西日本皮膚科
Online ISSN : 1880-4047
Print ISSN : 0386-9784
72 巻 , 5 号
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図説
症例
  • 久保田 由美子, 中山 樹一郎, 城島 宏, 中島 衡
    2010 年 72 巻 5 号 p. 447-451
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
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    36歳の男性。組み立て作業工員。1998年頃,頭部に鱗屑を伴う紅斑と右III指DIP関節の有痛性腫脹が出現した。その後,2007年に両I指趾,右III指全体の有痛性腫脹が,2008年には両IV趾腫脹,右手指屈曲困難,爪下膿疱が出現した。爪変形と手足指趾関節の変形,疼痛を主訴に6月に初診した。白血球数8600/μl(Seg 65.7%),尿酸7.2mg/dl↑,RA因子(-),抗CCP抗体(-),MMP-3 200ng/ml↑(正常36.9-121.0),ASO 25IU/ml,扁桃培養陰性。握力 右15kg,左46kg,HLA A24,B39,B54,DR4,DR8。骨X線で右III指DIP関節のpencil-in-cup像を認め,骨シンチでは指趾関節以外に左仙腸関節に異常集積を認めた。皮疹は頭部のみで,病理組織学的に角層への好中球浸潤を認め,乾癬性関節炎と診断した。メトトレキサート(MTX)低用量間欠投与法(6mg/3×12時間毎/週)で2週後には手指の疼痛が著明に軽快した。右II指も屈曲可能となり,5週後には右手握力も40kgと改善した。しかし5ヵ月後,肝機能悪化のためMTXを中止したが,右手指の疼痛が再燃。現在4mg/週で副作用もなく経過良好である。
  • 守屋 真希, 和田 秀文, 侯 建全, 池澤 善郎, 毛利 忍
    2010 年 72 巻 5 号 p. 452-456
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
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    37歳,女性。初診5ヵ月前より臍部に違和感のある腫瘤に気付き,次第に痛みを伴うようになった。月経周期に伴う症状の変化はなく,帝王切開や開腹手術の既往を認めなかった。切除標本では,真皮中層から下層に大小の腺腔構造を認め,腺腔構造は1層から数層の円柱細胞からなり,その円柱細胞には断頭分泌を認めた。免疫染色では,腺腔を形成する細胞はプロゲステロンおよびエストロゲンレセプター陽性で,臍部子宮内膜症と診断した。今回,我々は1999~2008年までの過去10年間の子宮腺筋症を含む子宮内膜症の報告1168例を集計し,文献的検索を行った。
  • 豊田 美都, 国場 尚志, 桐生 美麿, 古江 増隆
    2010 年 72 巻 5 号 p. 457-461
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    43歳,男性。4,5年前から頚部,体幹に褐色斑があり,アルコール摂取の度に赤みを帯びていたが放置していた。2007年9月,夕食でアルコールを摂取し,リハビリを行った後,頭部そう痒,嘔吐,意識消失,血圧低下を生じ,搬送後,ステロイド,強心薬を投与され改善した。発症する1ヵ月前に左上腕骨を骨折し,プレート固定術を受けていたため,金属アレルギーの関与を疑い,パッチテストを行った。その結果,プレート成分であるチタン-バナジウム-アルミニウム合金とチタンに陽性であった。抜釘術の際に採取したプレート周囲の組織内には,好酸球をまじえる炎症細胞の浸潤が認められた。2009年3月,体幹の褐色斑を指摘され,当科を受診。頚部,前胸部,背部に褐色斑が散在しており,病変部のDarier徴候が陽性。同病変部を生検し,病理組織学的に真皮内に肥満細胞の浸潤がみられ,トルイジンブルー染色で異染性を示し,トリプターゼ染色で陽性であり,肥満細胞症と診断した。アナフィラキシーにおいて,アルコール摂取が関わっている可能性があり,肥満細胞症患者が金属アレルギーを背景にアナフィラキシーを発症したという報告は過去なかったが,本症例はそれらの関連を示唆するものであり,注意を喚起すべきと考えられた。
  • 石川 真奈美, 藤山 幹子, 村上 信司, 橋本 公二, 町野 博
    2010 年 72 巻 5 号 p. 462-466
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
