日本臨床細胞学会雑誌
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34 巻 , 1 号
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  • 椎名 義雄, 小林 勲, 多田 彊平, 八田 賢明
    1995 年 34 巻 1 号 p. 1-6
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    子宮腟部擦過標本8,824例を用い, 本邦婦人におけるclue cellの出現率, 年代分布, 細胞診クラス別出現率, 好中球の量および性周期との関係について検索した.
    その結果, clue cellは300例 (3.4%) に出現し, 年代別には10代 (15.4%), 20代 (7.2%), 30代 (2.7%), 40代 (4.5%), 50代 (2.0%), 60歳以上 (0.3%) と加齢とともに減少する傾向を認めたが, 季節的変動はみられなかった.
    細胞診クラス別出現率はI (2.9%), II (4.0%), III (13.5%), IV (20.0%), V (0%) とクラスIやIIに比べIIIやIVで高く, クラスIIIで異形成と診断された28例中14例 (50.0%) にhuman papilloma virus (HPV) 感染を示唆するkoilocyteが観察された.
    背景に出現する好中球の量は (-) が10.3%,(1+) が68.7%,(2+) が17.3%,(3+) が3.7%で炎症像を呈す症例はわずか21%であった.
    性周期別には月経期 (13.1%), 増殖期 (63.7%), 分泌期 (23.2%) とホルモン環境との関係が示唆された.
    以上の成績より, 若年婦人やクラスIIIと診断されたHPV感染者で出現頻度が高いことから, 性行動との関係が示唆された. また, clue cellの出現は, 腟の正常細菌叢の乱れを反映したもので, その数の多少に関わらず細菌性腟症の予備群として注目すべきであり, 臨床医への報告は意義あるものと考える.
  • 福田 良夫, 田村 昭蔵, 伊東 正昭, 曽根 郁夫, 島崎 照代
    1995 年 34 巻 1 号 p. 7-15
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/12/05
    ジャーナル フリー
    GnRH analogとしてbuserelin (B) を用い, その投与下の腟細胞診所見と血清ホルモン値の推移を経時的に観察し, 両者の関連性を明らかにすべく検討した. 子宮内膜症患者18名にB 900μg/日を月経第2日より6ヵ月間連日経鼻投与した. 投与前は卵胞期, 投与開始後は2週, 4週, 以後4週ごと, 投与終了後は3ヵ月後卵胞期に腟壁smear採取, 同時に採血し, smearについてはPap. 染色後細胞成熟度指数 (MI) およびエオジン好性指数 (EI) を, 血清についてはRIA法によりFSH, LH, estradiol (E2) を測定, 投与前と比較した.
    1) 細胞診所見: 投与開始後旁基底細胞は4週以後わずかに出現, 中層細胞は16週, 24週で有意の増加 (p<0.05), 表層細胞は16週以後有意の減少がみられ, MIは中央移動, さらに左方移動の傾向を示した. EIは12週以後有意の減少を示した.
    2) ホルモン値: 投与開始後FSHは4週まで有意の低値を示したが卵胞期レベルで, LHは4週以後低値で有意の傾向 (p<0.10) であったが卵胞期の基礎値, E2は8週, 12週, 24週で有意の低値を示し卵胞期の基礎値以下であった.
    3) MI, EIとホルモン値との関連性: MIの表層細胞指数とE2値の相関係数 (r) は0.44 (P<0.001), EIとE2値のrは0.47 (P<0.001) で, その他の指数とホルモン値のrはそれ以下であった.
    以上からB投与下では, LH, E2は低値を示し, MIは中央移動, さらに左方移動の傾向を, EIは低下を示した. MIおよびEIとホルモン値との相関は概して少なかったが, 表層細胞指数, EIとE2値はB投与下の経時的変化のうえでかなりの連動性がみられ, これらの関連が示唆された.
