下水の高度処理系にポリオ2型ウイルス (Sabin2型株) を添加し, ウイルス感染価の変動を検索した.
二次処理水に添加された2, 300PFU/m
lのウイルスは, 塩素処理またはオゾン処理などのウイルスを不活性化する処理なしに, 活性炭処理後には見かけ上回収率0%まで低下した.
添加ウイルスはPACによる凝集沈殿 (PO
4-Pモル比4) で97.8%が凝集沈殿汚泥中に吸着された.しかし, 砂, アンスラサイトの二層濾過器での処理および活性炭処理では, ウイルスの除外効果は認められなかった.
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