安全工学
Online ISSN : 2424-0656
Print ISSN : 0570-4480
ISSN-L : 0570-4480
18 巻, 5 号
安全工学_1979_5
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
安全への提言
総説
  • 伯野 元彦
    1979 年18 巻5 号 p. 244-251
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    ライフラインとは,電力,水道,交通,通信など都市の生活関連施設の総称であるが,ごれが地震により機能停止を起こしやすい.そしてそれは,一般市民に対して,単に不便さのみではなく,時には生命にかかわる問題ともなってくる.本文では,ライフラインの機能停止の起こり易さが,システムの直列性に起因するものであることを指摘し,したがって,ライフライン機能の耐震性を向上するためには,システム全体としての信頼性解析を行わなければならないことを強調した.また,これらライフラインの機能中枢となってきた電算機について,その耐震性の現況がいかなるものかについてアンケート調査を行ったので,その結果についても簡単にふれている.

報文
技術ノート
  • 阿部 健蔵, 町田 彌
    1979 年18 巻5 号 p. 271-274
    発行日: 1979/10/15
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    悪臭成分中の硫化物 (CH3SH,CH3SCH3,CH3SSCH3)を次亜塩素酸塩で酸化し,悪臭を防除するため,完填塔(充填高さ60cm)を用いて,メタンチオール,硫化メチル,二硫化メチルをそれぞれ次亜塩素酸ナトリウム溶液に吸収・酸化させ,総括容量係数(KGa)を検討して次の結果を得た. 常温で,ガス流量40kg/h(ガス空塔速度は1.7m/s),液流量80kg/h(液ガス比は2)において,メタンチオール,硫化メチル,二硫化メチル各5ppmの混合ガスを処理するにはpH7の次亜塩素酸ナトリウム溶液(12×10-3mol/l次亜塩素酸塩と硫化物のモル比140)で,硫化メチルと二硫化メチルを酸化したのち,未反応のメタンチオールをpH11に調節した同濃度の次亜塩素酸ナトリウム溶液で酸化すれば,それぞれをほぼ,100%除去できることがわかった. この酸化条件で,し尿処理場の硫化物(CH3SH,CH3SCH3,CH3SSCH3)はほぼ完全に処理できた

資料
災害事例
事故・災害ニュース
談話室
feedback
Top