  • 土岐 利彦, 満下 淳地, 森 篤, 藤井 信吾, 山上 修, 清沢 長子, 林 茂子, 桜井 博文
    1995 年 34 巻 1 号 p. 16-20
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    手術を予定した25例の子宮頸部上皮内病変を対象として, 自己採取法および通常の採取法の子宮頸部スメアを作製し, 自己採取スメアの細胞像を通常のスメアおよび組織診断と対比した. その結果, 自己採取スメアの細胞像は以下のような特徴を呈していた.
    1) 出現細胞の大部分が正常の表層・中層扁平上皮細胞であり傍基底細胞は少数であった.
    2) 頸管内上皮成分である頸管腺細胞や扁平上皮化生細胞はきわめて少数で, しばしば変性像を伴っていた.
    3) 異型細胞は全くみられないか, または通常の採取法と比較して非常に少数であった.
    4) 異型細胞のみられる標本では, 出現異型細胞は主として散在性に出現し, しかも変性像を呈しているものが多かった. このような異型細胞の多くは, 直接擦過されたものではなく, 自然剥離後に変性を伴ったものと考えられた.
    以上の結果から, 子宮頸部上皮内病変の検出法として, 自己採取法のスメアは誤陰性になる可能性が高いことが推察され, 自己採取法は頸部上皮内病変のスクリーニング法としては問題があると思われる.
  • 田中 耕平, 細部 貞廣, 奈良 幸一
    1995 年 34 巻 1 号 p. 21-26
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    内膜細胞診疑陽性例のうち, 子宮鏡および組織診で確認した萎縮内膜27例の細胞所見について検討した. 症例の平均年齢は58±6.5歳で, 23例が閉経後, 4例が閉経前であった. 細胞所見のうち核腫大, クロマチン粗大顆粒の頻度が高く, 細胞重積性, 細胞集塊辺縁不整の頻度は低かった. 萎縮内膜の異型細胞群の核最大径は9.31±2.35μmであったのに対し異型のない細胞群は7.08±1.80μmで有意に異型細胞群の核は腫大していた. 閉経5年以内と10年以上の群で異型細胞所見数が多かった. 萎縮内膜で異型細胞が出現する理由として, 内膜腺細胞の萎縮が均等に起こらないことが推測された.
  • 五十嵐 達也, 黒瀬 高明, 大野 正文, 塩田 敦子, 半藤 保
    1995 年 34 巻 1 号 p. 27-30
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    1. われわれは開院以来11年間に, 卵巣莢膜細胞腫8例を経験した. それらの症例は, いずれも閉経期ないしそれ以後の症例であった.
    2. 術前に卵巣腫瘤を認めたものは5例にしか過ぎず, またそのうち性器出血, 内診時の腟柔軟性などの所見によりエストロゲン活性を疑ったものは3例であった.
    3. 8例中内分泌細胞診にてエストロゲン活性を認めたものは4例で, いずれも子宮内膜の増殖性変化 (子宮内膜増殖症3例, 高分化型子宮内膜腺癌1例) を伴っていた. また, この活性は必ずしも腫瘍の大きさとは相関しなかった.
    4. 内分泌細胞診上EI/KPI indexは, エストロゲン活性の指標としてもっとも有用であった.
  • 阿倉 薫, 畠中 光恵, 向井 みどり, 坂井 雅英, 綾田 昌弘, 岡本 茂, 古川 順康, 弥生 恵司
    1995 年 34 巻 1 号 p. 31-36
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    原発性乳癌119例について, 核DNA量 (DNA index=DI) と癌細胞の核の大きさ, 核の異型度, 細胞診の判定, リンパ節転移, t因子との関連性について検討を行った. DIの測定は新鮮摘出腫瘍を用い, 末梢リンパ節をploidy standardにした. その結果, hypoploid (DI<1) が6例 (5%), diploid (DI=1) が39例 (32.8%), aneuploid (DI>1) が62例 (52.1%), multiploidが12例 (10.1%) であった. 術前穿刺吸引細胞診標本 (Pap. 染色) から癌細胞50個の長径を計測し平均を求めた, 最小は6.3μm, 最大は13.9μmで2倍以上の差が認められた. 核異型が軽度な症例は12例, 中等度は44例, 高度は51例であった. DIと比較してみると軽度異型はdiploidが多く, 異型が高度になるにしたがってaneuploidが増加した.
