青年性扁平疣贅(Vp)および尋常性疣贅(Vv)に対するヨクイニンの有効性, 安全性, 有用性について検討し, 以下の成績を得た。
1)対象症例はVp 8例, Vv 15例の合計23例である。そのうちVp 8例, Vv 14例の合計22例について全般改善度, 有効度を, Vp 8例, Vv 15例の合計23例について概括安全度, 有用度を検討した。
2)全般改善度は「改善」以上はVp 37.5%, Vv 35.7%であり, 「やや改善」以上はそれぞれ62.5%, 42.9%であった。
3)有効度は「有効」以上はVp 37.5%, Vv 35.7%であり, 「やや有効」以上はそれぞれ62.5%, 42.9%であった。
4)概括安全度については「安全性に問題なし」は22例(95.7%)で, 軽度の下痢がみられたVvの1例(4.3%)のみが「安全性にやや問題あり」となった。
5)有用度は「有用」以上はVp 37.5%, Vv 33.3%であり, 「やや有用」以上はVp 62.5%, Vv 40.0%であった。
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