1951年に設立されたゲーテ・インスティトゥートは,世界76ヶ国に128の支部を持つドイツ最大の国際文化交流機関である。その東京支部が,東京ドイツ文化センターであり,ドイツ語教育,様々な催し物,図書館の活動などを通じてドイツの最新の文化を紹介している。東京ドイツ文化センターの図書館は,図書の貸し出しなどの伝統的な図書館の活動以外にも,ドイツ関連の情報を積極的に提供していて,ドイツ関連の質問であれば,原則的にはどんな形のどんな質問にも対応している。現在,インターネットなどを通じてドイツの重要な情報が,直接入手できるようになっているが,言葉の壁があり,一般にはそう簡単には利用できない。そういう意味で,当館の存在意義は大きい。さしあたって,研究者にとって,重要な情報源として,SUBITOと仮想専門図書館を挙げておこう。
抄録全体を表示