1. 2, 4時間密封時, 0.25% desoximetasone(DOM)クリーム(w/o型)は, 0.12% betamethasone valerase(BV), 0.025% fluocinolone acetonide (FA), 0.1% triamcinolone acetonide(TA), 0.05% dexamethasone(D)クリーム(いずれもo/w型)に比し, 血管収縮を生じ易いことを認めた(McNe-mar または2項検定)。
2. 4時間密封時の血管収縮反応を濃度希釈法により, 比較検討したところ, DOMクリームは, BVクリームとの間には差がないが, FAクリーム, FA軟膏, BV軟膏に比し, 市販濃度の希釈率を有意に大にしても血管収縮が生じやすいことを明らかにした(ED
50 値, 95% 信頼限界)。なお各コルチコステロイドのED
50値(濃度)の比較では, DOM, BV, FA各クリーム, FA軟膏間には有意差をみなかつた。
3. DOMの血管収縮反応の基剤による相違を濃度希釈法により検討したところw/o型, o/w型クリーム, 白色ワセリン間には有意差がなく, マクロゴール軟膏は, クリームに比し有意に劣る成績をえた。
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