炭鉱災害には,発生回数は少ないが一度発生すると多数のり災者を生ずる悪れのある重大災害と,1災害のり災者は1~2名に限られるが発生回数が多く,予防対策の徹底が困難な頻発災害とがある,ここでは重大災害の特徴を挙げ,特にガス・炭じん爆発,ガス突出及び坑内火災について最近の災害発生状況を論じた.さらに炭鉱災害によるり災者を少なくするためには頻発災害の徹底的防止対策を進める必要があ ることを論じた.
中規模(試料量100~300g)の試験機弾道振子を用いて10種類の有機過酸化勿の伝爆性及び静的爆発威力を試料量を変えることによって評価する方法を検討した.その結果,有機過酸化物の伝爆性を簡単に調べることができ,爆発威力についても基準物質との比で求めることができた。また,有機過酸化物の揚合,伝爆性及び静的爆発威力は小規模(試料量~30g)のMkⅢ弾動臼砲試験の結果とかなりよく一致す ることがわかった.
MkⅢ弾動臼砲を用いて有機過酸化物の衝撃感度,伝爆性及び爆発威力の試験法を開発した。衝撃感度の試験法は,高感度の有機過酸化物に対しては小型ギャヅプ試験を,また中程度以下の感度のものに対しては可変起爆剤試験を採用した.これらの試験法は,起爆剤量やギャップ長を変えることにより試料に与える衝撃力を変える方法である.爆ごうや激しい爆燃の伝爆性は試料量を増やしてゆき,その爆発力の増加の程度より判断した.伝爆性を有する有機過酸化物の爆発威力は正味振れ幅一試料量曲線の傾きより求めた,以上の方法を17種の不安定物質について適用して爆発性を評価した.
本研究では自由端に集中質量を有する片持はりを近似的に線形2次振動系と仮定し,Recursiveな最小2乗法によって振動特性値の推定や特性変化の検知を行った、パラメータ推定は自由振動あるいは不規則加振させた系を対象とし,基礎に対する変位応答の観測データを基に逐次行った.その結果,振動特性値をオソラインで精度よく推定することがでぎた.また,残差の統計的性質を調べることによって振動系の特性変化を鋭敏かつ定量的にオンライン検知でき,本方法により,有効な異常検知や診断が行えることがわかった.
著者はかねてから,可燃性液体を取り扱う上での下部引火点と上部引火点の重要性を認識した結果,多くの物質についてこの数値の実測による検討を重ねてきた.本稿ではその成果を,蒸気の爆発危険1生状が できるように,蒸気圧線に基づく引火温度と爆発限界の関係線図という形態で,各物質に ついて順次紹介することとした.今回の(3)ではアルコール類を取り上げた.
乗用車と比ベトラックの重心位置が高いというだけでは理解しがたいトラックの横転事故が多く発生している.特に,考えられないような低速でトラックが横転するので,時には謎の横転ともいわれている.一見,謎とみえても,地球上で起こる現象であるから,自然法則に反した現象であるはずはない.低速横転のメカニズムは重心が極端にホイールベースの後方に位置していることによるオーバーステア特性,低速における死角の危険性などの相互作用を理解すれば,自ずと明らかになるのである.