日本畜産学会報
Online ISSN : 1880-8255
Print ISSN : 1346-907X
ISSN-L : 1880-8255
58 巻, 6 号
選択された号の論文の14件中1~14を表示しています
  • 小林 剛, 板橋 久雄
    1987 年 58 巻 6 号 p. 455-460
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    第一胃と十二指腸にカニューレを装着したホルスタイン種子牛5頭 (6カ月齢) を用いて, 血漿グルコース, インスリンとガストリン濃度に及ぼす揮発性脂肪酸 (VFA) の頸静脈内, 第一胃内および十二指腸内注入の影響を調べた. 酢酸, プロピオン酸または, 酪酸の平均注入量 (m-mol/kg体重) は頸静脈内注入では1.0, 第一胃内注入では3.9, 十二指腸内注入では3.2であった. 頸静脈と第一胃内へは2分以内に, 十二指腸内へは5分以内に注入した. 血漿グルコース濃度は頸静脈内注入では酢酸以外の場合には上昇し, 15分後に頂値を示した. 第一胃内注入ではプロピオン酸の場合のみわずかに上昇した. 十二指腸内注入では, いずれの場合も上昇は認められなかった. インスリン濃度は頸静脈内注入ではプロピオン酸と酪酸注入5~15分後に著しく上昇した. 第一胃内注入では酢酸以外の場合はわずかに上昇し, 十二指腸内注入ではプロピオン酸と酪酸の場合に5分後に顕著な頂値が認められた. ガストリン濃度は, 頸静脈内注入ではプロピオン酸と酪酸の場合のみ注入後に上昇した. 第一胃内注入では酢酸以外の場合はわずかな上昇傾向を示した. これに対して, 十二指腸内注入ではいずれのVFAの注入によっても上昇し, 注入後1~2時間にわたって比較的高いレベルが維持された.
  • 佐藤 博, 工藤 吉夫, 三島 哲夫, 柏木 甲
    1987 年 58 巻 6 号 p. 461-466
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    第一胃フィステル装着の泌乳中期の乳牛3頭を用いて給餌方法の影響を調べた. 給餌方法として (1) 濃厚飼料の給与を2回/日とし, 乾草とコーンサイレージを自由採食させる方式 (2回給餌),(2) 濃厚飼料を4回/日の給与とし, 乾草とサイレージを自由採食 (4回給餌),(3) 濃厚飼料, サイレージ, 乾草を42: 18: 40 (乾物比) で混合して自由採食 (混合給餌) の3方式につき, ラテン方格法で2週間ずつ飼養して採食量および産乳性への影響をみるとともに24時間にわたる第一胃内性状, 採食行動および12時間にわたる血液性状の変動について調べた. 乾物摂取量の平均は, 2回, 4回給餌および混合給餌につき, それぞれ17.7, 18.0および18.9kg/日であった. 同様に1日当りの採食時間は234, 261および323分, 反芻時間は446, 453および498分であった. 2回から4回給餌になると第一胃内pHの変動が小さくなり, 混合給餌ではこの傾向がより明瞭になった.第一胃内のアンモニア濃度が著しく上昇する頻度も2回給餌で最も高かった. VFA濃度には明瞭な差を認めなかったが, 2回給餌では酢酸/プロピオン酸比率の低下する頻度が高かった. 2回および4回給餌では日中に血漿グルコース濃度が大きく低下したが, 混合給餌では変化が小さかった. 濃厚飼料給与回数の増加および混合飼料の自由採食による飼養法は採食量の増大, 乳脂率の改善, 第一胃内性状および血漿成分の恒常性維持などに有効なことが判明した.
  • 脇田 正彰, 小林 泰男, 星野 貞夫
    1987 年 58 巻 6 号 p. 467-473
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    黒毛和種雌牛16頭を供試し, サリノマイシン (SL) を給与した時の増体量, 濃厚飼料要求率および第一胃液性状に及ぼす影響を検討した. 1区8頭を群飼してSL無添加およびSL20ppm添加濃厚飼料を9カ月齢から337日間給与した. 濃厚飼料は肥育段階に応じて内容と給与量を変更した.試験終了時体重と1日当りの平均増体量は, SL給与区が有意に増加し (P<0.05), 濃厚飼料要求率は約11%改善された. 第一胃液pHは, SL給与による明らかな影響は見られなかった.SL給与によってアンモニア濃度が顕著に減少した. プロトゾァ数はSL給与によって減少したが, その後回復が見られ245日後は対照区とほぼ同じレベルになった. 揮発性脂肪酸 (VFA) 総濃度は, 両区には差が見られなかったが, SL給与区は, プロピオン酸の割合が著しく増加し, 酢酸および酪酸の割合が著しく減少して, 酢酸: プロピオン酸比が常に低い値になった.SL給与区と対照区のアンモニア濃度, プロトゾア数, VFA組成割合などの第一胃液性状の差は試験前半に顕著であり, 飼料要求率改善効果も試験前半に認められた.
