2005年4月より施行された「医薬品,医薬部外品,化粧品及び医療機器の製造販売後の安全管理の基準に関する省令」(GVP省令)により,化粧品の製造販売業者は,市販後の安全管理業務の一環として,学会報告,文献報告,研究報告,その他の安全管理情報を収集し記録することが義務付けられた。これにより,国内外で製品を製造販売している企業では,現地の消費者や医療関係者からの皮膚トラブル情報収集に加え,コスメトビジランス(化粧品の市販後福作用情報)に必要な関係情報を収集,評価,リスク分析し,必要な対策を講じることが求められるようになった。本稿では,(株)ジー・サーチ社で提供しているDIALOG情報検索システムとフォーカスサービス(SDI文献管理ポータルサイト)を組み合せた化粧品安全性関連情報の効率的収集法について弊社安全性研究所での試みを紹介する。
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