医療
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30 巻, 8 号
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  • 伊藤 正吾, 山崎 昭
    1976 年 30 巻 8 号 p. 691-701
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    SLEはSkin rash, Fever, Arthralgiaなどが種々の組合せとか種々の長さであらわもすのである. それらはImmune complexで惹起されると考えられており, 寛解と増悪を繰り返す疾患である. SLEの発病, 経過は同じではなく, 従つて臨床的に診断することはむずかしい.
    そこで今までに何人かがSLEの診断基準を提案している. それをここでは集めてみようと考えて全部で12をあつめ得た.
    これらの診断基準をみると2種類あつて, 1つは各病状項目に同じ重さで評価しているが, 他のものではRash, LE細胞現象などには他のものよりも重要視しているものとがある.
    今回何が一番よいかは述べられないし, それを論ずるつもりはないが, これらをよくみることがSLEについての理解に役立つものと考えている.
  • ―国立病院膠原病共同研究班集積424例の解析より―
    古屋 暁一, 前沢 政次, 片桐 秀昭
    1976 年 30 巻 8 号 p. 702-710
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    SLEは多臓器障害性疾患で原因不明のため, その診断には種々の診断基準が適用されている. アメリカリウマチ協会(ARA)の基準は鑑別能に優れ定評があるが, 今日まで提唱された他の基準にもまたかなりの有用性が認められる. そこで国立病院膠原病共同研究班で昭和49年集積したSLE及びその疑い例429例をARA, Stevens, MRC(英), WHO基準で吟味した結果, ARA基準該当項目数4以上263例(62%), 3以下161例(38%)となつたが, 後者のうち56%はMRC基準で, 16%はStevens基準で, 38%はWHO基準で, Definite SLEに該当した. また, MRC除外例101例中30%, Stevens除外例94例中22%, WHO除外例53例中5.7%はARA基準で4項目以上を満たした. 従つてSLEの診断にARA基準のみに依存すると正鵠を失することがある. 顕症のうち蝶形紅斑, 関節炎, LE細胞(抗核抗体), レイノー現象, 蛋白尿, 白血球減少は有力な診断根拠となる.
  • ―免疫学的性格よりみたSLEの臨床像及び類似する疾患―
    橋本 武則, 福井 興
    1976 年 30 巻 8 号 p. 711-715
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    SLEがもつている種々の免疫学的側面を述べ, 個々の側面においてSLEに類似した臨床症状を現し,
    鑑別が必要となる疾患群を拳げて, 概説した.
    汎発性自己免疫疾患という視点においては膠原病, 殊に皮膚筋炎, 進行性全身性硬化症, シエーグレン症候群; 免疫反応II型に関する側面においては溶血性貧血, 血小板減少性紫斑症; 免疫反応III型が関する面では, 結節性動脈周囲炎, 悪性関節リウマチ, 感染アレルギー, 血栓性血小板減少性紫斑病, 血管炎症候群; 免疫反応IV型を主体とする病変としてルポイド肝炎, 軟部組織リウマチズム, Polymyalgia rheumatica; 免疫調節機構の破綻という面では免疫不全症, 免疫組織の腫瘍性病変; 以上が鑑別すべく, また合併に注意すべき疾患として概説された.
  • 速水 一雄, 樋口 敏夫, 丸山 厚太郎, 星野 恒夫, 高橋 巌, 谷江 澄子, 大野 敏巳, 蛭川 章, 藤沢 俊雄, 新述 東太郎, ...
    1976 年 30 巻 8 号 p. 716-720
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    SLEの治療に副腎皮質ホルモンが使用されてから著明な延命効果が認められているが, 早期に診断し, 早期に適切な治療を行わなければ現在でも不幸な転帰をとることが多く, 安易な治療は禁物である. SLEの治療の中心は副腎皮質ホルモン療法である. しかし, SLEのように副腎皮質ホルモンを長期間しかも比較的大量使用しなければならない難治性疾患では, 副腎皮質ホルモンの副作用が問題となる. 筆者らは副腎皮質ホルモンを長期間投与する場合に, 臨床効果と副作用の軽減という面から48時間朝1回隔日投与法を推奨しているが, これをSLEに試み, 良好な成績を得たのでその概要を報告した. 併せて, 副腎皮質ホルモン剤に抵抗する難治性のSLEに対して免疫抑制剤を併用して有効であつた症例, 蛋白尿の持続する症例に非ステロイド性抗炎症剤を併用して有効であつた症例を呈示し, SLEの病態に応じて薬剤を選択する必要があることを述べた.