    術前の細胞診判定はpositiveが107例, suspiciousが10例, negativeが2例であった. 悪性と判定できなかった12例のうち11例はdiploidであった. 乳癌細胞の核の大きさとDIは正の相関がみられ, DIが大きくなるにつれて核は大きく, 異型も強くなり細胞診の判定は容易であった. しかしhypoploid (DI<1) やdiploid (DI=1) の癌細胞は大部分が小型で異型に乏しく, 細胞診で正確に判定できない症例が多かったが, 倍率1,000倍で詳しく観察することによって正診できる症例が増すと思われた. リンパ節転移はhypoploid (DI<1) とdiploid (DI=1) は少なく, aneuploidとmultiploidは多く, 有意差が認められた (p<0.05). DIとt因子については有意差は認められなかった.
  • 平園 賢一, 篠塚 孝男, 伊藤 仁, 川井 健司, 堤 寛, 長村 義之
    1995 年 34 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    今回われわれは, 子宮頸部の神経内分泌細胞癌2例を経験し, 検討したので報告する.
    症例は32歳と50歳の主婦. ともに子宮頸部Ib期の臨床診断にて, 広汎子宮全摘および所属リンパ節郭清施行後, 50Gyの外照射を行ったが6ヵ月から1年で血行転移を来し, 化学療法 (CAP) を施行したが効果なく術後2年足らずで死亡した. 細胞像は, 孤立散在性または集団状に出現し, いわゆる対細胞もみられた。細胞はリンパ球よりやや大きく円形ないしは楕円形で大小不同を認めた. 細胞質は乏しく裸核状のものも多く, 核クロマチンは中等度増量し粗大顆粒状, 核小体は著明ではないが出現する場合は数個認められた. 組織像は, 主に小型で未分化な腫瘍細胞が充実性シート状に配列し, 一部カルチノイドにみられるような索状およびロゼット形成が認められ, 腺癌病変も一部に認められた. また腫瘍細胞に一致してグリメリュウス, 神経内分泌マーカーであるクロモグラニンA, NSE, Leu 7, 上皮性マーカーであるサイトケラチン, EMAが陽性を示した. 電顕的には細胞質に神経内分泌顆粒が認められた.
  • 斉藤 豪, 伊東 英樹, 根井 英行, 寒河江 悟, 成松 英明, 水無瀬 昂, 工藤 隆一
    1995 年 34 巻 1 号 p. 42-46
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    未熟奇形腫は悪性胚細胞腫瘍の中では比較的まれな腫瘍である. また, 未熟奇形腫は他の悪性胚細胞腫瘍と合併することもあり, この場合は混合型胚細胞腫と分類される. 今回われわれは未熟奇形腫に絨毛癌および卵黄嚢腫瘍のコンポーネントを合わせもった混合型胚細胞性腫瘍を経験した.
    症例は19歳, 未婚. 不正性器出血を主訴に近医受診. 当科の検査所見では, 腹部超音波, CTスキャンにて9×9cmの充実性腫瘍を右下腹部に認め, 軽度の腹水も認めた. 腫瘍マーカーはAFP, CA125, HCGが高値を示した. 細胞診所見は術前の腹水細胞診所見で細胞質が泡沫状で, 核小体, クロマチンの凝集の著明な細胞集団が散見されたので, 腺上皮由来細胞または未熟奇形腫由来の神経芽細胞を推定したが確定診断には至らなかった. 術後の組織所見は, 腫瘍の構成成分は非上皮成分の他に未分化な腺上皮, 神経組織, 平滑筋, 軟骨など多彩な成分が観察された. また免疫組織化学的にはAFP, HCG陽性細胞巣が散見され, 混合型胚細胞部腫瘍と診断するに至った.
