌利, 野村 由司彦, 藤井 省三
    原稿種別: 本文
    p. 9-14
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    格子状に配置した基準点パターンを平行移動させ, 逐次近似法によりカメラ主点距離を較正する方法について, その較正精度を検討する.すなわち, 較正後の主点距離を用いて計算される視角の精度と較正時の格子状基準点設定条件との関係を調べ, 最も高い精度が得られるという観点から, 最適な格子状基準点設定方法を明らかにし, さらにその最適な設定条件における較正精度と視角計測誤差を定量化する.
  • 堀 謙太, 今井 正和, 鳥野 武
    原稿種別: 本文
    p. 15-21
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    2次元形状を有する, 接合することが既知である破片対の接合する部分を検出する方法について報告する.提案する手法は従来のジグソーパズルの組み立てに関する研究とは異なり, そのパズル固有の形状特徴に依存しない接合部位検出を実現するものである.この様な接合部位検出を実現する場合, 接合部位の特定では, 各破片の形状を表現する数値系列の比較を行う必要がある.本報告では数値系列の比較を, MSA(Matching Score Array)と名付けた, 各部分輪郭対のマッチング特徴量を要素として持つ2次元配列上でのクラスタリングで実現する手法を提案する.また, 実際の土器破片について実験を行い, 本手法の有効性を検証する.
  • 鄭 在紋, 大西 昇
    原稿種別: 本文
    p. 23-30
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    まず図形の局所的対称における幾何学的性質の一解析を述べる。この解析から、本論文でチェーン・オブ・サクル(CoCs : Chain of circles)とよばれる新しい図形記述法を提案し、ある形状に対して得られたCoCs表現が階層的にコントロールされることを見せる。この階層表現は形状に対するノイズ、回転あるいはスケーリングなどに強健で、より少ない計算量で形状マッチングを可能にする。マッチング過程から計算される図形間の不同性ベクトルはディジタル・ライブラリにおける探索を容易にすると期待される。提案された方法の有効性を地図のような幾つかのノン・ボーマルな図形のマッチング例を通してみせる。
  • 竹内 義則, 大西 昇, 杉江 昇
    原稿種別: 本文
    p. 31-38
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    シーンを撮影した画像から重要な部分を拡大するアクティブビジョンシステムについて述べる.画像の輝度の特徴を理論的かつ定量的に定義するため, 情報理論に基づいた輝度の情報量を提案する.提案した輝度の情報量をさまざまな画像に対して適用し, 輝度の情報量は画像の複雑さを表すことを示す.提案した輝度の情報量をもとに, 複雑な部分を選択的に注視するアクティブビジョンシステムを開発する.このシステムは, カメラのパン, チルト, ズーム機能を備え, 回転と拡大縮小を繰り返すことによって, 不均一の解像度を擬似的に実現することができる.システムは, 入力画像に対し部分領域ごとに輝度の情報量を計算し, saliency mapを構成する.さらに, saliency mapの大きい点から順に, その部分を拡大していく.実験結果から, システムは実シーンを効率的に探索できることを示す.