  • ―特に臨床経過における病態生理の検討を中心として―
    広田 豊, 中出 泰充
    1976 年 30 巻 8 号 p. 721-730
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    ARA分類に従いSLEと診断された43例につき年令・性別構成, 初発症状と初診時, 緩解時, 増悪期, 死亡期の各時期における臨床症状並びに臨床検査所見を比較検討し, 予後と関係のある病態生理因子の抽出に努め, これらの臨床的意義を追及した. またPre-SLEと考えられる10症例につき, 病態と経過における二, 三の問題点につき触れた. なお臨床遺伝的立場よりSLE家族発生例の2家系調査成績を報告した. 副腎皮質ステロイドホルモンのSLEに対する意義を明らかにする目的でこの抗核抗体, 蛋白尿, 赤沈及び発熱に対する有効率を検定した.
  • 牧 宏暢, 中村 達哉, 山崎 昭
    1976 年 30 巻 8 号 p. 731-735
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    過去11年間の当病院内科に入院したSLE33例, PSS14例について, 心病変特に臨床所見について調査した. その結果は次のごとくである.
    1) 心胸比55%以上の者はSLEでは37.5%, PSSでは36.4%であり, 共にかなりの高率に心拡大が認められた.
    2) 心電図に異常を認めた者はSLEでは, 60%, PSSでは71.4%であつた.
    3) 心外膜炎を認めた者はSLEでは9.1%, PSSでは1例も認められなかつた.
    4) 心雑音を認めた者はSLEでは12.1%, PSSでは35.7%であつた.
    以上のごとく, SLE, PSSともに諸家の報告と同様に循環器症状が高率に認められた. 最後にSLE, PSSの症例を2例ずつ呈示した.
  • ―その病態をめぐる二・三の問題について―
    島野 毅八郎
    1976 年 30 巻 8 号 p. 736-742
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    Mackayの原著に基づくと, ルポイド肝炎の概念には, 活動性慢性肝炎(Chronic active hepatitis)が必要条件である. 活動性慢性肝炎にLE細胞とLE症状とが共存している場合には問題はないであろう. この2つの中の1つが欠けている場合はルポイド肝炎の非定型例とみなすことができよう. LE症状が先行した場合でも活動性慢性肝炎があれば一応ルポイド肝炎として扱つておくことが妥当と思われる.
    一般的にいえば, ルポイド肝炎という病態は1つの疾患単位であるかどうか, まだ明らかではない故, 肝障害における自己免疫的側面を現す言葉として受けとめておくべきであろう. なお, ルポイド肝炎に関係して, 用語法の紛糾, 分類上の位地 (Acapulco), ウイルス性肝炎との関係, 他の自己免疫性疾患における肝障害との異同などについて論及した.
  • 吉沢 久嘉
    1976 年 30 巻 8 号 p. 743-749
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    リウマチ性疾患の原因は不明なので, 根本的治療法はまだ確立されていない. リウマチ性疾患には免疫異常の存在を示唆する事実が多く見出され, 一般に自己免疫が病因上の主要の役割を演じているものと考えられている. この意味から免疫抑制剤が試用されだしたことは当然ともいえるわけであろう.
    ここではリウマチ性疾患の免疫抑制療法について文献的に考察し, 使用の指標について述べた. 近年その効果を示す報告がふえているが, 必ずしも十分とはいえず, また治療上の役割についても確立されたものではない. 副作用の頻度は高く, 時に重大なものもある, それゆえ, 免疫抑制剤を使用するさいには, 慎重に患者を選択し使用経過中には細心の注意を払わねばならない.
    恐らくリウマチ性疾患の病因が解明されない限り, 真の治療法は確立されないだろうが, 免疫抑制療法は希望を抱かせる療法の一つである. 本療法をリウマチ性疾患の治療上に位置づけるためにもさらに今後の研究が必要である.