  • 大朏 祐治, 真辺 俊一, 園部 宏, 岡田 雄平, 首藤 省一郎, 一色 順子, 久保 克仁, 吉野内 猛夫
    1995 年 34 巻 1 号 p. 47-53
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    基礎疾患のない66歳の男性で発熱・悪寒に対する薬物投与により白血球が著減し (300/mm3), G-CSFとステロイドのパルス療法で改善した症例において, 第12病日の喀痰細胞診にて特徴的なヘルペスウイルス (HV) 感染細胞が見出された. 光顕的には, 単~多核なスリガラス状を呈する腫大核を有する細胞で, 多核なものは鋳型状を示していた。パパニコロー染色喀痰塗抹試料をグルタールアルデハイドと四酸化オスミュームで二重固定後, エポン包埋し, これら特徴的な細胞を直接電顕的に観察した. 微細構造の保存は不良であったが, 単~多核なものいずれにも腫大した核内には疎ないし一部密に分布する80~100nm径の核内粒子を認め, 胞体内には150~200nm径の粒子が小胞体内や空胞内に認められた. また, これら感染細胞には接着斑や密な胞体内微細線維が見出され扁平上皮性格を示していた.
    以上パパニコロー染色が施された喀痰塗抹試料内のHV感染細胞の直接的な電顕観察によりHVとして矛盾しない核内・胞体内ウイルス粒子を証明し得た1例を報告した. このような塗抹試料内のウイルス粒子を直接電顕的に証明する方法は診断確定に有用であると考えられた.
  • 尾崎 聡, 渡辺 騏七郎, 川畑 圭子, 石山 進
    1995 年 34 巻 1 号 p. 54-57
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    甲状腺穿刺吸引細胞診で乳頭癌と判定したが, 術後の組織診断で甲状腺硝子化索状腺腫 (hyalinizing trabecular adenoma. 以下HTA) と判明した1例を経験した.
    HTAは1987年Carneyらによって提唱された特異な像を呈するまれな良性腫瘍で, 現在, 濾胞腺腫の特殊型の一つとして位置づけられているものである. この腫瘍の組織診断においては乳頭癌, 髄様癌などとの鑑別が問題となる. 本例のHTAの組織診断は, 提唱者であるCarneyによってもまた確認を受けたものである.
    本症例の穿刺吸引細胞診像では, 乳頭状の細胞集塊が多数採取され, 甲状腺乳頭癌に特徴的とされてきた核内封入体や核溝所見がよく認められた. 穿刺吸引細胞診では乳頭癌とHTAの鑑別は現在. 一般的には困難であると考えられており, 事実われわれも乳頭癌とみなした.
    今回, 本例の穿刺吸引細胞像と乳頭癌例のそれとを比較検討した. その結果, 本腫瘍の穿刺吸引細胞診像の乳頭癌との鑑別上の特徴として, HTAでは, うねるように流れるケバだった細胞集団構造, 紡錘形の孤在細胞や裸核の出現, 細胞集団に付着するライトグリーン好染性の肥厚した基底膜様物質の出現があげられるのではないかと考えられた. 穿刺吸引細胞診において以上のような所見を認めた場合, HTAである可能性を考慮する必要があると思われた.
  • 仲村 武, 今井 宏樹, 渡辺 睦子, 北村 創, 清水 哲
    1995 年 34 巻 1 号 p. 58-62
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Dixonらが浸潤性小葉癌を4型に分類し, その中の一つに多形性の核を特徴とするPleomorphic Lobular Carcinoma (以下PLC) がある. PLCは乳癌取扱い規約に載っておらず, PLCに関する報告も少なくPLCを知る人は少ないと考えられる. 今回PLCの穿刺吸引細胞像を中心に報告した.
    症例は42歳, 女性, 左乳房D領域に4.0×4.4cmの腫瘤を認め乳癌が疑われ穿刺吸引細胞診を施行した. 細胞所見は多数の腫瘍細胞が散在性, または集塊として出現していた. 核は中から大型で類円形ないし不整形を示しN/C比は低い. クロマチンは増量し顆粒状で一個の明瞭な核小体を持ち, 多核細胞をやや多く認めた. 細胞質は豊富で顆粒状, 多辺形でライトグリーンに好染した. PLCの細胞像は異型の強さ, 細胞の大きさなどから一般的な小葉癌の細胞像と異なるが, Indianfileの配列と顆粒状の細胞質の特徴を見出せば細胞診断は可能と考える. PLCは進行が早く予後の悪いことが知られ, 穿刺吸引細胞診による術前診断は重要と考える.