  • 福田 淳, 大塚 吉道, 今泉 浩幸, 浜田 宏一, 土田 健一, 小林 和正
    原稿種別: 本文
    p. 39-46
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    近年、スポラディックE層による外国FM放送波のテレビジョン放送への混信妨害が増加してきている。筆者らは、混信波を含む映像信号にFFT処理を施し、周波数系列の信号に変換する事により混信波成分を検出し、画像の統計的な性質を利用して適応的に混信波成分を抑圧する手法を先に報告した。今回はこの手法に基づき、実際にハードウェアを試作し、本手法の有効性を広く確認したのでここに報告する。FM変調器を用いて擬似的に発生させた、Es障害を受けたテレビジョン信号に、本装置を適用したところ十分な改善が見られた。また、LSI化を考慮してFFT/逆FFT処理の演算精度についても計算機シミュレーションにより検討した。その結果cos/sinテーブルのbit数は5bitで良いことが分かった。
  • 槇 宏晃, 長谷山 美紀, 北島 秀夫
    原稿種別: 本文
    p. 47-52
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    本文はパターン識別を用いた動画像のカット点検出法の改善策を提案する。従来のパターン識別によるカット点の検出法は、画像を領域分割し、領域のクラス分けを行う。そのクラスの消滅からカット点を検出するものである。しかしパターン識別が画像内の物体の動きの影響を受けやすいという問題点があった。このような問題を解決するために、本文ではパターン識別の際に領域の移動・大きさを考慮にいれることにより評価値の向上を図る。さらに提案手法を用いたカット点検出の結果を示し、有効性を確認する。
  • 川田 亮一, 小池 淳, 松本 修一
    原稿種別: 本文
    p. 53-59
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    従来の矩形プロック分割による動画像符号化では、複数の動きが混在するプロックで動き補償予測効率の低下が起こるという問題がある。これを防ぐ意味で、領域分割に基づく動画像符号化には大きな可能性があり、領域分割処理と動き推定処理が重要な役割を担っている。従って、本来、これら2つの処理は密接に関連付けながら同時に実行されるべきであるが、従来この観点からの検討は十分であるとはいえない。そこで本稿では、動き補償予測符号化への適用を目的として、領域分割と動き推定を統合して行う方式を提案する。本方式では、画像平面上で動ベクトル毎の動き補償差分絶対値和曲面群を作成し、それをもとに領域分割を行う。
  • 深山 尚, 井上 誠喜
    原稿種別: 本文
    p. 61-68
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    我々は, 画像中の人物や物体の動きを追跡する手法を研究している.画像中の物体の動きを追跡するためには, 画面を対象物体とそれ以外の物体とに分割することが重要である.追跡には, 同じような色, 形の物体が近づいたり重なったりするシーンでも物体を分別でき, かつ形状が逐一変形する物体でも追跡できることが必要である.同色, 同形状の物体を認識するには, 複数の画像解析アルゴリズムを組み合わせ, 互いの解析の長所を生かすアーキテクチャが必要である.また, 人物などの姿勢・形状の変化に対応するため, 自律的に解析に必要な情報を更新させる必要がある.本論文では, 自律分散アーキテクチャを使用し, 複数の解析アルゴリズムを並列に組み合わせ, 結論を統合し, さらに自律的にモデルを更新するシステムを提案する.このため, モデルと実画像の相関を確率式として表現し, 確率式の統合により結論を導き出す.さらに, この確率統合により, モデルの更新操作を行うか否かの判断を行うようにした.背景が同一な環境下と実際のサッカー中継シーンでの人物の追跡を行い良好な結果を得られたことを報告する.
  • 木下 宏揚
    原稿種別: 本文
    p. 69-75
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    MPEG符号化方式に適した、動画像暗号化方式において、マクロブロック層の可変長符号暗号化およびスライス層の暗号化について考察し、これに適した暗号化鍵生成法について提案する。本方式で得られる暗号化画像はMPEGのデータフォーマットを保持しているので、放送の用途で必要な秘匿性の制御を可能にしている。また、通常使用されるDESやRSAなど慣用鍵暗号および公開鍵暗号を用いて暗号化鍵を生成可能である。
  • 内藤 整, 川田 亮一, 松本 修一
    原稿種別: 本文
    p. 77-82
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
    動画像の動き補償に関して, 実に様々な方式がこれまで提案されているが, 性能に関する優劣は, 個々に議論されているものの, 必ずしも公平な条件の下では行われていない。本稿では, 代表的な動き補償方式として, ブロックマッチング, アフィン変換を用いた動き補償, Warping予測, グローバル動き補償の4方式を対象とし, MPEG-2という代表的な圧縮方式の下で, しかも共通なテスト画像に対して, その有効性を比較検討した。その結果, これまで性能改良で提案されてきた動き補償方式は, MPEG-2上ではいずれも従来のブロックマッチングを性能的にしのぐものではないことを示す。
  • 原稿種別: 付録等
    p. App1-
    発行日: 1997/02/04
    公開日: 2017/06/23
    会議録・要旨集 フリー
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