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原稿種別: 表紙
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Cover1-
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
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原稿種別: 目次
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Toc1-
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
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原 武徳, 山本 強
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-1/ME2003-1/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
3次元CGのレンダリングの出力は通常ラスタ画像である.しかし,ベクトル画像は任意の解像度に最適な画像を得られるという,ラスタ画像にない特長をもっている.特に線画はベクトル画像に向いている.そこで本稿では3次元曲面モデルから,輪郭線をベクトル画像としてレンダリングするための,輪郭線の抽出方法について述べる.ベクトル画像では曲線は3次のベジェ曲線を使って表しているため,輪郭線はベジェ曲線で近似する必要がある.そこで本稿では,まず曲面パラメータuvの空間において輪郭線をベジェ曲線で近似し,それを曲面の式に代入した曲線を3次元空間においてベジェ曲線で近似するという方法で輪郭線を近似する手法を提案する.
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吉川 茂樹, 土橋 宜典, 山本 強
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-2/ME2003-2/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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本研究では,3次元位置センサーをインタフェースとして使用し,3次元空間を直接ポインティングすることでユーザが直感的に雲を作成することができるシステムの開発を目指す.本システムによりユーザは意図する位置に意図する形状の雲を,インタラクティブに作成することが可能となる.従来の雲のモデリングシステムでは,リアルな雲を作成する方法は存在するが,ユーザが希望した形状の雲を作成するためには,計算コストが高いか,もしくはユーザによるパラメータ設定が煩雑であるなどの問題を抱えている.それに対して,本システムでは計算コストをかけることなく,簡単に雲を作成することができる.
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畠 一晴, 山本 強
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-3/ME2003-3/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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従来、見回しが可能な仮想現実シーンの表現法の1つとして全周パノラマ画像が利用されてきた。この全周パノラマ画像を、両目の視点位置からのステレオ画像として撮影し立体表示する手法についても既に提案されている.本研究では,さらに人間の頭部の回転による視点の位置の変化を考慮し,イメージベースドレングリングの一手法であるConcentric Mosaicを用いることによって,左右の見回しをおこなった際の違和感の軽減を試みた.
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中村 洋平, 青木 由直
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-4/ME2003-4/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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イメージベースドモデリングにおいて、入力画像のみを用いた物体の3次元モデルの復元には、対象物体が写った写真の上にユーザーが稜線などをなぞって、モデリングを行っていくという方法が多く用いられる。しかし自動的に稜線などを抽出し、完全なモデルを復元できる手法は未だ確立されていない。本研究では、あらかじめ想定された単純な形状モデル(プリミティブ)を当てはめることにより、対象の3次元モデルを表現する考え方を用い、対象物体が写った複数の視点からの写真を元に、遺伝的アルゴリズムを用いて、その物体の3次元モデルの復元を行う。本研究はひいてはモデリングの自動化を目論んだものである。
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大塚 真之, 青木 由直
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-5/ME2003-5/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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近年CGは、その技術の著しい向上により多種多様なメディアで利用されている。とりわけネットワーク環境におけるインタラクティプな3DCG利用では、リアルタイムでのレンダリング性能が重視される。イメージベースドレンダリングは実画像を用いた任意視点画像の生成手法であり、既存のポリゴン表現に比べてより複雑な物体や環境を短時間で生成可能である。本研究ではこの従来技法に比べて写実性の向上とデータ処理の最適化により高速化を行う3次元画像生成法について検討した。
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山口 泰功, 伊藤 哲也, 徳丸 正孝, 村中 徳明, 今西 茂
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-6/ME2003-6/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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本稿では,カメラを搭載しているエージェントからの撮影画像と位置情報に基づき空間に存在する物体の復元を行うために,多視点実画像からのシルエット法による任意視点画像の生成について述べる.シルエット法を用いた3次元形状復元プロセスにおいて,得られる形状を実物体形状に近づけるための重要な項目として正確なシルエット画像情報抽出がある.エージェントから送られてくる撮影画像からロバストにシルエット画像抽出をおこなうために色情報のみでなくステレオ法による視差画像を用い背景領域の大部分を消去した後,抽出された輪郭情報に対してチェーンコードによる追跡を行うことでシルエット領域を抽出する手法を提案する.また,抽出されたシルエット画像と位置情報を基に形状を復元しその検証を行った.
