円形ダクト内を非平面波として伝搬する音波について、断面積変化部における反射と透過特性に関する理論解析を行った。不連続に拡大及び縮小する断面における音場のダクト軸方向に関する境界条件より、反射波音圧に関する連立方程式を導き、これをパーソナルコンピュータを用いて数値計算し、反射波と透過波の音圧を求めた。また、断面積が連続的に変化する場合を考え、断面積変化部を軸方向に多数分割し計算を行った。平面波、及び非平面波の(1,1)モードと(2,1)モードの音波について、周知数をパラメータとして計算した結果と実験結果とを比較検討し、理論計算の妥当性を確認した。
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