日本マイクロソフトでは,働き方改革のリーディングカンパニーを標榜し,グローバルなインフラを活用しつつ日本独自の制度整備も進め,マイクロソフトのOffice 365を始めとしたICTを効果的に活用することで「フレキシブルワークスタイル」を全社で実践している。またテレワーク週間を主催し,賛同企業と共に社会全体の働き方改革に取り組んでいる。これらの事例の紹介を通じて,今働き方改革が必要とされる背景や,推進するためにどのような取り組みが必要と考えられるのか,また働き方改革が企業経営にもたらす効果とその検証結果などについて解説する。
これまでの経験と,情報科学技術協会の3i研究会での活動,それを活かした社内での取り組みを紹介し,私の仕事に対する思いや姿勢について述べた。私は,様々な仕事や所属部署に就く事ができ,様々な業種の多様な人材が集まって創造する事の楽しさ,難しさを数多く経験させてもらってきた。できるだけ幅広い分野の人と出会い,コミュニケーションを取りながら,互いに考え話しあう事で,新しい考えが浮かびイノベーションへと結びついて行くのだと思う。そしてこれまでの体験を活かして,「この人の調査なら」と顧客に信頼されるような,調査の専門家:インフォプロを目指したいと考えている。
職場内自主学習グループ「ししょまろはん」は,業務では出来ないメンバーのアイデアをいくつか実現させてきた。「ししょまろはん」は,司書としての専門性を活かしつつ,みんなの役に立ち,自分たちも楽しんで取り組めるアイデアを出し合い,それを試すことが出来る場であり,正職員や非常勤職員の関係を越えて対等に意見を出し合える職場内のサードプレイスにもなっている。また,ウィキペディアタウンなどの外部のコミュニティ活動に司書として参加し,役割を果たすことで新たな図書館の可能性に気付くこともある。取り組みの一部は,外からの評価や中の理解を得て,業務として取り組むことができるものも出始めている。ボトムアップでやりたいことを仕事に近づける一つの方法として事例を紹介する。
IT技術の加速度的な進歩とともに,インフォプロを取り巻く環境と役割は大きく変化し続けている。その変化にいつでも対応できるよう,スキルアップやブラッシュアップ,人的ネットワークを広げる機会として,また人材教育として,活用してほしいINFOSTA研修事業を紹介する。