The Japanese Journal of Antibiotics
Online ISSN : 2186-5477
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56 巻, 3 号
選択された号の論文の5件中1~5を表示しています
  • 欧米ならびに本邦における注射用抗菌薬の使用状況
    相川 直樹, 相馬 一亥, 竹末 芳生, 草地 信也
    2003 年 56 巻 3 号 p. 149-162
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 大久保 豊司, 伊豫部 志津子, 藤木 結花, 嵯峨井 均
    2003 年 56 巻 3 号 p. 163-170
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    2002年に分離された臨床由来細菌, Staphylococcus aureus (MSSA), Streptococ pyogenes, Streptococcus agalactiae, Moraxella (Branhamella) catarrhains Haemopilus influenzae各々50株, およびStreptococcus pneumoniae43株を用いてマクロライド系抗生物質 (MLs) の抗菌力を測定した。臨床分離菌株は主として呼吸器由来とし, S. agalactiaは産婦人科由来も含めた。薬剤はErythromycin (EM), Clarithromycin (CAM)(AZM) およびRokitamycin (RKM) の4薬剤を用いた。
    抗菌力は ほとんどの菌種において, 16員環MLsのRKMより14員環MLsのEM, CAMの方が強かったが, S. pneumoniaeに対してはRKMの方 が優れていた。
    MLs耐性菌はS. aureus, S. pyogenes, S. agalactiaeでそれぞれ, 6株, 3株, 4株であった。S. pneumoniaeでは35株 (81.4%) がMLs耐性を示し, このうち15株がいずれかの薬剤のMICが>128μg/mlの高度耐性であった。RKMでは14, 15員環MLsに比べて耐性菌が少なく, 中等度耐性が12株, 高度耐性は1株のみであった。M. Catarrhalis, H. influenzaeはいずれの薬剤に対しても耐性菌は認められなかった。
    耐性菌についてダブルディスク法によるMLs耐性機序の解析を行った結果, S. aureusでメチル化型が多く, S. pyogenesでは全てがメチル化型であった。一方, S. agalactiae S. pneumoniaeではメチル化型と排出型が約半々であった。
  • 松崎 薫, 吉森 可苗, 鹿野 美奈, 渡部 恵美子, 佐藤 弓枝, 長谷川 美幸, 小林 寅哲, 山中 昇
    2003 年 56 巻 3 号 p. 171-179
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    一次医療機関において急性咽頭・扁桃炎患者より分離した主要検出菌2865株に対するlevofloxacin (LVFX) およびその他経口抗菌薬のMICを測定し, NCCLSのbreakpointにより検討を行った。
    その結果Haemophilus influenzae773株に対しLVFX, cefditoren (CDTR), cefeapene (CFPN) のMIC50は≤0.06μg/mLと極めて強い活性を示し, LVFXのMIC90値はMIC50と全く変わらなかった。
    各種腸内細菌 (Enterobacteriaceae) 496株に対してもLVFXのMIC50は≤0.06μg/mLと最も強い活性を示し, 次いでCDTR, cefdinir (CFDN), cefpodoxime (CPDX) の0.5μg/mLであった。本菌群に対してこれらのセフェム系抗菌薬のMIC90は著しく上昇するのに対し, LVFXは2倍の上昇で0.12μg/mLであった。
    Streptococcus pyogenes555株, Streptococcus spp. 495株に対してはCDTR, CFDN, CPDX, CFPNのセフェム系抗菌薬およびclarithromycin (CAM) のMICが低く, ほとんどの試験菌は≤0.06μg/mLで, 次いでazithromycin (AZM) が0. 12~0.25μg/mLと強い活性を示した。S. pneumoniae92株に対して, CDTR, CFPNのMIC50は0.12, 0.25μg/mLと低い値であったがMIC90では4倍高かった。Moraxella (Branhamella) catarrhatis454株に対してはLVFXが強い活性を有し, MIC90は≤0.06μg/mLでセフェム系抗菌薬は0.5μg/mL以上であった。
    これらの試験菌の抗菌薬感受性をNCCLSの基準によって判定すると, LVFXはその他のStreptococcusspp. に約3%程度の耐性株を認めたが,H. influenzae, S. pyogenes, Entero-bacteriaceaeには全く耐性株が存在しなかった。NCCLSに感性/耐性の基準が存在するセフェム系抗菌薬の感受性率は60~90%程度と薬剤, 菌種に対し様々であった。またS. pneumoniaeはCFDN, CPDXに対して21~25%の株が耐性, CAM, AZMに対し50%以上が耐性であったが, LVFXに対する耐性株は全く存在しなかった。
    以上の成績から一次医療機関において急性咽頭・扁桃炎患者より分離された主要検出菌はLVFXに高い感受性率を示し, 経口セフェムおよびマクロライド系抗菌薬耐性株に対してもLVFXは有用な薬剤である事が示唆された。
  • 2003 年 56 巻 3 号 p. 181-202
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
  • 2003 年 56 巻 3 号 p. 203-248
    発行日: 2003/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
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