8Kスーパーハイビジョン(8K Super Hi-Vision)用カメラの実用化をめざし,画素数3,300万,フレーム周波数120Hzの単板カラーCMOSイメージセンサを開発し,これを用いて,幅125mm,高さ125mm,奥行き150mm,質量2kgの小型・軽量なカメラヘッドを持つカメラシステムを開発した.本カメラは,イメージセンサの光学サイズがデジタルシネマ用カメラで一般的に用いられているスーパー35mmと同等であることから,種類の豊富な映画用のPLマウントレンズが使用可能である.本カメラを用いてこれまでに,紅白歌合戦や2014 FIFA World Cupの収録などさまざまな8Kコンテンツ制作を行ったので報告する.
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