現在, 汚泥処分法として利用されている埋立地の確保は困難になってきている.そのため生成汚泥低減化技術の開発が課題になっている.
そこで本研究では腐植土を添加剤として用い生成汚泥量削減効果を, 累積汚泥量と動力学パラメータの2つの面から検討を行った.また, スギナエキスにおいても同様に検討した.実験結果から以下のような知見が得られた.
(1) 累積汚泥量において1日あたりの生成汚泥量を求めると腐植土添加槽で1.45g, 無添加槽で1.74gとなった.
(2) 動力学パラメータから腐植土を添加することで無添加槽と比較すると40%生成汚泥量が削減された.
(3) スギナエキスを添加剤として用いた場合も腐食土使用時と同等の生成汚泥量削減効果が見られた.
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