知の集積基地として, 地域における図書館の役割は大きく, 年齢や能力, 性別にかかわらずあらゆる人々の学びの場として機能すべきである。このために, 図書館には, 建物や情報サービスなどにおいて, ユニバーサルデザインの観点が必要になってくる。ここでは, ユニバーサルデザインとは何か, ユニバーサルデザインとバリアフリーの違いは, なぜ日本でユニバーサルデザインの考え方が必要か, といった, 基本的な概念の説明をまず行っている。次に海外の大学図書館などの例を挙げながら, 日本の図書館に今後必要とされるものはなにか, 提言を行う。
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