環境技術
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41 巻, 4 号
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研究論文
  • 津野 洋, 河村 正純, 西村 文武, 日高 平, 本間 康弘, 蒲池 一将, 渡部 紀一
    2012 年 41 巻 4 号 p. 227-234
    発行日: 2012/04/20
    公開日: 2013/04/03
    ジャーナル フリー
    溶解性の重クロム酸COD(以下CODと記す)濃度が1000~1500㎎/LおよびSS濃度が300㎎/Lとなるように糖質系高濃度食品工場廃水と人工的合成生ごみにより調整した調整食品廃水,ならびに実際の製あん食品工場廃水の処理に対し,生物活性炭嫌気性反応装置を適用し安定的および効率的な処理の可能性とその操作因子について検討した.調整食品廃水および製あん食品工場廃水に対し,COD流動床容積負荷が各々0.5~33㎏/(m3・日)および1.6~29㎏/(m3・日)の条件下で,平均全COD除去率は各々86%および89%であった.調整食品廃水に対して,平均溶解性COD除去速度を基にした固形性COD変換率は平均0.12㎏COD/㎏COD-除去量であり,流入固形性CODの95%が可溶化することがわかった.
技術報告
  • 超音波ネブライザ‐ICP発光分光法とボルタンメトリ法の比較から
    米田 大輔, 藤川 陽子, Paul LEWTAS, 濱崎 竜英, 菅原 正孝, 尾崎 博明
    2012 年 41 巻 4 号 p. 235-242
    発行日: 2012/04/20
    公開日: 2013/04/03
    ジャーナル フリー
    近年,土壌汚染対策において,汚染の概況を簡易かつ迅速に同定・調査する技術が求められている.我々は,重金属汚染の履歴のある場所で採取した土壌から,環境省告示第19号に定める手順で得た塩酸抽出液中の鉛を対象として,ボルタンメトリ法による簡易測定と ICP 法による測定の結果を比較した.一部の試料では,ICP 発光法とボルタンメトリ法の差が大きかったことから,測定における干渉要因についての検討を行った.
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