  • 金城 光幸, 長嶺 利恵子, 平 圭子, 照屋 彰, 喜納 治男, 上原 哲夫, 国島 睦意
    1995 年 34 巻 1 号 p. 63-70
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    乳腺の紡錘細胞癌を経験したので, その捺印細胞像を観察し, さらに組織学的所見と免疫組織化学的および電顕的検討を加えて報告する.
    症例は74歳女性. 左乳房腫瘤を主訴として来院した. そのときの超音波検査より癌が疑われ局所麻酔下での腫瘤摘出術が施行された. 切除腫瘤は大きさ4×3×2.5cmで灰白色充実性部分と嚢胞状部分から成り, 一部で壊死を伴っていた. 細胞像は, 壊死性背景に腺管状配列の一般的な乳管癌細胞とともに, 紡錘状または線維状で核異型の強い細胞が主に散在性に認められた. 組織学的には上皮性配列で充実腺管癌様の部分と, 主に紡錘形細胞が密に配列した肉腫様の部分の2つの成分が認められ, 一部で両者の間には移行像が認められた. 肉腫様の部分は免疫組織学的にkeratin, cytokeratin, およびactinが陽性で, S-100 protein, vimentinが弱陽性を示し, epithelial membrane antigen (EMA), carcinoembryonic antigen (CEA), myoglobin, desminはいずれも陰性であった. 電顕的観察では, 紡錘形細胞間にはdesmosomeが認められ, 細胞質内には比較的発達したrough endoplasmic reticulum (r-ER) とfocal densityを伴う多数のmicrofilamentを認め, また, 一部の細胞ではtonofilament様構造とともにintracytoplasmic desmosomeとkeratinosomeと思われる顆粒を有するものも認められた.
    したがって, 本症例の大部分は筋上皮の性格を有する細胞で, その中の一部は扁平上皮の性格を示す細胞内小器官を有していると考えられた.
  • 辻 求, 堀岡 良康, 柴本 茂樹, 作山 欽次, 森川 政夫
    1995 年 34 巻 1 号 p. 71-75
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    心嚢液穿刺細胞診で診断し得たまれな心外膜悪性中皮腫の1剖検例を報告する. 患者は58歳, 男性. 1ヵ月余り続く咳漱と下肢浮腫で入院. 胸部CTで心外膜に沿う腫瘍陰影と心嚢液の貯瘤を認めた. 心嚢液は血性で, リバルタ反応陽性, CEA値は13.0ng/ml (血中は3.5ng/ml) と高値を示した. 心嚢液穿刺細胞診では, パパニコロー染色で少数の単核や多核の核異型を示す中皮細胞を認め, 全周性あるいは部分性に長い微絨毛がみられた. これらの細胞の細胞質内や微絨毛, また標本の背景の粘液はアルシアンブルー染色で陽性を示し, ピアルロニダーゼ消化試験で消化された. 以上より, 心外膜悪性中皮腫と診断. 入院後, 心嚢液の持続排液などで心不全の改善に努めたが5ヵ月後に死亡. 剖検では心臓の重量は1,900gと増加し, 悪性中皮腫は心臓全体を取り囲み, 一部心筋内へ直接浸潤していた. 他臓器への転移はみられなかった. 組織像はmixed typeで, 免疫組織化学ではPKK 1は腺管形成細胞や肉腫様細胞に陽性を示し, CEAは腺管形成細胞のみに弱陽性を示した.
