日本大腸肛門病学会雑誌
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54 巻 , 5 号
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  • 山口 隆将, 猪股 正秋, 折居 正之
    2001 年 54 巻 5 号 p. 317-322
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Dextran sulfate sodium と azoxymethane によるマウス大腸発癌テデルに対してcyclooxygenase-2 (COX-2) 選択的阻害剤 nimesulide (NIM) を投与し, 大腸腫瘍発生抑制効果とその機序について検討した. 大腸腫瘍が発生した個体別腫瘍発生数, aberrant cryptfoci 数およびCOX-2陽性率はNIM投与群において非投与群に比して有意に低値であり, さらにCOX-2発現度はNIM用量依存性に減少する傾向を示した. またapoptosis indexにおいてNIM投与群は非投与群に比して有意に高値であった. NIMはマウス慢性大腸炎の癌化モデルにおいて大腸腫瘍の発生を有意に抑制し, その機序の一つとしてapoptosis亢進作用が考えられた.
  • 中島 康, 高橋 慶一, 安野 正道, 森 武生
    2001 年 54 巻 5 号 p. 323-327
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    大腸癌の術後30日以内に発症した早期イレウスについて検討した. 早期イレウスは初発大腸癌手術2193例中99例, 4.5%にみられた. 99例を保存的治療群69例と再開腹術群30例に分類し, さらに経口摂取再開前にイレウスとなった12例( 早期手術群) と経口摂取再開後にイレウスとなった18例 (待機手術群) に分類した. 年齢, 性, 初回術式, 原発巣占居部位, 郭清範囲に差はなく, 原因の70%は癒着性であった. 早期手術群は保存的治療群より手術時間 (234 : 178分p=0.0079) は長く, 出血量 (1066 : 479mlp=0.0017) は多かった. 発症時期は術後6日以内が31.4%, 7日目以降は68.6%であった. 保存的治療で40.4%が6日以内に, 63.6%が9日以内に軽快したが, 早期手術群は全例が8日以内に再開腹となった. 待機手術群は平均20日間の保存治療後に再開腹となった. 術後早期にイレウスを発症した症例では6~9日間の保存的治療で軽快しなければ再開腹を考慮すべきと思われた.
  • 高木 融, 鶴井 茂, 多村 幸之進, 青木 利明, 田村 和彦, 若菜 洋一, 加藤 孝一郎, 青木 達哉, 小柳 泰久
    2001 年 54 巻 5 号 p. 329-333
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    Fournier壊疽の2例を経験したので報告する. 症例1は52歳, 男性. 肛門周囲の痛みを主訴に入院. 陰嚢から肛門周囲に著明な発赤と腫脹を認め, CTでは, 同部に膿瘍腔とガス像を認めた. 切開, デブリードメント施行し, 術後, 高圧酸素療法, エンドトキシン吸着療法を併用し第50病日退院となった. 症例2は57歳, 男性. 肛門周囲の痛みを主訴に入院. 陰嚢から肛門周囲に発赤があり著明に腫脹していた. CTでは, 同部に膿瘍腔とガス像を認め, また, 下行大動脈に径6cmの動脈瘤を認めた. 切開, デブリードメント施行し, 術後, 高圧酸素療法, エンドトキシン吸着療法を併用した. 経過良好であったが, 第11病日に大動脈瘤破裂にて死亡した. 本症に対する治療において, 早期診断と広範な壊死組織のデブリードメントが救命のうえで重要と思われた. また, 薬剤感受性を頻回に検査し抗生剤を変更し, 高圧酸素療法, エンドトキシン吸着療法などの併用も必要であると思われた.
  • 万井 真理子, 辻仲 利征, 西庄 勇, 三嶋 秀行, 吉川 宣輝
    2001 年 54 巻 5 号 p. 335-341
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    症例は58歳男性. 右下腹部痛と下痢を訴え受診. 7年前胃癌にて胃全摘術施行. 注腸で横行, 下行, S状結腸と直腸に壁の辺縁硬化や鋸歯状不整を伴う全周性狭窄と粘膜の顆粒状小隆起を認めた. 内視鏡で同部の粘膜が浮腫状に肥厚し, 浅い潰瘍や半球状の顆粒集族も認めた. 生検上低分化腺癌・印鑑細胞癌を認め原発性びまん浸潤型大腸癌または胃癌による転移性びまん浸潤型大腸癌を疑い手術施行. 腹膜播種なく左半結腸切除および直腸切断術を施行. 病理組織で初回手術の胃癌同様, 粘膜下層中心に漿膜下までの癌浸潤と間質結合組織増生を認め, 胃癌による4領域を越える転移性大腸癌と診断した. 転移性大腸癌は原発巣術後5年以上でも発症し, 臨床的所見に乏しいことがあるため注腸等による定期的な画像診断が有用だが原発性びまん浸潤型大腸癌との鑑別が必要である. 転移巣切除後の予後は良好でないが, 治癒切除可能ならば原発性大腸癌に準じた手術を行うべきである.
  • 前田 耕太郎, 丸田 守人, 内海 俊明, 佐藤 美信, 升森 宏次
    2001 年 54 巻 5 号 p. 343-344
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 河原 秀次郎, 黒田 陽久, 向井 英晴, 佐藤 慶一, 小野 雅史, 鈴木 俊雅, 久保 宏隆, 平井 勝也, 青木 照明
    2001 年 54 巻 5 号 p. 345-346
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 54 巻 5 号 p. 347-372
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
  • 2001 年 54 巻 5 号 p. 373-382
    発行日: 2001年
    公開日: 2009/06/05
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