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    症例は66歳,女性。1995年,前額部を虫に刺された後,そう痒を伴う紅色局面が出現し,右側頚部に丘疹も出現してきたため,1997年7月に当科を紹介受診した。前額部中央に3×2cmの扁平隆起性の紅色局面があり,項部,背部には丘疹が集簇した局面を認めた。前額部の紅色局面から生検を施行し,毛包性ムチン沈着症と診断。プロピオン酸クロベタゾール外用にて皮疹は軽快したため,近医で経過観察としていた。2007年10月,自己免疫性肝炎の疑いで当院内科に入院し,当科を再受診した。頬部,下顎部,頚部に暗赤紫色局面を認めた。下顎部の局面からの皮膚生検にて,表皮に変化なく,毛包,毛包間真皮に大型で核のくびれのある細胞のシート状の増殖と,毛包の破壊像を認め,最終的に一連の経過を含めてfolliculotropicmycosis fungoidesと診断した。
  • 高山 良子, 安齋 眞一, 新見 やよい, 上野 孝, 二神 綾子, 川名 誠司
    2010 年 72 巻 5 号 p. 467-472
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    Porocarcinomaとの病理組織学的鑑別が問題となった皮膚原発性上皮性悪性腫瘍の5例を報告した。2例は基底細胞癌であり,3例は有棘細胞癌であった。Porocarcinomaの典型的病理組織像から考えて,病理像でporocarcinomaと鑑別が問題になるのは,基底細胞様細胞と有棘細胞様細胞が混在する例,腫瘍病変内に管腔と鑑別を要する裂隙を形成する例,汗管上皮内に腫瘍細胞の進展がある例であることを示した。
  • 梶田 藍, 山崎 修, 朝倉 昇司, 山鳥 一郎, 市村 浩一, 吉野 正
    2010 年 72 巻 5 号 p. 473-477
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    59歳,男性。数年前より全身の紅斑,色素脱失があり,湿疹の治療を受けていた。半年前より左下眼瞼に腫瘤が徐々に増大し当院を受診した。腫瘤部の組織は中型から大型のリンパ球様細胞が真皮全層に認められ,表皮向性も伴っていた。菌状息肉症stage II B(T3,N0,M0)と診断し,全身に内服PUVA療法と左下眼瞼の腫瘤に電子線照射40 Gyを施行し,腫瘤は縮小した。経過中に顔面に紅色丘疹が出没した。比較的早期に腫瘤が出現しリンパ腫様丘疹症が合併していたことが特徴であった。顔面の丘疹,下眼瞼の腫瘤部ともにCD30陽性大型細胞が浸潤しており,菌状息肉症の経過中にCD30陽性lymphoproliferative disorderの変化を呈したと考えた。
  • 田中 倫子, 上田 明弘, 小野 文武, 安元 慎一郎, 橋本 隆
    2010 年 72 巻 5 号 p. 478-481
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    66歳,女性。2005年9月頃より,下肢を中心に浸潤を触れる紫斑を認めるようになり当科を受診した。下腿の紫斑より生検しleukocytoclastic vusculitisの診断であった。また,血液検査にて,クリオグロブリン弱陽性,RA 因子高値,補体低下(C4,C1q,CH50)HCV-Ab 陽性,HCV-RNA(ハイレンジ法)2700 IU/mlと高ウイルス量であった。以上より,慢性C型肝炎に伴うクリオグロブリン血症と診断した。保存的治療により,一旦皮膚症状は軽快したが,約2年半後に紫斑が再発し,同時に膜性増殖性糸球体腎炎の合併が判明した。本症では,速やかな診断と原疾患に対する治療が重要であり,加えて腎疾患の合併についても注意が必要と考えた。
  • 森桶 聡, 河合 幹雄, 信藤 肇, 秀 道広
    2010 年 72 巻 5 号 p. 482-486
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    67歳,女性。約30年前,婦人科で悪性腫瘍に対して放射線療法を施行後,左下肢にリンパ浮腫が生じ徐々に増悪してきた。患肢全体に高度の苔癬化,皮膚硬化を伴うようになり,18年前に当科を初診しリンパ浮腫および象皮病の診断を受けた。以後,外来で加療されていたが,健側の3倍径となった患肢に蜂窩織炎を併発した。当科に入院し加療中,左大腿に小豆大の紅色丘疹が数個出現した。ステロイド外用に反応しないため,生検を行い,皮膚B細胞悪性リンパ腫と診断した。全身精査にて他臓器に腫瘍病変を認めず,primary cutaneous diffuse large B cell lymphoma, leg typeと考えた。化学療法を施行したが,丘疹は短期間のうちに融合し,腫瘤を形成しつつ左下肢全体に拡大した。さらに急速に全身状態が悪化し,診断からわずか約2ヵ月の経過で死亡した。慢性リンパ浮腫症例は,長い経過の中で悪性腫瘍を併発する場合があり,特に脈管肉腫の併発がよく知られている。しかし,自験例のように悪性リンパ腫を生じ得ることも念頭において,慎重な経過観察が必要であると考えられる。
