地質学雑誌
Online ISSN : 1349-9963
Print ISSN : 0016-7630
ISSN-L : 0016-7630
49 巻, 586 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
  • 今井 秀喜
    1942 年49 巻586 号 p. 267-278
    発行日: 1942/07/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 青地 清彦
    1942 年49 巻586 号 p. 279-281
    発行日: 1942/07/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 大立目 謙一郎
    1942 年49 巻586 号 p. 285-287
    発行日: 1942/07/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    筆者の手元に石狩炭田の石狩統から産出した多數のカハニナ屬化石がある。其等をMelanodes(Semisulcos-pira) fiscina(YOK.,)として記載した。其等の産地は次の如くである。1)石狩國空知郡蘆別町, 上部蜆介層(高尾彰平氏採集) 2)同上, 赤平村, 赤間ノ澤, 下部蜆介層(角岡蘇一郎氏採集) 3)同上, 砂川町, 歌志内川樋口ノ澤, 上部蜆介層(下河原壽男氏採集) 圖版に示した如く, 高さ最高22粍, 最低7粍であり, 外形, 模様等に若干の変化を伴ふ。殼口の性質は正にカハニナに屬する。唯成長したものに於ては丈が高く細つそりし, ヌノメカハニナの形態を呈する。雨龍炭田産Thiara fiscina YOKOYAMA, 1932 は原圖版に於いては不完全な小さい標本のやうに思はれるので, 鈴木好一學士に原標本を觀て頂いた處Semisulcospiraとのことである。惟ふに兩龍炭田産のものは爰に紹介するものヽ幼殼であらう。ヌノメカハニナMelanoidesとカハニナSemisulcospiraとの殼での區別は極端なもの以外は, 特に化石として産出する場合殼口が良く保存されてゐない限り困難なことが多からう。爰には便宜上SemisulcospirをMelanoides s.,l.,亞屬として取扱って置く。
  • 淺野 清
    1942 年49 巻586 号 p. 288-294
    発行日: 1942/07/20
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
    東亞の近生代に屬する有孔蟲類に特に興味ある1科としてノドサリデ科がある。此者は筆者の〓に發表せる日本産のものに就いて述べた如く, Robulus-Planulariaフォーナを含有し, 鮮新期時代には可成り特徴のある分布を示し, 日本の太平洋岸の同時代のものは, 日本海岸の同時代のものより寧ろ南洋方面のフォーナと密接なる關係あることが, 凖既に先年, 矢部教授及筆者の研究によるジャワ産のものと比較されて判明したことであるが, 今囘橋本理學士採集の比律賓産のものと比較して一層根據付けられた。尚有孔蟲フォーナ全體として比律賓群島の第三紀層は, 臺灣及ジャワのものと甚だ近似せることを記述したものである。之等東亞に於けるノドサリデ科有孔蟲類の總括的研究は別に發表の用意があるので, 本文に於ては比律賓産のものヽ中に發見されたる本科のリスト及4つの新種を記載し, 之等に次の名稱を與へた。Robulus pseudoechinatus n., sp., Planularia mindoroensis n., sp., Robulus sumaguiensis n., sp., Planularia luzonica
feedback
Top