  • 大谷 元, 細野 明義
    1987 年 58 巻 6 号 p. 474-482
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    ラクトース存在下で加熱したβ-ラクトグロブリン (Lac-β-Lg) には, β-ラクトグロブリン (β-Lg) 自体の熱変性により形成された一次構造依存型の抗原決定部位が少なくとも3個存在し, それらはβ-Lgの一次構造上, 41-107域と125-145域に位置することを示すと共に, 61番目のTrp残基付近にも抗原決定部位が存在する可能性を, 先に示した. そこで, 本論文では, β-Lgに2-nitro-5-thiocyanobenzoicacidを作用させてシアニル化後, アルカリ処理を施し, Cys残基の位置で特異的に切断し, その分解物より, N-末端から65番目までのペプチドを単離し, そのペプチド1-65と既報で単離した25-107の抗原活性を比較した. ペプチド1-65, 25407および両ペプチドの混合物は, 抗Lacβ-Lg抗体とS-カルボキシメチル化β-Lgの反応における沈降物の形成を, それぞれ, 51.9%, 552%および55.0%阻害した. また, 酵素免疫測定法においても, ペプチド1-65と25-107は抗Lac-β-Lg抗体と同程度の反応性を示し, かつ, 両ペプチドを混合しても反応性に顕著な増加は認められなかった. これらの結果, 並びに既報において単離したβ-Lgの一次構造上, 1-7, 8-24, 25-40, 41-107, 25-61, 62-107, 108-124, 125-145, 108-145および146-162域のペプチドの抗原活性より, Lac-β-Lgの調製時にβ-Lg自体の熱変性により形成された抗原決定部位は, 41-61域, 125-145域に位置するものに加えて, 61番目のTrp残基が関与したものも存在するものと考えられる.
  • 井上 達志, 豊川 好司, 坪松 戒三
    1987 年 58 巻 6 号 p. 483-489
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    稲ワラにin uitro消化法を適用する際, その特徴的難消化性成分構成から良質の牧草などよりも分解速度が遅いため, 迅速セルラーゼ法ならびに人工ルーメン法のより適当な培養時間について検討し, 次の結果を得た.
    1. 迅速セルラーゼ法のin vitro乾物消化率 (以下IVDMDと略) は培養2時間目まで急速に高まり, その後安定傾向を示したが, in vivo消化率を大きく下まわった. 2. 人工ルーメン法のIVDMDは培養72時間を超えなければ安定せず, また胃液採取メン羊の飼養条件によってIVDMDが変動した. 3. 培養2時間目の迅速セルラーゼ法IVDMD, および72時間目の人工ルーメン法のIVDMDはin vivo乾物消化率との間でそれぞれr=0.954 (P<0.01), r=O.899 (P<0.01) の高い相関関係を得た. 4. 稲ワラのin vivo栄養価値を推定するin vitro消化試験法として, 培養条件を一定化できる迅速セルラーゼ法が適切であり, 培養時間は2時間が適当と考えられた.
  • 生雲 晴久, 石田 元彦, 滝川 明宏
    1987 年 58 巻 6 号 p. 490-496
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    蒸煮処理木材 (以下, 蒸煮木材) 中の酢酸, フルフラール生成量を測定して, それらが蒸煮木材の水分測定に及ぼす影響について検討した. またフルフラールについては, そのルーメン内変化をin vitro法にて追求した. 供試した4種類の蒸煮木材は, 圧力10.5kg/cm2で, 時間20分あるいは17kg/cm2で15分の, いずれかの処理を受けたものであるが, 平均して2.04%の酢酸と0.62%のフルフラールを含んでいた. 両化合物ともに揮発性であることから, 蒸煮木材中の水分定量を105℃, 16時間の熱乾法で行なうと酢酸で約85%, フルフラールで約88%が空気中に消失し, その消失分は水分含量の過大評価となった. これは蒸煮木材中の水分含量を平均約6%過大評価するものと計算され, 無視できない値であった. 一方. トルエン蒸溜法にて測定された水分含量は, 熱乾法測定値の補正値とほぼ一致した. この値は酢酸, フルフラール揮発量を補正した真の水分含量に近いと考えられる. したがって, 蒸煮木材の水分測定法としてはトルエン蒸溜法が熱乾法よりも優れている.