  • 川崎 里奈子, 鈴木 伸吾, 棚橋 千里
    2010 年 72 巻 5 号 p. 487-490
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    Clear cell hidradenomaの2例を報告した。症例1 : 59歳,男性。初診2年前から左側頭部の皮下腫瘤を自覚していた。症例2 : 27歳,男性。初診1年半前から陰嚢に紅色の有茎性腫瘤が出現した。病理組織学的に2例ともclear cellとepidermoid cellを認め,腫瘍内に管腔構造を認めた。症例2は,若年男性の陰嚢の紅色有茎性腫瘤として発生しており,年齢・発生部位とも稀な症例であった。
  • 松尾 美希, 伊藤 宏太郎, 今福 信一, 中山 樹一郎
    2010 年 72 巻 5 号 p. 491-493
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    症例は62歳の男性。生後よりカフェ・オ・レ斑,20歳ごろより全身の皮膚に多発性の神経線維腫が認められるようになり神経線維腫症1型の診断であった。初診の1年前より後頭部右側に皮下腫瘤が出現し増大してきた。腫瘍部の病理組織検査では腫瘍内に複数の胚中心様構造を呈した中型~大型の腫瘍細胞の密な増殖が認められ,免疫組織化学染色では,CD20陽性,CD10陽性,Bcl-2陽性,Bcl-6陽性,CD3陰性,MUM-1陰性で濾胞性リンパ腫Grade3a(WHOの分類)と診断した。全身精査で,脾臓に腫瘍の浸潤像が認められた。R-CHOP療法8クールが行われ,後頭部腫瘍は平坦化,脾臓病変は縮小した。神経線維腫症とB細胞性リンパ腫の合併の報告は少なく偶発的合併と考えられた。
研究
  • 古谷野 さとみ, 籏持 淳, 山崎 雙次, 石川 准子, 北原 隆, 成田 博文, 近藤 直樹, 増川 克典
    2010 年 72 巻 5 号 p. 494-499
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    角層のセラミド(Cer)は,皮膚のバリア機能や保湿機能に重要な役割を果たしており,乾癬やアトピー性皮膚炎においては,角層の機能低下にともなうCerの減少が知られている。そこで,乾癬における角層Cerの詳細解析を行い,アトピー性皮膚炎との比較を行った。その結果,乾癬皮疹部においては,健常と比較して総Cer量が顕著に減少しており,このうちCer[NDS],Cer[NH],Cer[NP],Cer[AH],Cer[AP],Cer[EOS],Cer[EOH],Cer[EOP]の顕著な減少と,Cer[NS]とCer[AS]の顕著な増加が認められた。ヒト角層に存在する11クラスのCerのうち7クラスにおいては,Cerの短鎖化(短鎖成分の増加と長鎖成分の減少)が認められた。このような角層におけるCer異常は,アトピー性皮膚炎角層で認められたものと一致した。また,乾癬皮疹部で認められたCer異常の一部は,無疹部においても認められ,表皮におけるCer代謝異常が病態形成に及ぼす影響や,角化異常との関連が推察された。
講座
治療
  • 伊藤 幸恵, 籏持 淳, 林 周次郎, 沖田 博, 濱崎 洋一郎, 山崎 雙次, 笹嶋 美知代, 森脇 繁, 北原 隆
    2010 年 72 巻 5 号 p. 507-513
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    円形脱毛症の治療は,5%塩化カルプロニウムやステロイド剤の外用による治療が主に行われており,また施設によってはSADBE(squaric acid dibutylester)などを用いた局所免疫療法も行われているがその治療法は限られている。今回我々は,単発性円形脱毛症および脱毛斑3個以内の多発性円形脱毛症と診断された患者に対し,併用薬剤として全例にグリチロン3錠,セファランチン3錠(1日3回朝昼晩に各1錠)を投与しつつ,0.1% t-フラバノンを含有する試験製剤またはプラセボ製剤を1日2回,原則3ヵ月間,適量を脱毛部位に塗布し,その有用性を検討した。最終判定時に他覚所見の全般改善度を判定し,さらに副作用の有無や経過から総合判定(有用度判定)を行った。その結果「有用以上」と判定された割合が,プラセボ製剤使用群で27%であるのに対し,試験製剤使用群では85%であり,危険率5%未満の有意差をもって,t-フラバノン配合ローションの有用性が高かった。開始時の所見で脱毛部位に新生毛がない被験者に限って比較した場合でも,プラセボ製剤使用群では29%,試験製剤使用群では全員が「有用以上」であり,危険率5%未満の有意差をもって,t-フラバノン配合ローションの有用性が高かった。これらの結果から,円形脱毛症患者においてt-フラバノン配合ローションの有用性が高いことを確認した。
