西日本皮膚科
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35 巻 , 1 号
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図説
症例
研究
  • —血管と比較したリンパ管の構造と機能—
    池谷 敏彦
    1973 年 35 巻 1 号 p. 26-39
    発行日: 1973/02/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    組織学的に類似したリンパ管腫と血管腫を鑑別するために, リンパ管腫を光顕的,電顕的に観察した。また2種のtracerを使用し,吸収される過程を観察して,リンパ管の構造と機能を血管と比較した。次のような結果をえた。
    1. 光顕的にはPASまたは鍍銀染色を施すと,血管基底膜はよく染まるが,リンパ管の基底膜はほとんど染色されない。
    2. 電顕的には,リンパ管基底板は血管のそれに比し発育が悪く,部分的に欠除している。しかし性状は同じであり,直径80Å以下のデキストリン鉄は通過させるが100Å以上のフェリチンは通さない。
    3. リンパ管にはpericyteはない。特有の構造としてanchoring filamentおよびpatent junctionがみられる。Tight junctionも数は少ないが存在する。
  • 第1報 Indirect Single Radial Diffusionによる血清IgE濃度分布の測定
    高橋 勇
    1973 年 35 巻 1 号 p. 40-47
    発行日: 1973/02/01
    公開日: 2012/03/24
    ジャーナル 認証あり
    1)正常人および種々皮膚疾患568例において, indirect single radial diffusionにより,血清IgE濃度を測定した。
    2)正常人では300ng/ml以上を示す症例は10%となり,最高670ng/mlを示した。
    3)アトピー性皮膚炎をのぞく種々皮膚疾患の血清IgE値分布は正常群と変らなかった。
    4)アトピー性皮膚炎では300ng/ml以上は19例中66例(34%),700ng/ml以上は37例(19.1%)となり,正常群および他の皮膚疾患群に比して明らかに血清IgE濃度の上昇がみられた。
    5)アトピー性皮膚炎における血清IgE値を臨床的に種々の角度より検討すると,皮疹の重症例では軽症·中等症に比して明らかに上昇する例が多く,また他のアトピー性素因を合併するものおよび好酸球数500/mm3以上の症例においても血清IgE値が上昇する傾向がみられた。
治療
feedback
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