都市ごみ焼却プラントにおける最近の課題に焼却炉の自動燃焼制御 (ACC) とNOx制御がある.
ごみは雑多な物性を持つ成分の混合物であるので, 一般工業プロセスにおけるACCと同様の取扱いが不可能なため, 燃焼制御は長年にわたり運転員の技量に委ねられて来たが, 操業の安定化, 二次公害防除の確実化, 省力化などの目的でACCのニーズは急速に高まってきた.
一方NOx制御については, 焼却炉の排ガスからの脱硝はまだ問題が多く, 燃焼技術の改善によりNOxの発生を抑制すべきと考えられる.
これらの課題を解決する目的で実プラントを用いてテストを実施し, その結果として実用化の可能なことが判明した.
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