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久保田 彰, 相澤 清晴
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-7/ME2003-7/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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2層の奥行きからなるシーンに対して,多視点からそれぞれの奥行きに焦点を合せた2枚の画像を取得し,奥行きごとに視差と焦点ぼけを付与することによって,任意視点・焦点画像を生成する新しいIBR法を提案する.本手法では,視覚効果の付与が領域分割を行うことなく単なる線形フィルタによって実現できる.画像のモデル化,フィルタの導出について述べ, 4眼のカメラアレイによる実験結果を示す.
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橋本 香織, 石川 裕治, 若林 佳織, 有川 知彦
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-8/ME2003-8/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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筆者らは,3次元都市空間の構築を目的として,車載した2台のラインセンサカメラによる建造物低層階部分側面の形状復元手法の研究に取り組んでいる.これまで走行中の振動による画像ぶれに対する取り組みを行ってきたが,市街地にはガラス面や周期的な模様の多い建造物が多く,形状復元におけるステレオ視の際,誤対応が発生しやすいという課題がある.本稿では,このような誤対応による雑音に強い形状復元手法を提案する.本手法は,2枚の画像間の相関値を,画像の縦軸,横軸,視差軸からなる空間にプロットし,その空間を分割しつつ,分割した各空間内において相関値を各奥行に投票することで面の奥行を求め,さらに同じ奥行の面を統合することで建造物側面を構成する面を復元する方法である.ガラス面,周期的な模様,障害物等の誤対応による雑音が発生しやすい箇所を含むシーンに対して屋外実験を行い,本手法により大局的な形状復元が可能なことを確認した.
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大杉 郁絵, 趙 晋輝
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-9/ME2003-9/A
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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均等色空間は、色彩工学及びマルチメディアとデジタルコンテンツ処理や画像符号化などの分野では、重要な役割を果たすことが期待されている。しかし、現在均等色空間については、種種な近似が知られているものの、厳密な考察がなされていないように思われる。特に、均等色空間の定義が統一されているものは知られていない。小文では、まず均等色空間については、基本的な定義と定式化を行い、従来局所的或は小色差均等色空間は、大域的或は大色差均等色空間の定義は等価であることを示す。さらに、大域リーマン幾何学に基づき、均等色空間の構築アルゴリズムを示す。
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陳 金姫, 向井 利春, 竹内 義則, 松本 哲也, 工藤 博章, 山村 毅, 大西 昇
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-10/ME2003-10
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
観察により能動的に運動の視聴覚情報を獲得する知能システムを構成するには,視聴覚事象の対応付けが必要である.本研究は,実環境において複数の運動で生じた視聴覚事象の対応付けの方法を提案する.対応の手掛りとしては,音の発生と運動変化もしくは同じ運動の開始との間の同時性,音の繰り返しと運動の繰り返しとの類似性を利用する.相関係数により,音のオンセットでの周波数成分と運動の短時間時空間不変量を対応付ける.予備実験により,提案した手法の有効性を示す.
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林 弘樹, 坂井 豪, 浪岡 智朗, 乗越 雅光, 三田村 好矩, 下野 哲雄, 吉田 晃敏, 廣川 博之, 山上 浩志
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-11/ME2003-11
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本稿では, ROI(Region of Interest)を設定した眼科手術画像の立体視特性を議論している. ROIを設定した画像は高解像度のROI領域と低解像度の非ROI領域に分かれるが,これを立体視した場合,領域間で不自然な奥行き感が知覚され,適切な医療支援を阻害する可能性がある.非ROI領域のボケの程度と知覚される奥行きとの関係について,ランダムドットステレオグラムを用いた主観評価実験を行なった結果を示す.
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福富 武史, 名手 久貴, 高木 康博
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-12/ME2003-12
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
従来の三次元ディスプレイは,調節と輻輳の不一致による疲労などの視機能に対する安全性が確保されていないことが大きな問題点である.われわれは,この間題点を解決できる三次元表示方式として,テレセントリック光学系の変形二次元配置を用いた指向性画像の高密度表示による三次元表示を提案している.これは,眼鏡なしで多人数で観察可能,フルカラーかつ動画表示できるといった特徴も有する.本研究では,64個の指向性画像を同時に表示できる試作システムに対して人間の調節応答を測定した.その結果,実視標観察時と良く似た調節応答が得られることが確認できた.
