水質汚濁防止法と瀬戸内海環境保全臨時措置法が改正され, いよいよCODを指標とする水質総量規制が実施されることになり, 同時に赤潮発生の原因とされている窒素, リンの削減が策定されている.
すでに各地で窒素, リンによる汚染の実態調査や削減可能量の検討が行われており, 近い将来において各水域での窒素, リンの規制が導入される可能性も出て来ている.
この様な現状において, 水中の窒素, リンの自動測定技術の現状はどうか, その問題点は何か, について考える必要があるものと思われる.本稿においては, とくに窒素の自動測定技術に焦点を合わせ, 技術の現状と問題点について解説することにした.
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