一般的に開発事業の環境影響評価は設計段階で行われているため, 計画内容を変更することは容易でない.環境影響評価が計画段階で行われれば, 開発事業は環境保護の観点から有意義に討議されることになるであろう.計画段階では, 計画内容が詳細に決まっていないので, 環境影響評価を行う場合, 影響の概略を知ることがその目的となる.
そこで, 自動車からの排出ガス拡散をケースとして, パーソナル・コンピュータを利用した計画段階の環境影響評価の予測手法を研究し, そのためのプログラムを作成した.そして, パーソナル・コンピュータを利用した予測が, 計画段階の環境影響評価に有効であることを示した.
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