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岡本 啓嗣, 大原 剛三, 馬場口 登
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-13/ME2003-13
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
映像の構造化の一要素として,映像を類似シーンごとに分類することは重要である.本研究ではまず固定長の映像シーンを要素としてクラスタリングし,その可視化結果に基づき,クラスタ内の要素の適合情報をフィードバックする.そしてその情報を用いて再クラスタリングすることにより,精度を向上させる手法を提案する.本手法を実際に映像に適用した動作例を示し,フィードバックによって良好なクラスタを形成することを確認した.
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小倉 武紘, 大原 剛三, 馬場口 登
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-14/ME2003-14
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
近年,ユーザの映像アクセスを支援するサービスの必要性が高まっており,それを実現する上で,さらに個人の趣味・嗜好を考慮に入れることが強く求められている.そこで,本稿では,メタデータを付与された映像メディアに対し,検索などのサービスを実現し,さらにユーザの視聴行動から自動的に趣味・嗜好を獲得するシステムを提案する.そして,実験により個人の趣味・嗜好を自動獲得する手法の有用性を検証する.
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宮原 伸二, 藤田 悦郎, 安部 伸治, 林 泰仁
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-15/ME2003-15
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
ネットワーク上の大量の情報コンテンツに対して,マップ散策型のインタフェースを用いて関連発見的な情報提供を可能とするコンテンツガイドシステム「AssociaGuide」を提案する.AssociaGuideによって電子地図をメタファとする操作感覚で,直感的にコンテンツの探索が可能となる.本研究では,ネットワーク上の大量のストリーミング映像コンテンツのガイドを実現するブロードバンドコンテンツガイドシステムとしてAssociaGuideを提案する.AssociaGuideの画面上ではブロードバンドコンテンツは,各ジャンルごとに宇宙空間の星雲のように表現され,所望のジャンルにズームインするとサムネイルとして表示される.サムネイルをクリックすることによりプレビュー映像が提示され,映像の世界ですばやく番組の概要を掴むことが可能である.さらに本視聴を指定するとプレイヤーが立ち上がりストリーミングコンテンツを閲覧することができる.このようにAssociaGuideでは,マップ散策空間上で映像サーフィンを楽しむ様々な機能が提供されている.
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浪岡 智朗, 乗越 雅光, 林 弘樹, 坂井 豪, 三田村 好矩, 下野 哲雄, 吉田 晃敏, 廣川 博之, 山上 浩志
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-16/ME2003-16
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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P2Pネットワークで医療画像を検索するためのインデックスデータの登録時に、医師が画像から読取った所見データを付与することで、症状などをキーワードにした検索を行うことが出来る。特定の診療科目、部位、画像種別などの情報に特徴的なキーワードを集積し、データ登録者や検索者に提示することで検索効率を上げる方法について提案する。本方式ではキーワードの集積と提示順に学習機能を持たせることで、使用するにつれてより一層の検索効率向上が期待できる。
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苗村 昌秀, 高橋 正樹, 三須 俊彦, 和泉 吉則
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-17/ME2003-17
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
映像の大域的な動き推定が可能となると,映像圧縮,ロボットビジョンへの応用,オブジェクト抽出などの多岐な分野への応用が見込め,より高度な映像処理の実現が期待できる.この動き推定問題は,コンピュータビジョンの研究では,古くから行われている研究課題の1つであり,画像マッチング手法をベースとした手法が多く試みられている.近年では,カメラの動きを直接センサーから取り出して動きを推定するといった,センサーフュージョン的な方法も試みられている.本論文では,動きを推定するときに,従来良く用いられていた,画像の統計的なマッチング手法でなく,画像内の幾何学的な情報である線分情報を明示的に一致させることにより動き推定する新しい動き推定手法を提案する.提案手法の大きな特徴は,線分の一致を画像平面でなく,ハフ変換したハフパラメータ空間で行うこところで,これにより,線分の一致における計算が簡単になるとともに,画像の隠蔽やノイズへのロバスト化が期待できる.提案手法の原理を詳述した後,提案手法の有効性について,動画像を用いてシミュレーション実験を通じて確認したので,報告する.
