日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
Print ISSN : 0369-4232
72 巻 , 12 号
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論文
  • 坂田 直人, 村上 哲郎, 中島 弘史, 中臺 一博
    2016 年 72 巻 12 号 p. 739-748
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/06/01
    ジャーナル フリー

    風雑音は一般的に非定常な雑音であり,信号の波形レベルでの相関をもとにした処理についてはあまり行われていない。本論文では2チャンネルを近接させたマイクロホンを用いて,各チャンネルで相関のある風雑音の収録を行い,相関の分析・風雑音の低減の二つの実験を行った。振幅・パワー・複素信号のそれぞれについてコヒーレンス関数により相関を分析した結果,どの項目についても125Hz以下で0.3~0.8の相関が確認された。その相関を利用して2種類の線形ビームフォーマにより風雑音の低減を行い,125Hz以下で3~10dB程度のパワーの低減が確認された。また,従来法(パワースペクトルサブトラクション)と提案法とでカートシス比を比較し,提案法は従来法に比べて音質の点で優位であることが確認された。

  • 名取 隆廣, 田邉 造, 古川 利博
    2016 年 72 巻 12 号 p. 749-760
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/06/01
    ジャーナル フリー

    本論文は中央定位するヴォーカル信号に伴奏信号が加わったステレオ楽曲信号から,ステレオ型カラオケ信号を生成する手法を提案する。提案手法は左右チャンネルのスペクトルの差を用いてヴォーカル信号の分散値を算出し,雑音抑圧手法を用いてステレオ型カラオケ信号を生成する。提案手法の特徴は,ヴォーカル信号の分散値を算出した後に左右のチャンネルに対して独立した状態空間モデルを構成することにより,(i) ステレオ型のカラオケ信号が生成でき,(ii) IFFTの回数が減少することによる演算量の軽減が可能である。本手法の有効性は,スマートフォンアプリケーションへの実装を通して明らかにされている。

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