  • ―悪性関節リウマチの検討―
    中山 昇二, 永島 誠, 江原 直, 小坂 久夫
    1976 年 30 巻 8 号 p. 750-755
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    慢性関節リウマチの病変の主座は関節であるが, 生命の予後を決めるものは関節外症状であり, 特に血管炎が重要である. そこで慢性関節リウマチ132例を, 血管炎が想定される臓器症状の有無で3群に層別化し, 血管炎の臨床的意義と成因を検索した. 血管炎の症状は約30%の症例にみられ, 皮下結節, 上鞏膜炎, 多発性神経炎, 膵臓炎, 胸膜炎, 心のう炎, 下腿潰瘍の順であつた. 2つ以上の臓器に血管炎のある群は10%をしめ, 骨破壊の進行例が多く, 死亡率も高かつた. これら症例のすべてが高リウマトイド因子を持ち, 抗核抗体も50%が陽性で, 大量の副腎ステロイド剤治療を受けている症例が多かつた. 血管炎を伴う慢性関節リウマチと, 悪性関節リウマチとの関係は, 1臓器のみの血管炎は皮下結節が大部分をしめ, 死亡率も低いのに対し, 多臓器に血管炎の想定された慢性関節リウマチは死亡率が高く, これらの症例の中に悪性関節リウマチが含まれる可能性が考えられた.
  • (国立病院膠原病共同研究班集積例についての報告)
    国立病院膠原病共同研究班 , 山崎 昭
    1976 年 30 巻 8 号 p. 756-762
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    過去の国立病院でのSLE症例を400例以上昭和49年までに集めえた. それらを集計して, SLEの症例について述べる. 国立病院での全国統計をかくも多数に集めえたのはこれが初めてであると確信している.
    Definite CaseではRash, Arthralgia, LE cell現象が70-80%以上であり, Duboisの報告と同様であるが, 肋膜炎は外国よりも少なく, レイノー現象は多いようだ.
    国立病院の症例では今後もつと腎機能と, ANFなどの検査がよりなされねばならない. これらの研究はまだ緒についたばかりであつて, 今後もつづけねばならない.
    この外に今までに, 早期死亡例と長期生存例の症状の比較, 免疫抑制剤の効果, 及び家族内発生例についても述べている.
  • ―出産後死亡症例―
    弥永 竜琅, 田中 博, 藤見 和代
    1976 年 30 巻 8 号 p. 763-766
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデス(以下「SLE」と略す)の好発年令は15~40才で, 女性に多い疾患であるため妊娠の問題は重要である. 1952年, Donaldsonが始めてその関係につき報告した.
    症例17才, 学生, ♀. 当初腺熱様症状で発病した. 昭和38年3月発病, 昭和39年2月SLEと診断, ステロイド療法を開始した. 初め4年間加療, 以後中絶し, 発病後5年目に結婚, 2ヵ月で人工流産を行い, 7年目に再度妊娠して8年目に満期出産す. その間腎障害は軽度であつた. 分娩2ヵ月後, 急性腎障害で死亡した.
    ステロイド療法は, 妊娠中ことに分娩後1~2ヵ月の増悪可能時期には欠くことは出来ない.
  • 石井 敏直
    1976 年 30 巻 8 号 p. 767-771
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    同胞6人中(うち2人は幼時ジフテリアおよび麻疹で死亡)2人の姉妹に発症した定型的SLE症例につき記載し, 家系内の本症発症素因につき検討した. すなわち姉の例は現在35才でDexamethasone 0.5mgの維持量で小康を保つているが, 妹例は3年前30才で死亡し, 剖検の結果, 本症に定型的な心, 腎, 脾の病理学的変化を認めた. 家系内では, 父が尿毒症罹患3カ月で死亡しており, かつ湿性胸膜炎を合併したとのことであり, 患者らの姉(長女)は10年前レイノー病に罹患しており, 現在γ-グロブリン値, IgAおよびIgG値の上昇が認められ, これらの事実から家系内に本症発症素因が存在しているように考えられた.
  • 柴田 醇, 鈴木 成憲, 平川 弘泰
    1976 年 30 巻 8 号 p. 772-774
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    全身性エリトマトーデスは一卵双生児発生をはじめ, 同一家系内発生及びその類縁疾患の家系発生が報告されている. また, 家族性免疫異常も報告され, 遺伝学的詳細は不明であるが, 特定の遺伝的背景にもとづく素因があることは周知の事実である.
    症例は一卵双生児の弟方に発生した全身性エリトマトーデスであり, 発病より尿毒症で死亡した3年3ヵ月の間に顔面の蝶形紅斑, LE細胞陽性, 日光過敏症, 関節痛, 著明な蛋白尿及び精神症状を呈し, アメリカ・リウマチ協会の診断基準を満足するものと考えた.
    その兄方は, 現在自覚症状を全く認めないが, 2回の血液化学的検査で高γ-グロブリン血症を認めたので報告する.
