地質学雑誌
Online ISSN : 1349-9963
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103 巻, 1 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 大竹 正巳, 佐藤 比呂志, 山口 靖
    1997 年103 巻1 号 p. 1-20
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2008/04/11
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  • 竹村 厚司
    1997 年103 巻1 号 p. 21-35
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2008/04/11
    ジャーナル フリー
  • 平岡 義博
    1997 年103 巻1 号 p. 36-46
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2008/04/11
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  • 磯野 陽子, 榊原 正幸, / 高橋 美千代, Michiyo Takahashi
    1997 年103 巻1 号 p. 47-66
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2008/04/11
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  • 竹内 徹
    1997 年103 巻1 号 p. 67-79
    発行日: 1997/01/15
    公開日: 2008/04/11
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  • 小笠原 憲四郎, 長谷川 四郎, 久田 健一郎, 三橋 順, 川田 洋平, Gladenkov, Y., Barinov, K., St ...
    1997 年103 巻1 号 p. I-II
    発行日: 1997年
    公開日: 2010/12/14
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    サハリン北端部のシュミット半島地域には, 海岸沿いを中心に古第三系から新第三系の鮮新統にいたる連続的な層序が観察できる. この地域の第三系のは槙山次郎の探検記(1923)や層序の概要(1924), さらに本邦常磐炭田地域との貝類化石群の類似性などが議論され, いわゆる漸新世の「マチガル浅貝動物群」(Makiyama, 1934) の模式地の一つとして古くから知られてきた. 筆者らは国際学術研究 (代表; 小笠原憲四郎)として, 1996年8月19日から9月9日の間, ロシア科学アカデミー地質学研究所の研究者と共同で本地域の第三系を調査した. 踏査地域はサハリン最北端部のマチガル湖からピリーイ岬基部及び半島西海岸のボルドナヤー川からマタ川のルートで, これらの地域には道路や人家は全くない. そのため, 現地へのアプローチは北サハリンの石油町オハからヘリコプターをチャーターし, 一部で大型 6輪車を使用し, キャンプ生活をしながらの調査であった. 本地域の第三系は白亜系の枕状溶岩と不整合, 一部断層関係で接し, 下部からマチガル層, トゥミ層, ビリ層, カスケード層などに区分されている. マチガル層は含炭の砂岩泥岩であるが, その上位の下部一中部中新統は基本的に層理の発達した硬質黒褐色シルト岩から構成されている. これらの中新統には, 最大で長径10m短径5mにも達する巨大石灰質コンクリーションが頻繁に認められた. 更に一部のタービダイト性砂岩には拳大からあずき粒大の微小コンクリーションなど, 全体的にはさまざまのサイズと形態を呈するコンクリーションが認められた. 一般にコンクリーションは続成作用, 特に初期続成作用の過程で形成され, 核を中心に成長するため球形を呈することが多い. またこの初生的な成長を考慮して, 地層の圧縮変形(コンパクション)の度合いなどの見積もりなどに利用されている. ここに示した長径7mにも達する巨大なコンクリーションから微小なものまでの産状は, その形成過程や地層の圧密などを考える上で絶好の素材であると考える.
  • 渡部 直喜, 丸井 英明, 佐藤 修
    1997 年103 巻1 号 p. III-IV
    発行日: 1997年
    公開日: 2010/12/14
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    1996年12月6日午前10時40分頃, 姫川支流の蒲原沢(第1図)で土石流が発生した. 土石流は下流の災害復旧工事現場を直撃し, 作業員14名が死亡あるいは行方不明となる惨事となった. 蒲原沢は急峻な地形(第2図)の荒廃した渓流である. 上空からの観察によって, 2か所(標高1350m付近と600m付近) の新規崩壊場所が確認された (写真2-4). 源頭部の崩壊は標高1350m付近にあり, 来馬層群と第四紀風吹火山噴出物との地層境界部(第3図)にあたる. この付近は地形的勾配変曲点であり, 侵食営力が集中しやすい. 標高600m付近の崩壊は, 渓岸斜面下部が侵食されることによって生じたとみられる. 今回の土石流は, 蒲原沢上流の標高1350m付近の源頭部で新たな斜面崩壊が発生し, 崩落した土砂が急勾配の沢を流下する過程で, 不安定な渓床堆積物の取り込みや渓岸侵食によって, 発達していったものと推定される. 蒲原沢では1995年7月11日の集中豪雨による姫川土砂災害の際にも国界橋より下流に新設した「新国界橋」を押し流す大規模な土石流が発生している.
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