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金 鐘大, 長倉 淳士, 趙 晋輝
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-18/ME2003-18
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本稿は,1-pamameter群と母線の局所的直積から得られるファイバー束の曲面モデルを提案する.本ファイバ束モデルは,線形Lie代数の性質から,形状を6つの不変な特徴量と母線によって一意に定めることができる.また,形状合成をする際,数値積分を要せずに高速且つ高精度に行なえる.さらに,不変量を効率的に抽出することができるので,形状の認識合成符号化へ応用することが期待できる.
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宮越 徹, 亀田 昌志, 松田 浩一, 土井 章男
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-19/ME2003-19
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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近年、統計的冗長性に基づいた画像圧縮符号化であるJPEGなどに代わり、画像の幾何的冗長性を利用した領域分割符号化やフラクタル画像圧縮符号化などが注目されている。しかし、これらの手法は高周波成分の多い複雑な信号を持つ画像を効率良く表現することが困難である。そこで、本提案手法では画像を周波数分割し、各周波数成分を容易に生成できる二次曲面によって近似表現する汎用的な画像のモデル化手法の確立を目的とする。まずは、曲面から曲線へと次元を下げ、容易に生成可能な二次曲線による画像のモデル化手法を検討することで、本提案手法の妥当性を確認した。
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北原 正樹, 木全 英明, 八島 由幸
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-20/ME2003-20
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
3次元オブジェクトのSurface Light Field(SLF)[1]を密に保持することにより、視点に応じた見え方を再現することが可能であるがSLFの情報量は膨大となる.本研究では、高圧縮と同時にインタラクティプ性を実現するため、分離展開とベクトル量子化を用いたSLFの圧縮符号化を検討している.本研究で提案する手法は、従来法[6]の圧縮効率面での課題であったベクトル量子化の適用方法の改善を行ったものである.
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小河 誠巳, 相澤 清晴
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-21/ME2003-21
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本稿では音情報を用いたイベント検出に基づくホームビデオインデクシングについて提案する.従来のビデオインデクシング手法では排他的なセグメンテーション手法が主流であった.しかし,音声情報には様々な種類の音が含まれ重なり合っている.そこで本稿では音からのイベント抽出により適した層状的インデクシングを提案する.インデクシングは4種類のイベントについて行い,各イベントは特徴量から独立に求められる.さらに,特徴量から独立に得られた暫定インデックスは最終的に平滑化処理と確定処理を行うことによって層状インデックスとして確定される.実験結果ではテストデータとホームビデオデータを用い,本手法の有効性を確認した.
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二反田 直己, 長谷山 美紀, 北島 秀夫
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-22/ME2003-22
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
動画像の分割を目的として,オーディオ信号の内容が変化する時刻(オーディオシーンカット)を検出する手法が提案されている.しかし,従来手法はオーディオ信号を予め定められた時間間隔で分割した後に得られたセグメントを音声や音楽等のクラスに分類し,隣接するセグメントのクラスを比較することでオーディオシーンカットを得るため,オーディオシーンカットが発生する正確な時刻を検出することは困難であった.そこで本稿では,オーディオシーンカットが発生する時刻を高精度に検出するために,ファジィc-means法を用いた新たな手法を提案する.提案手法はMPEG Audioで符号化されたオーディオ信号からオーディオシーンカットを検出することが可能であるため,MPEGで符号化された動画像分割への通用が期待できる.
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近藤 雅恵, 高木 真一, 小舘 亮之, 富永 英義
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-23/ME2003-23
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本論文では,ユーザの嗜好に合わせたダイジェスト映像生成を容易にするための動画像信号の波形特徴分析手法とその結果に基づく映像分類手法について述べる.動画像から抽出した色情報から,映像のセグメント化を行い,セグメント間の色情報の推移をもとに映像分類を行った.また,HSV色空間における色差式からGodlove色差を用いて映像のリズムを定義し,一つの映像シーケンスのリズムを抽出した.
