東京ガスにおいては,昭和52年より,地図画像データベースシステムに係る基本技術開発を行い,供給区域の27,000枚の全導管図面を入力し,現在,需要家からガス管までの全ての地図データベースが構築されている。ここでは地図画像データベースシステムとして東京ガスを例にとり,その地図画像データベースの構造上の要件,特徴,その構造,ソフトウェア機能,ハードウェア構成ならびに地図データベースを利用したアプリケーションを紹介し,大規模な地図画像データベースシステムとして道路管理システムを紹介するとともに,今後の新しい分野として移動体上で検索ができる携帯用のマッピング端末等について簡単に述べる。
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