日本畜産学会報
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17 巻, 3-4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 西川 義正
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 81-82
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 嘉兵衞, 千葉 博
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 83-86
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 内藤 元男, 野口 二四
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 87-96
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    初生より性成熟に至る迄の白色レグホーン種家維の正常發育過程に於ける主なる骨酪筋の成長を組織學的に研究し,之と肉眼的成績との關係,筋の組織と成長並に機能との關聯を檢討し,次の結論を得た。
    (1) 生體重の成長曲線は急峻なるS字状を呈L,性成熟後も引續き増量する。(2) 各筋の重量増加は矢張りS宇状曲線を示し,中期に著しく,20週以後その上昇は緩除となるが組織學的研究値より稍々遲れる。(3) 筋纖維厚徑は抛物線的成長を示すが早期に著しく,その後は一定の成長を續ける。(4) 筋纖維數の増加はS字状で中期に著しく,性成熟後は殆ど成長が停る。(5) 筋束面積の成長もS字状で中期に著しく,概ね纖維數と平行する。(6) 結合組織は後肢の筋及び胸部の筋に多く成長の中期より著しく増す。(7) 組織學的測定値は筋の機能と深い關聯を有し,上膊の筋は敏捷に働く事,胸部の筋は敏捷且つ強力なる事,後肢の筋は強力なる事が窺はれた。(8) 前躯の筋に比し後躯の筋の發育は劣り,且つ遲れるが後半に稍旺となり,而も成長が早く停るといふ事は鳥類の通有性並に雛といふ特殊の生態を有する鳥類の特徴が窺はれた。
  • 西川 義正, 和出 靖
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 97-98
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • 第1報 狸乳に關する研究
    岩田 久敬, 石井 時彦
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 99-101
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    毛皮獸養殖場の狸延9頭につき3年に亙り約30例の分析成績及數囘の調査成績を得た。その結果分娩後5日以内の初乳を除き常乳の性質を示せば次の如くである。1cc中の脂肪球數脂肪球 48.4~56.0 平均50.6億 脂肪球の大さ(徑) 1.2~7.2μ 普通2.3~3.3μ 比重(15°Cにて) 1.027~1.055 平均1.041 水分 77.41~83.95 平均81.05% 蛋白質 4.86~12.32 平均8.03% 脂肪 2.01~5.21 平均3.51% 糖分 4.20~10.89 平均6.63% 灰分 0.80~1.30 平均1.02% ビタミンB1 728~909 平均820γ% ビタミンC 2.0~7.4 平均3.5mg%
    上掲の如く狸乳の成分は本邦牛乳成分に比べて濃厚で特に蛋白質•糖分•ビタミンB1にあつては約倍に近きを認めた。他の脂肪•灰分•ビタミンCにあつては略々等しきを認めた。
    初乳は常乳に比べて稍々濃厚であつたが,然し常乳中にも同程度の濃厚乳を見ることがあつた。
    分娩後約80日間の乳の成分に就いて一定の變化を認め得なかつた。又年齡と乳の成分との關係も認め得なかつた。(搾乳技術の影響もあると思はれる。)
    個體と乳の成分との關係も認め得なかつた。(狸乳は時に甚だ濃稠で液状でないものがあつた。之は分析しなかつた。)
  • 西川 義正, 戸原 三郎, 高柳 正男
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 102-108
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
  • II. 腦下垂髄前葉の家兎排卵力價による檢討
    内藤 元男
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 109-115
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    硫酸銅の家兎排卵生起作用の本態に關する研究の第IIとして發情兎のA. H.と發情時硫酸銅液を注射し,排卵した24時間後の兎のA. H.とを乳劑とし,夫々他の發情兎に注射し,30~70%の反應を示した3用量と反應率とに基く家兎排卵單位により兩者のA. H.の力價を比較した。その結果を要約すれば,
    (1) 發情兎のA. H.には7.8單位(1排卵翼位當り乾燥A. H.量0.68mg)の力價があるに對し,人工排卵兎のA. H.では1,8單位(同じく2.78mg)に低落している事を確め,第I報に於けると同樣硫酸銅がA. H.を刺戟し排卵所要ホルモンを放出させたものであるとの結論を得た。
    (2) 第I報に於けるA. H.の細胞組織學的研究と併考すれば同報に於て假説としA. H.の細胞質顆粒と生殖線刺戟ホルモソとの關係及びA. H.の顆粒喪失とホルモン放出とは平行する事が認められる。
  • III. 幼若家兎腦下垂體前葉に及ぼす影響
    内藤 元男
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 116-118
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    硫酸銅が腦下垂體前葉の生殖腺刺戟ホルモン生成に關與するか否かを檢する爲幼若兎に對する影響を調べた。
    生後5週齡の幼若牝家兎に硫酸銅5mg含有液を耳靜脈内に1囘注射し24時間後屠殺し,前葉及び卵巣に就て無處理のものと比較檢討したのであるが,
    (1) 腦下垂體,同前葉は共に絶對量に於ても,生體重に對する指數に於ても試驗區の方が大であつた。
    (2) 前葉の細胞組織學的樣相は對照區に比し試驗區でα,βの相對値低く,面もβでは顆粒喪失中のものが多く,顆粒形成中のもの及び充滿せるものが少く,硫酸銅は顆粒喪失即ちホルモン放出には關與するがその形成には關與しない事を知つた。
    (3) 卵巣には兩區の間に認むべき差が現れなかつた。之は卵巣に反應を起させるに必要な前葉ホルモンが尚量的に十分存在しなかつた爲と思はれる。
    第I. 第II並にこの第III實験による硫酸銅の家兎排卵生起作用に關する研究結果を要約すれば硫酸銅は主として腦下垂體前葉を刺戟し,生殖腺刺戟,ホルモンを放出せしめ,それが排卵に十分なものであれば排卵を起す。併しホルモンを前葉に生成させる刺戟は有しないものと思はれる。
  • 第1報 精液採取法(人工膣法及輸精管マッサージ法)
    西川 義正, 和出 靖
    1946 年 17 巻 3-4 号 p. 119-123
    発行日: 1946/12/15
    公開日: 2008/03/10
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