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青山 宏, 加藤 晋, 津川 定之
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-24/ME2003-24
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
この論文では,動画像を用いた交通予測情報提供システムを構築するために,交通流動画像のインデクシング方法について述べる.交通予測情報提供システムには,交通流動画像データベースが含まれるが,このデータベースから予測画像を検索するためにインデクシングが必要で,インデクスには,場所,季節,曜日,月日,時刻などの一般的インデクスに加えて,交通量,平均走行速度などの交通インデクスがある.ここでは,交通流画像から交通インデクスの生成方法とそれに基づく混雑状況判断について報告する。
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石塚 裕, 平井 有三
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-25/ME2003-25
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
自動車に搭載されたカメラ映像から,道路標識を実時間で切り出すためのアルゴリズムを提案する.道路標識の色情報を用いたシステムを構成し,効率よく高速に道路標識の切り出しが行えることを示す.また同じアルゴリズムで,夜間の道路標識抽出も行えることを示す.
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山田 陽介, 青木 直史, 山本 強
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-26/ME2003-26
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本研究では,高次局所自己相関特徴と判別分析による顔画像の表情認識を行う.高次局所自己相関特徴は、平行移動に不変な性質を持つ自己相関関数を高次に拡張し,その変位を参照画素周辺の3×3局所領域に限定したものである.判別分析は,予め複数のクラスに分類された学習データに対して,クラス内分散が小さく,かつクラス間分散が大きくなるような線形写像を施し,その判別空間上において認識対象データの分類を行うものである.実験では,複数の被験者における5つの基本表情時の顔画像を撮影し,高次局所自己相関特徴と判別分析による表情認識率を求める.重た,被験者の表情変化を判別空間上での軌跡として追うことで,顔アニメ-ーションへの応用について検討を行う.
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高橋 正臣, 遠藤 彩子, 赤松 茂
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-27/ME2003-27
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
本論文では,属性が多岐にわたる多数の顔画像を対象に,顔パターンの特徴点の位置と,形状を規格化した顔面テクスチャをそれぞれ独立に主成分分析することによって,顔の多様性を少数のパラメータで表現するモデルを作成した.そして,属性や印象を一対の形容詞で表現される2つの顔画像サンプル集合について,このモデルを用いて次元圧縮したデータを対象として,そのパラメータ空間での属性・印象の変化を表現する印象変換ベクトルを求めた.任意の人物の顔画像について,この印象変換ベクトルを用いて属性・印象を変化させたイメージの生成法を提案し,システムの適用性を検討した.
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趙 延軍, 長谷山 美紀, 北島 秀夫
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-28/ME2003-28
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
領域分割を行う手法の一つとして,Watershedアルゴリズムがある.この手法は,マークと呼ばれる領域の中心を隣接画素へと広げていくことによって領域を得るため,領域間における境界線の密閉性と連続性を保証することができる.しかしながら,領域の未分割や過剰分割を生じるという問題がある.そこで,本稿ではエッジ特徴を利用し,Watershedアルゴリズムのマーク設定の改善を行うとともに,領域間の輝度値差分に着目した領域合併を行うことにより,上記問題を解決する手法を提案する.実験では,本提案手法の有効性の検証として,人物正面画像を用いて髪型の抽出を行う.
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藤田 武志, 石川 直人, 中島 真人
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-29/ME2003-29
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
我々は「運転の質」という概念を提唱し、高速道路及び一般道路における長時間にわたる走行状態を定量化し、リアルタイムで運転の質を評価する手法を確立した。評価パラメータとして、(1)蛇行の度合い、(2)速度変化の適正さ、(3)車間距離の充分さ、の3つを採用した.具体的には,車両に搭載したCCDカメラ、ヨーレートセンサ,車速センサを使い,画像から各パラメータを評価することによって,走行状態の安定性を判定する.実際に高速道路及び一般道路を長時間走行して得た連続走行画像に本手法を適用することにより、不安定な走行に対して適切な警告を与えることができることを確認した.
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岩佐 まもる, 石川 直人, 中島 真人
原稿種別: 本文
セッションID: HIE2003-30/ME2003-30
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
交通事故の原因は半数以上が安全不確認等の人為的ミスであると考えられ,また市街地で多く発生している.そこで,本研究では市街地のような複維な環境に対応した車両前方監視システムを提案する.本手法では単眼車載カメラからの車両前方画像を射影変換し,フレーム間差分することにより路面のテクスチャー以外の前方障害物を検出する.次に,その障害物が車速センサ,ヨーレートセンサ情報により設定された監視領域内にある場合にはドライバーに警告を与える.本手法を実際に市街地における走行シーンに適用した結果,精度良く前方障害物を検出し,運転者に適切な警報を与えることができることを確認した.
