巻号一覧
48 巻, 12 号
選択された号の論文の14件中1～14を表示しています
- |<
- <
- 1
- >
- >|
-
宮園 博光, 宇佐川 毅, 江端 正直原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 833-839
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリー本研究は、特定騒音である単発及び繰り返し衝撃音が、定常的な暗騒音と複合した場合、その衝撃音のノイジネスに及ぼす暗騒音の影響について検討したものである。実験は、単発衝撃音が狭帯域ノイズ中に存在する場合と、繰り返し衝撃音が、広帯域ノイズ中に存在する場合の2種類について行った。その結果、衝撃音のノイジネスは暗騒音のレベル上昇に伴い減少し、衝撃音に及ぼす暗騒音の影響は、衝撃音のキャリア近傍の周波数成分によるマスキングだけではないことが明らかとなった。更に衝撃音と搬送波の周波数構造があまり違わない場合には、暗騒音の影響は小さくなることが判明した。そして、そのノイジネスの減少は、衝撃音と暗騒音のエネルギー的な差により、ある程度説明することができた。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (782K) -
長谷川 光司, 鎌倉 友男, 熊本 芳朗原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 840-846
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリー本論文では、粘弾性チューブ内の音波伝搬とチューブの壁面運動とのカップリングについて述べる。チューブの壁面運動が局所作用であるという仮設のもとで統一的な理論展開を行い、音波の伝搬定数とチューブの材料定数の関係について示す。また、シリコーンゴムチューブを用いた位相速度と吸収に関する実験により本理論の妥当性を確認する。更に、その実験結果からチューブの複素弾性率を推定し、動的弾性率が静圧時のヤング率よりも大きくなることを述べる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (822K) -
平田 尚史, 瀬谷 浩一郎原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 847-853
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリー本論文では、強力音波によって払子コロナ放電の発光部が広がる現象についてその機構の解明を実験的に検討した。すなわち、針対平板電極を音響管内の定在波音場中に挿入し払子コロナ放電をさせ、(1)払子コロナ放電の発光部の広がりの大きさと音の大きさとの関係、(2)平板電極板上の電流分布、(3)電流波形等を定量的に観測し検討した。その結果、払子コロナ放電の発光部は、音の変位の振幅に比例して広がることが分かった。また、発光部の広がるのと同様に電流分布が音によって分散することが分かった。電流波形の観測からは払子コロナ放電のストリーマが間欠的に発生しながら音響管の軸方向に振らされることが分かった。このことから、払子コロナ放電のストリーマが音の粒子速度によって力を受けて振らされ、可視的には発光部が全体的に広がっているように観測されるものと考えられ、振らされる大きさは、音の変位の振幅の大きさに比例するものと考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (828K) -
尾本 章, 堤 文子, 藤原 恭司原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 854-862
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリー本論文では、半無限障壁による回折音に対して能動制御を適用し、障壁表面の音響的特性の変化が、制御の効果としての音圧減衰量にどう影響するかを考察した。ここでは障壁の両面とも同じ特性であり、完全反射、あるいは完全吸音であるものとしてハード、ソフト、吸音性の3種類を仮定した。楔型障壁による回折場を表わす解を用いた数値シミュレーションと近似的な2次元音場における実験の結果、障壁自体の遮音量はソフト>吸音性>ハードの順に大きいが、制御の効果としては、ハード>吸音性>ソフトの順に大きく、制御を行った状態での回折場のレベルは、どのタイプの障壁に対してもほぼ同様の値を示すことが分かった。これは、能動制御が、障壁表面の特性にかかわらず、有効に働くことを示しているものと思われる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1181K) -
広瀬 功一, 金井 浩, 中鉢 憲賢原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 863-870
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリー超音波ドプラ計測法を大動脈壁の微小振動速度の計測に適用すると、超音波パルスは大動脈壁の表面と裏面で反射するので、反射波はダブルピークの形状となる。従って精密な振動計測のためには、このダブルピークを固定して、表面と裏面からの反射波を分離する必要がある。しかし、従来のような反射波の最大振幅のタイミングの探索を行って大動脈壁での反射波をトラッキングする方法では、壁の平均的な振動速度しか得ることができない。そこで本論文では、心電図を参照しながら切り出した各被験者の代表的なダブルピーク波形をモデル波形に選択し、そのモデル波形と各反射波との相互相関をとることで、大動脈壁の表面と裏面に対応した二つのピークそれぞれのトラッキングを行う手法を提案する。更にトラッキングされた点における位相を用いて、大動脈壁の両面における微小振動速度を分離して推定する。このような精密な計測を行うことによって、大動脈弁の解放・閉鎖に伴う微小振動を得ることが可能となった。更に正常者と動脈硬化症の患者のこれらの微小振動をスペクトル分析した結果を示す。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (940K) -
山田 顕, 多勢 克己, 中村 僖良原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 871-875
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーDurninにより理論的に導き出されたベッセル形の無回折ビームは、有限開口の場合でもある程度長い距離にわたり広がらずに伝搬することから音響の分野でも注目され、研究が進められている。本報では、このようなベッセル形と類似の長距離集束超音波ビームを形成する実用的な方法として、放射面に重み付けを施したコニカル形トランスジューサを提案し、その放射音場について理論的に検討した。その結果、重み付けコニカル形は連続波駆動時に有限の開口を持つベッセル形と同等の放射音場特性を示すこと、また、パルス駆動時にはサイドローブが平坦化され、パルス長も短くなるなど、ベッセル形よりも有利な点があることが明らかになった。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (572K) -
板橋 秀一原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 876-877
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (307K) -
匂坂 芳典, 浦谷 則好原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 878-882
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (659K) -
田中 和世, 速水 悟原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 883-887
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (657K) -
小林 哲則, 板橋 秀一, 速水 悟, 竹澤 寿幸原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 888-893
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (864K) -
板橋 秀一原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 894-898
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (728K) -
牧野 正三, 二矢田 勝行, 真船 裕雄, 城戸 健一原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 899-905
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (696K) -
宮本 健作原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 906-912
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (1092K) -
石田 康二原稿種別: 本文
1992 年 48 巻 12 号 p. 913-
発行日: 1992/12/01
公開日: 2017/06/02
ジャーナル フリーPDF形式でダウンロード (183K)
- |<
- <
- 1
- >
- >|