  • 舟橋 正範, 平沢 浩, 田代 和弘, 溝口 良順, 黒田 誠, 笠原 正男
    1995 年 34 巻 1 号 p. 76-80
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    心嚢液中に出現した心原発血管肉腫の細胞像と組織像について報告した. 症例は38歳男性, 胸部圧迫感を主訴とし, 胸水貯留を認めたため精査目的で入院した. 心エコーより右房内に腫瘤と多量の心嚢液貯留を認めた. 心嚢液吸引細胞診で悪性中皮腫が疑われ, その後, 腫瘤摘出がされ, 組織学的に血管肉腫と生前に診断された. 本症例の細胞学的特徴は, ライト緑に好染する細胞と泡沫状で淡染する細胞が出現していた. ライト緑好染細胞の核は類円形で中心から偏在性, N/C比は大きく, クロマチンは顆粒状で明瞭な核小体を1から3個有していた. 一方, 胞体が泡沫状でライト緑に淡染する細胞の核は類円形で偏在性, クロマチンは顆粒状, 核小体は小型で1ないし2個みられた. また背景に赤血球が多くヘモジデリン貧食細胞が多数介在していた. これらの集塊構造は類血管あるいは類洞様構造が示唆された. 腫瘍細胞は第VIII因子関連抗原が弱陽性, PAS反応やUEA-1は陰性であった. 血管肉腫は多彩な組織像を呈することが多く特徴的所見に乏しいが心臓腫瘍が疑われ心嚢液細胞診でヘモジデリンや赤血球を有する細胞や血管様構造が示唆される集塊が出現した場合には血管肉腫を考慮すべき有力な所見といえる.
  • 古旗 淳, 中村 眞二, 村田 弥恵子, 清水 忠典, 林田 康男, 権田 厚文, 沢田 好明
    1995 年 34 巻 1 号 p. 81-86
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    原発性硬化性胆管炎 (PSC) は, 臨床的に胆管癌との鑑別がしばしば困難である. われわれは著明な異型細胞を認めたPSCの1例を経験したので, その細胞像と癌との鑑別点について検討した. 症例は54歳女性. 肝機能障害, 肝内胆管拡張症で当院に入院し, 画像診断などでPSCが疑われた. 症状軽快により一旦退院するも, 胆管炎症状が出現し再入院した. 黄疸および肝内胆管拡張と総胆管狭窄の進行がみられた. 2回目入院時, CA19-9は515U/mlと高値を示し, また, 胆汁細胞診で乳頭状の核小体著明な異型細胞集塊がみられ, 胆管癌も否定できなかったため数回にわたり内視鏡下でブラッシング細胞診を施行した. 一時細胞は, 重積性や核の大小不同, 大型の核小体などの著しい異型を示した. 経皮経肝的胆管鏡 (PTCS) 下での生検組織は著明な線維化がみられ悪性所見は認められなかった. 胆汁細胞診での癌との鑑別は容易ではないが, ブラッシング細胞診により強い異型は炎症に伴う変性所見と考えられ癌は否定された. また, より確実なPSCの診断には胆汁細胞診のみでなく, 明瞭な核内所見の得られるブラッシング細胞診の積極的な施行と, これらの頻回の検査が重要と思われた.
  • 下地 恵吉, 清水 健, 是松 元子, 平野 剛, 江原 輝彦, 河村 憲一
    1995 年 34 巻 1 号 p. 87-91
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    術前洗浄尿細胞診にて判定困難であった膀胱原発扁平上皮癌の1例. 症例は45歳女性で長年の膀胱炎の既往を有する. 洗浄尿中には, 異常角化を示しクロマチンの融解状に濃染する核 (いわゆるsmudge様核) を有する多数のコンジローマ細胞と, 細胞質が光輝性といえるほどではないがオレンジG好性で厚く, クロマチンの顆粒状増加を示す異型扁平上皮細胞が少数みられ疑陽性とした. オタマジャクシ状, 線維状の細胞質や核相互の多形性は目立たなかった. 摘出臓器の組織学的検索では, 周囲に広範なコンジローマを伴う高分化扁平上皮癌が確認された. 細胞像と組織像のretrospectiveな比較検討により, 本例にみられた異型細胞の所見は悪性を示唆するものと考えられた. また腫瘍組織の分子生物学的検索により, ヒトパピローマウイルスが検出され, コンジローマを背景病変としての扁平上皮癌の発生が推察された.
