日本における図書館システムの発展の経緯をたどると,現在,3つのタイプの書誌フォーマットをもつ図書館システムが存在することがわかる。図書館システムが,どの書誌フォーマットを利用し,書誌データを形成していくかは,MARCや書誌ユーティリティーの発展と関係がある。現在,ネットワークで結合された図書館は,インターネット上で数多くのシステムを利用できるようになり,利用者は,それらのシステムを積極的に利用している。そのような情報環境の中で,図書館システムのあり方を検討し,図書館システムを評価する視点10項目を取り上げた。
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