  • 竹中 基, 佐藤 伸一
    2010 年 72 巻 5 号 p. 514-519
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    補中益気湯は,1型ヘルパー細胞(Th1)と2型ヘルパー細胞(Th2)のバランスの補正効果があるとされ,アトピー性皮膚炎に対し,有効例が多く報告されている。そこで,虚弱体質を有する成人アトピー性皮膚炎患者に対し,標準的治療に加え補中益気湯を併用し,その効果を検討した。12週間投与とし,内服開始前と投与後で臨床効果および末梢血単核球でのTh1,Th2を比較検討した。なお,Th1,Th2はSRL社に依頼し測定した。対象とした7名の罹病期間は7年~50年であり,いずれも長期間の経過を有していた。臨床効果は増悪3例,不変1例,軽快3例であったが,増悪例はいずれもごく軽度の増悪であった。治療前のTh1は17.8%±5.0%(13.7%~25.5%),Th2は2.3%±1.0%(1.3%~3.9%)であり,治療後はそれぞれ17.7%±7.1%(11.6%~30.1%),2.6%±1.2%(1.5%~4.6%)であった。そこで,Th1/Th2をとると,治療前9.4±3.8(4.1~16.2),治療後7.7±3.7(4.0~15.9)で,有意な低下を認め(p<0.05),ほぼ不変であった1例を除き全例で低下していた。以上の結果より,補中益気湯は,従来考えられていたTh2優位な状態を抑制する作用のみならず,他の作用も示唆され,慢性で症状が一進一退のアトピー性皮膚炎に試みても良い治療と考えた。
  • 根本 治, 嵯峨 賢次, 川村 邦子, 浅沼 廣幸, 小野塚 貴, 森川 玲子, 安田 秀美, 古賀 文二, 高田 洋子, 山崎 貞男, 鈴 ...
    2010 年 72 巻 5 号 p. 520-530
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    軽症から中等症の尋常性ざ瘡患者48例を対象に,低刺激性スキンケア化粧品NAVISION®(ナビジョン®)のクレンジングフォーム,TAローション(R),TAエッセンス,ラッピングバームの使用試験を実施し,その安全性を検討した。全例が尋常性ざ瘡の治療としてアダパレンを使用しており,その外用療法に伴う皮膚乾燥等の症状が21例に認められた。また試験試料との因果関係が否定できない副作用が7例に認められたものの,軽度な刺激感とそう痒感のみであった。全例において,尋常性ざ瘡の治療経過に明らかな悪影響を及ぼすことなく,6週間安全に本スキンケア化粧品を使用することができた。また,試験開始時に比較して試験終了時において乾燥や落屑等の皮膚症状の改善が認められ,試験試料の併用効果と考えられた。以上より,低刺激性スキンケア化粧品NAVISION®(ナビジョン®)は,近年本邦においても尋常性ざ瘡治療の第一選択外用薬となりつつあるアダパレンを用いた治療中においても,安全に使用できることが確認された。
  • 服部 真理子, 大月 亜希子, 康井 真帆, 貞政 裕子, 比留間 政太郎
    2010 年 72 巻 5 号 p. 531-536
    発行日: 2010/09/15
    公開日: 2010/11/19
    ジャーナル 認証あり
    足白癬に対してラノコナゾールクリームの早期および重症度別治療成績,外用日誌の効果について検討した。有効性解析対象は,足白癬患者63名であった。治療方法は本剤を1日1回患部に塗布し,試験開始時,1週目,2週目,4週目に皮膚症状の観察および真菌学的検査を実施した。結果は,皮膚所見の改善率(「改善」以上)は1週目が77.8%,4週目が96.8%であり,1週目から高い改善率が認められた。菌陰性化率は1週目が35.6%,4週目が83.9%であった。重症度別にみた有効率は,重症度1~3度群で90.3%,4~6度群で77.4%であり,重症度の高い群でも十分な効果が示された。外用日誌による外用日数と臨床効果の関係は,総合臨床効果について,毎日外用できた群の有効率は1週目36.4%,4週目87.5%であり,外用できなかった日のある群(1週目16.7%,4週目78.9%)より優れていた。安全性については,接触皮膚炎が1名に認められた。以上の結果より,ラノコナゾールクリームは足白癬に対して治療早期から高い効果が得られ,重症度の高い群にも満足のいく結果であった。また,毎日外用することによって,その効果がより早期から現れる傾向が示唆された。
世界の皮膚科学者
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