  • 犬童 一男
    1976 年 30 巻 8 号 p. 775-779
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    私は48才女性のSLE患者を11年間観察した. その臨床症状は軽度の発熱, 関節痛, 顔面蝶形紅斑, 前腕部発疹, 及び前腕部と下腿の紫斑であつた. これらの症状は副腎皮質ホルモンにより, よく抑制することが出来た. その量はRinderonで初期に3mg, 段々減量し最近0.5mgで症状は改善している. 臨床検査成績では初めに軽度の貧血, 白血球減少, LE細胞陽性, 肝機能障害があつたが現在はいずれも正常, 経過中高コレステロール血症が続いた. 腎機能検査では一度PSP試験の低下と, 尿蛋白陽性が時にみられたが血中尿素窒素は正常, CRP, RA test, 血清梅毒反応は陰性で, 血清蛋白のγ-Globulinは正常であつた. X線検査で肺野に異常なく, 心電図では初めに第一度房室ブロツクがあつたが, その後に正常となつた. 発病から通算して14年間経過したが, 家庭主婦として普通生活を送つている.
  • 黒川 叔彦, 原山 娜々子, 川原 友二, 丸山 剛史, 吉田 勝, 石塚 祐吾
    1976 年 30 巻 8 号 p. 780-786
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    13才, 10才, 10才の女児のSLEを報告した. いずれも臨床的, 検査的に特徴ある所見を示し, 特に2例においては白血球数が常に10,000以上であり, 時には20,000を越えることもあつた. また2例においてその母親の染色体検査と免疫学的検査を行い, 1例においてその母親に低β1A血症のあることを認めた. 2例は主にPrednineにより, また1例はPrednineとImuranで治療を行つており3例とも生存中である.
  • 鈴木 成憲
    1976 年 30 巻 8 号 p. 787-791
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    本症例は14才の時, 頭痛, 嘔吐が頻発し髄圧亢進が認められたが, 髄液に炎症所見はみられず特発性髄圧亢進症(?)として排液を繰り返し, 自覚症状は軽快したが髄圧亢進が10年間にわたつて持続している. 発症2年後, 血小板減少性紫斑病, 蝶形紅斑, 関節痛及び胸膜炎を併発しSLEと診断され, ステロイド剤で小康をえているが, 眼科的には左眼に強膜炎がみられ, 視束の萎縮を来し視力障害が漸次進行している.
    SLEの発症に先行する髄圧亢進症に関する報告はみ当たらないが, その因果関係について推論し, 特異な眼症状の経過を呈示した.
  • 吉田 幸一郎, 栗林 宣雄
    1976 年 30 巻 8 号 p. 792-796
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    Panniculitisを先駆症状とし, 4年後にSLEが出現し, 組織学的にLE panniculitis (Profundus)と診断された40才の女性の症例について報告した. 通常DLEの1亜型であるLE panniculitisが, 希にSLEにも伴うことがあり, SLEの発症と必ずしも一致せず, 本例のように先駆症状である点に注目したい.
  • 速水 一雄, 樋口 敏夫, 丸山 厚太郎, 渡辺 哲, 古城 美一
    1976 年 30 巻 8 号 p. 797-800
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    SLEの血液所見は多彩であり, 貧血, 白血球減少, 血小板減少, 溶血性貧血, 全血球減少症, 循環抗凝血素など各種の異常を来す. 本稿では全血球減少症が高度であつた症例, SLE経過中に著明な血小板減少を認めた症例を報告し, 次いでSLEにおける血液異常, 特に, 貧血, 白血球減少, 血小板減少, 循環抗凝血素について簡単に総説を試みた.
  • 山崎 昭
    1976 年 30 巻 8 号 p. 801-803
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    薬物アレルギーには, シヨツク型, 蕁麻疹型, 発熱反応, 中毒性皮膚炎, 肝炎, などなどのいくつかの型がある. しかし本邦では薬剤性エリテマトーデスは少ない. この薬剤性エリテマトーデスの検討はSLEの成因について何らかの示唆を与える可能性があるなど興味ふかい.
    薬品アレルギーの場合, 薬名Coupling赤血球のクームス陽性となるものと, Brovalinの場合ではG-6-P・Dが陰性化するものとある.
    ここではLE因子陰性のエリテマトーデス様症例, 薬品によるAIHA, 中毒性皮膚炎でクームス陽性の例を述べた. そして薬品によるクームス陽性となることは, 薬剤がAIHAの一つの原因となるものと考えている.
  • 1976 年 30 巻 8 号 p. 803
    発行日: 1976年
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
  • Ataxia-telangiectasia (Louis-Bar) 症候
    前川 喜平, 富田 有祐
    1976 年 30 巻 8 号 p. 804-805
    発行日: 1976/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
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