    ルーメン内容液のin vitro培養において, フルフラールは揮発性脂肪酸の生成量を抑制した. またフルフラールはフルフリルアルコールに還元されたが, 反芻胃動物のエネルギー栄養源になるとは考えられなかった. したがって, 蒸煮処理によるフルフラールの生成は好ましくないといえる.
  • 柿市 徳英, 鎌田 信一, 小林 茂, 内田 和夫
    1987 年 58 巻 6 号 p. 497-504
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    ばっ気式ラグーン法に生物学的脱窒法を応用した処理法, すなわちばっ気式ラグーン脱窒変法により豚糞の処理を試みた. 実験は全好気のばっ気式ラグーン法を対照として行なった. 脱窒変法の条件は汚水流入3時間, 脱窒撹拌5時間, エァレーション17時間および沈殿2時間とした. 一方, 対照区では汚水流入3時間, エァレーション22時間および沈殿2時間とした. また, 両行程ともに5日滞留とし, 20日間の連続運転を行なった. その結果, 処理水TOCは両区に有意差を認めなかったが, 処理水の全窒素および硝酸態窒素の両者ともに脱窒変法が対照区に比べ有意(P<0.01)に小さい値であった. 十分な窒素除去率を得るためには, 脱窒変法による8日間以上の馴養期間が必要であった. さらに, TOCIFN比が3以上で, 窒素除去効率は85~96%が得られた. 以上により, 半回分式のばっ気式ラグーン脱窒変法は1つの反応槽のみでBODの酸化, 硝化, 脱窒および沈殿の全行程を1日間で行えることが示唆された.
  • 栂村 恭子, 宮崎 昭, 川島 良治
    1987 年 58 巻 6 号 p. 505-510
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    22.5kg/cm2の水蒸気圧で, 1, 1.5, 2, 3, 4分間加圧し, 爆砕処理を施した稲わらを用いて, まずin vitro消化率を測定し, 最適処理時間を検討した. その結果, 2分間処理した稲わらのin vitro有機物 (OM) 消化率は, 無処理のものと比べ, 51%から77%へと大幅に改善された. しかしそれ以上長く加圧しても, 消化率の改善はみられなかった. 上記の結果にもとづき, さらに爆砕稲わらの, 反芻家畜に対する栄養価値を調べるために, 6頭の去勢めん羊を用いて消化試験を行なった. 乾草40%とふすま60%から成る基礎飼料と, 基礎飼料の30%を, 稲わらあるいは, 2分間処理した爆砕稲わらとにそれそれ置き換えた飼料を, 3×3ラテン方格法で給与した. 稲わらのOM消化率は, 爆砕処理によって43%から53%へと上昇した. OM消化率の改善は主に, 稲わらの主成分である細胞壁構成成分, なかでも特にセルロースの消化性の改善によるものであった. また, 処理によって可消化エネルギーと代謝エネルギーは, それぞれ, 1.67から2.16へ, 1.31から1.75Mcal/kg DMへと高まった. 窒素蓄積量は爆砕稲わらを給与したとき, 無処理の稲わらを与えたときに比べ, いくぶん低くなったが, 有意差は認められなかった.
  • 田中 智夫, 吉本 正
    1987 年 58 巻 6 号 p. 511-515
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    給餌刺激が産卵鶏の摂食行動に及ぼす影響を明らかにするため, 不断給餌 (NN), 不断給餌後強制給餌 (NF), 24時間絶食 (DN), 24時間絶食後強制給餌 (DF) の4条件の後, ペレットを自由採食させて摂食行動を観察した. 強制給餌は, 粉砕飼料40gを水60mlに混合撹拌し, 25cmのビニルチューブを付けた60mlシリンジを用いて嘘嚢に直接注入した. 自由採食開始後30分間における採食量は, NNが4.2gに対してDNでは39.8g, DFで22.1g, またNFではゼロで, それぞれの間に有意差が認められた. その間にみられたついばみのうち, 実際に採食した真の採食の割合はNNが88%, DNが16%, DFが42%であったが, NFではこの間は全く真の採食が見られず, 全て遊びであった. 以上から, 給餌刺激は, いずれの状況においても摂食行動を喚起させたが, 空腹, および採食の動機付けの程度の差により, 真の採食と遊びの採食の割合が異なることが明らかになった.
  • 山内 邦男, 井越 敬司, 上野川 修一
    1987 年 58 巻 6 号 p. 516-527
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    ゴーダタイプチーズ熟成中の蛋白質分解に関与するプロティナーゼを, 硫安塩析, CM-セファデックスクロマトグラフィーおよびDEAE-セルロースクロマトグラフィーにて精製した. 得られた精製酵素はポリアクリルアミドゲル電気泳動で調べた結果, ほぼ均一であり, またその至適pHは8.0であった. 本酵素はDFP, TLCKおよびSTIで阻害されるところからトリプシン様酵素と推定され, またその分子量は100, 000と見積もられた. 本酵素をカゼイン成分に作用させ, その分解性について電気泳動を用いて調べた. その結果, αs1-カゼインからはいくつかの分解産物が出現し, またβ-カゼインからはγ-カゼインと移動度を同じくする成分の出現が認められた.
