INFOSTAは, 情報への生物学的, 工学的, 言語・コミュニケーション的アプローチを統合したような形で専門性を築いてゆくことが望ましい。つまり, 「行動の指針」, 「意思決定の材料」としての情報(の内容)のあり方を考えて行くという立場である。そのためには, システム面から情報を捉えるのでなく, コンテンツの取扱いに主眼を置いて, システムやIT(情報技術)はそのための(有力な)手段と見なす方向で, 旗幟を鮮明にすることが求められる。INFOSTAの, 過去の研究や事業上の蓄積を活用することによって, 他の団体と差別化するドメインを構築することが可能であると考える。
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