名古屋市が,幹線道路を対象に,5年ごとに実施している騒音調査データを基に,沿道のL<Aeq>と,交通量,車線数,道路の幅員及び制限速度との関係について分析を行った。その結果,(1)沿道でのL_<Aeq>のばらつきのほぼ50%が,小型車類換算交通量Qと道路中央から路肩端までの距離dによって説明されること,(2)L_<Aeq>の車線数による差異は,-10 log_<10>によって整理されること,(3)log_<10> Q及びlog_<10>dを説明変数とするL_<Aeq>の重回帰式は,単純な線音源モデルより導かれるL_<Aeq>の予測式にほぼ一致すること,などが確認された。
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