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棚田 寿典, 中川 正雄
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-31/ME2003-31
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
近年VoIPの発展により,IPネットワークにおける音声通信への要求が高まっている.それは車車間においても言われておりこデータのやりとりだけでなく,音声をもやりとりすることによって,ドライバー達があたかも一つの部屋の中に存在するかのような臨場感を生み出すこととなる.このような車車間通信システムを「バーチャルワゴンシステム」と呼ぶ.本論文では,実験を通してバーチャルワゴンシステムにおける臨場感通信を評価し,実現に向けた問題点の検討を行なう.
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荒金 陽助, 里村 昌史, 樋山 智, 辻 ゆかり
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-32/ME2003-32
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
フリー
自動車内環境における快適な電子メールの授受をサポートするシステムを検討・実装した.これは,着信メールから重要文抽出してユーザに伝えると共に,電子メールに対する返信を行う際には,動的に生成した返信文候補を提示して複数候補の中から好みのものを選んで返信操作を行うシステムである.机上評価と車上評価を行い,現在カーナビでよく用いられている手法と比較して一定の効果があることを示した.
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高尾 佳子, 中山 仁, 内村 圭一, 脇阪 信治
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-33/ME2003-33
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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本研究室では,ディジタル道路地図作成に関する研究を行っている.ディジタル道路地図の作成においては,画像情報と,DGPS,3軸ジャイロから得られる情報を用いている.しかし,最終的な精度は,DGPSの精度に大きく依存しているのが現状である.DGPSは周辺の環境に左右されやすく,遮蔽など様々な要因により精度が悪くなる.従来,このような場合には補正を行っていたが,その精度は3軸ジャイロに依存しており,誤差が累積した場合,道路線形と異なる形状を示すことがあった.そこで,道路線形に近い形状を結果として得られるように,多項式近似を用いた手法を提案する.
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酒井 恭徳, 中川 正雄
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-34/ME2003-34
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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車両衝突事故を防ぐためには,位置情報を取得し,それを他車と交換して車両制御を行うシステムが有効である.情報交換のための通信システムとして,車車間通信,路車間通信それぞれのアプローチで様々な研究がなされているが,通信リンク確立による伝達遅延,ユーザ数の限界などの問題が考えられる.本研究ではM系列磁気マーカポジショニングシステムと周波数可変ビーコンを用いて,交通安全を守るために最も重要な位置情報,速度情報に特化し,通信リンク確立手順の不要なシステムを提案する.本提案は一度に位置情報を取得できる車両数の限界がない点でも有効である.提案システムについてコンピュータシミュレーションと実験によりその有効性を確認する.
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寺師 慎屋, 中林 昭一, 大山 卓, 徳田 清仁, 中川 正雄
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-35/ME2003-35
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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日本では,年々交通事故が増加し深刻な社会問題となっている.その様な中,ミリ波レーダが安全な運転支援システムとして注目を浴びている.ミリ波帯は直進性が高く,大気・降雨散乱による減衰が大きいため,高速道路などの見通しが良い道路での利用に留まっている.しかしながら,交通事故は見通しの悪い道路で多発している.車載ミリ波レーダは実用化が開始され,普及しやすく,見通しの悪い道路でのミリ波レーダの適用が望まれる.本研究では,見通しの悪い道路におけるミリ波レーダの可能性を検討した.見通しの悪い道路においてミリ波レーダによる測距が可能かどうか実験を行い検証した結果,トンネル内カーブにおいて,トンネル壁面によるレーダ電波の反射によって見通し外への測距が可能であることが分かった.見通しの悪い道路におけるレーダの可能性が見出された.