    以上の本酵素の性質は牛乳中のアルカリプロティナーゼとよく似ていた. 従って, 本酵素は牛乳中のアルカリプロティナーゼそのものと考えられた.
  • 島崎 敬一, 中島 秀樹
    1987 年 58 巻 6 号 p. 528-531
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    Although horse immunoglobulins from serum have been utilized for medical use such as anti-toxin preparations, their physiological and biological properties, apart from the antigen-antibody reaction, are little known. One of the biological properties possessed by immunoglobulin molecules is their specific affinity to Staphylococcal Protein A. In the cases of immunoglobulins of other animals such as human, rat, mouse, rabbit etc., preparation and quantitative assay of immunoglobulins in serum, milk and other secretions have been carried out based on their specific interactions with immobilized Protein A. However, such techniques are rarely applied to horse immunoglobulins, due to the lack of basic information on the binding properties to Protein A. The purpose of this study is to investigate the binding properties of horse colostral immunoglobulin to Protein A.
  • 勝田 新一郎, 田場 典治, 細見 弘
    1987 年 58 巻 6 号 p. 532-534
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    We previously reported the mean level and variability of mean arterial blood pressure (MAP) for 6 hrs in unanesthetized rabbits.The variability of MAP was significantly small, if MAP was in the normotensive range.This suggest that the carotid sinus and aortic arch baroreflex systems might powerfully control arterial blood pressure (AP) in a normotensive state.However, there are quantitative differences in responsiveness of the carotid sinus and aortic arch baroreceptors.The carotid sinus baroreceptor responds to change in AP above 50-60mmHg and functions most powerfully at around 100mmHg.The aortic arch baroreceptor initiates to respond to AP above 80-90mmHg and operates most strongly at 120-160mmHg. In a normotensive state, the carotid sinus baroreceptor is considered to contribute much to regulation of AP in comparison with the aortic arch baroreceptor.If the carotid sinus baroreflex does not function, AP could become unstable.
    In the present study, effects of bilateral sectioning of the carotid sinus nerves on mean level and stability of MAP were examined in conscious rabbits.MAP recordings for 6 hrs were performed before and after sectioning the carotid sinus nerves.Mean value and standard deviation of MAP in carotid sinus denervated rabbits were compared with those in intact rabbits.
  • 古瀬 充宏, 小牧 弘, 押尾 全悦, 菊池 勝, 森本 宏
    1987 年 58 巻 6 号 p. 535-537
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    The unique ability of ruminants to utilize non-protein nitrogen (NPN) in place of dietary protein has been extensively investigated.Several NPN compounds such as urea, ammonium salts, biuret and isobutylidene diurea (IBDU) have been studied. Biuret and IBDU which release ammonia slowly in the rumen are less liable than urea to lead to accidental toxicity, but neither biuret nor IBDU is found to be superior to urea in nitrogen utilization. There was, however, little evidence as to the value of various amide-nitrogen except for the amides of asparatic and glutamic acid.
    In the present study, the effects of dietary propionamide on digestibility of feeds in goats were investigated as both potential nitrogen and energy sources.
  • 藤原 勉
    1987 年 58 巻 6 号 p. 538-542
    発行日: 1987/06/25
    公開日: 2010/11/26
    ジャーナル フリー
    In ruminants given a roughage filled diet, their rumination behaviour appears to be influenced by the changes of amount of daily ration, and also by the physical and chemical properties of feed. Likewise, the changes in rumination behaviour would obviously relate to the utilization of roughage feed.
    In the series of experiments on the utilization of silages made from the fibrous residues left after the extraction of leaf protein concentrates of legumes in sheep, it has been reported that the time spent eating and ruminating with the silages were fairly lesser than those with orchardgrass and timothy hays, when used as a roughage and it was found to be equal in food value. Furthermore, it has also been reported, on the bas is of eating and rumination behaviour in sheep, that the nutritive value of dried fibrous residues from legume plants should be a little superior to that of the same fibrous residues after ensiling.
    In this paper, the eating and rumination behaviour in sheep fed with the dried fibrous residues left after the extraction of leaf protein concentrates of oat and Italian-ryegrass are discussed in relation to the utilization of the residues as a roughage feed.The data was obtained from the sheep in the experiment described by Fujihara and Ohshima.
feedback
Top