従来楽器とは演奏インタフェースが異なる電子楽器を正確に演奏できているか評価することは深く行われてこなかった。楽器演奏の習得や上達には練習が必要である。しかし従来楽器とは異なる電子楽器の上達過程は分析されていない。本論文は二つの新規な電子楽器と従来楽器を3週間演奏して,演奏正確性を分析,比較した。その結果,鍵盤楽器は一定時間の練習により一定の上達を確認した。タブレット型電子楽器は鍵盤楽器と同程度の間違いの少なさでの演奏と同程度の速さの上達ができた。一方で,joystick型電子楽器は鍵盤楽器よりも演奏の間違いが多く,上達が難しかった。