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渡邉 茂道, 橋川 善之, 松尾 真一郎, 前川 貴宏, 坂本 弘章, 古山 俊文, 田村 成美
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-36/ME2003-36
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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安全性、快適性、効率性を向上させることを目的として、ITSの研究が盛んに行われている。しかし、ITS実現のためのセキュリティに関する研究は少ない。そこで筆者らはこれまで情報の秘匿性の保証が要求され、かつ移動時に通信時間が限られるDSRC通信環境下において、end-to-endでのセキュリティを確保しかつスポット間のサービスを継続させるセキュリティゲートウェイを提案してきた。本稿では、この提案方式のプロトタイプを開発し、DSRC通信環境下での評価を行った結果について報告する。また、提案するセキュリティゲートウェイのアプリケーション適用領域についての検討結果についても報告する。
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三浦 友博, 藤井 威生, 鈴木 康夫
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-37/ME2003-37
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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CMAアダプティブアレーは所望信号が定包絡線変調波ならば予備知識を必要とすることなく干渉波を抑圧することが出来る。ところが、ITS路車間通信の基地局に適用する場合、2車が路上ですれ違う場面において、CMAアダプティブアレーでは車両の接近に伴い両者の信号分離が困難になり、車両交差後に他車の信号を捕らえてしまう可能性がある。本稿では、この可能性について検討すると共に、コサインロールオフフィルタを通過した信号が非同期受信される場合定包絡線性を失うことを利用して、干渉波へのビームの引き込みを回避する方法について考察を加えた。
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堀越 修平, 藤井 雅弘, 伊丹 誠, 伊藤 紘二
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-38/ME2003-38
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
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近年,ITS(Intelligent Transport System)においてミリ波を用いた車々間通信(IVC:Inter-Vehicle Communication)システムの実用化のための検討が進められている.車々間通信において,車輛が低速または静止しているときの受信電力特性は従来の2波モデルに従うため,受信アンテナを複数用いてダイバーシティ受信をすることにより路面反射波の影響を軽減できたが,車輛が高速に走行する場合の受信電力特性は,2波モデルのような特性ではなく車間距離によらず激しく変動する.その主要な原因であると考えられる路面反射波は直接波とほぼ同じ通路長であるため,遅延時間差が非常に小さい.車々間通信の見通し内伝搬において路面反射波によるフェージングの影響が非常に大きいので,車々間通信システムを実現するためには時々刻々と変化する伝搬環境を把握し,最適な受信方式の検討が必要不可欠である.本稿において,路面反射波に基づくミリ波マルチパス伝搬モデルを提案し,伝搬環境が劣悪な場合におけるアレーアンテナの性能評価を行っている.
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塚本 晃司, 藤井 雅弘, 伊丹 誠, 伊藤 紘二
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-39/ME2003-39
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
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近年,道路交通状況の悪化にともない,その抑制を目的とした高度道路交通システム(ITS)の研究が盛んに行われている.その中でも車両間で通信を行う車々間通信は注目を集めている.車々間通信のような自律分散型ネットワークでは各車両における送受信タイミングの制御や送信電力の制御が困難となるため,比較的制御の簡易な単一通信ネットワークの構築が必要とされる.本論文では,車々間通信及び路車間通信を用いることで単一方向通信ネットワークの構築を行い,その構築過程で得られる情報から各車両の相対位置関係を動的に捕捉する方式を提案した.更に,本提案方式では正確な車間距離の把握や電波の伝搬状況に依存して生じ得る符号の衝突が問題となるため,我々は各車両間でスペクトル拡散(SS)を用いた測距を行うことにより符号の衝突を回避する方式の提案も行い,このようにして形成された単一方向通信ネットワークの実用性についてシミュレーションによる特性評価を行った.
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児島 史秀
原稿種別: 本文
セッションID: HIR2003-40/ME2003-40
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
会議録・要旨集
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本稿では2002年11月7日,8日にSeoul Kyo Yuk MunHwa HoeKwan Hotel(韓国ソウル)にて開催された第3回ITS情報通信国際ワークショップ(ITST2002)の概要について報告する.本国際ワークショップは,通信総合研究所,YRP研究開発推進協会,韓国電子通信研究院,韓国通信学会が主催となり,ITSにおける情報通信技術を議題として開催されたもので,ひとつの基調講演セッション,11の技術セッションを通して59件の論文が発表されたほか,日韓の各企業による展示やTechnical Tour等が企画され,盛況であった.
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原稿種別: 付録等
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App1-
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
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原稿種別: 付録等
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App2-
発行日: 2003/02/03
公開日: 2017/09/20
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