International Chemical information CongressはHarry Collierによって1989年にスイスのMontreauで最初に開催された。その後1991年から1994年までフランスのAnnecyで開催され, 1995年から同じフランスのNimeに移った。今年(1999年)またAnnecyに戻ってきて, 2-3年はここでおこなわれる予定である。この会議の特徴はCASを始めとする主要な化学情報提供者のリーダーや主要化学企業の情報担当者が出席して講演することである。なお今回はCASのMassie所長, Questel-OrbitのBuffet社長, FIZ KarlsruheのSchultheiss所長などが講演した。ただしMassie所長は急に参加できなくなり, ビデオによる講演と, 国際電話での質疑となった。企業からBASF, SmithKline Beecham, Novartis, GlaxoWelcome, 3Mなどの講演があった。今回は特にWeb技術の既存情報サービス, 特に特許サービスへの影響と, 各種データ・マイニングやナレッジ・マネジメントについての発表が多かった。
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