  • 岸本 浩次, 北村 隆司, 鈴木 孝夫, 家泉 桂一, 畠山 重春, 森 啓, 小峰 光博, 光谷 俊幸
    1995 年 34 巻 1 号 p. 92-97
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    本態性血小板血症の診断から10年の経過中に骨髄の線維化をきたし, 急性骨髄巨核芽球性白血病に移行した症例を経験した. 患者は36歳, 女性. 主訴は発熱, 呼吸困難入院時所見は全身リンパ節腫大と縦隔陰影の拡大, さらに著明な胸水, 心嚢液を認めた. 末梢血ではWBC72,700/ul (blast 34%) と異常高値を示し, 胸水細胞診においても末梢血と同様の腫瘍細胞を認めた. これらの細胞は巨核球系と骨髄系の異常細胞からなり, 巨核芽球とした細胞は細胞質に好塩基性blebが突出しており, また剖検時の胸水では巨核球と思われる細胞も認め, 血小板グリコプロテイン, および電顕血小板ペルオキシダーゼが証明された. 一方, 骨髄芽球由来と考えた細胞はギムザ染色において明瞭なアズール顆粒を有しており, ペルオキシダーゼ染色陽性であったことから骨髄系異常細胞であることが明らかであった. 以上の所見より胸水細胞診においてもAcutemyelo-megakaryocytic-leukemiaと診断されるべき症例と思われた.
  • 松原 美幸, 杉崎 祐一, 北川 泰之, 角田 隆, 前田 昭太郎
    1995 年 34 巻 1 号 p. 98-102
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    Zimmermannの血管周皮細胞から発生すると考えられているmalignant hemangiopericytomaの穿刺吸引細胞診2例を検討した.
    症例は, 36歳男性の左肩甲部軟部腫瘍と, 24歳女性の鼠径部腫瘍である. 細胞所見は, 2例とも基本的に同じであり, 均一な紡錘形細胞が多数の束状集塊として採取された. 集塊の中心には血管が存在し, これらの血管を取り巻くように核異型の弱い腫瘍細胞が,“柳の枝様” に配列していた. 病理組織所見は, 不規則な拡張を示しstaghorn様を呈する血管腔の周囲に, 紡錘形~楕円形の均一な腫瘍細胞が密に増生していた. 周囲への浸潤性増殖を伴っており, malignant hemangiopericytomaと診断された.
    この腫瘍は一般的に異型性が弱く, 良性・悪性の鑑別が問題になるとともに, pericytomapatternを示す悪性軟部腫瘍との鑑別も重要となるが, 臨床所見・細胞採取量・細胞配列などに着目すれば推定診断は可能と思われる.
  • 杉下 雅美, 福永 真治, 牛込 新一郎, 中森 和仁, 三浦 幸子, 塩森 由季子, 春間 節子
    1995 年 34 巻 1 号 p. 103-109
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    淡明細胞性軟骨肉腫 (以下CCS) は, 淡明細胞の出現を特徴とするまれな軟骨性腫瘍で, 画像上も組織学的にも良性腫瘍や骨肉腫などと誤りやすい. CCSの1例について捺印細胞像の特徴を把握し, 軟骨芽細胞腫, 巨細胞腫, 骨肉腫などとの鑑別を試みた. 症例は43歳男性. 主訴は左大腿部の運動時痛. 他院で骨巨細胞腫と診断されたが, 当院ではCCSと診断し, 切除術および人工骨頭置換術が施行された. 病変部の捺印標本にPap. 染色他, 特殊染色, 免疫染色を施行した. 細胞は孤立散在性で数が多く, 類円形または短紡錘形の細胞が主体で一部集塊傾向があり, この部分は軟骨基質を伴っていた. 核は類円形, まれに2核, わずかに大小不同をみるが異型に乏しく, 核小体は微小で, N/Cは低い. 細胞質は概して淡明であった. その他, 破骨細胞様巨細胞を散在性, 集籏状に認めた. Pap. 染色で緑色, 不整形の類骨基質が観察され, 免疫染色では2型コラーゲンが腫瘍細胞および軟骨基質に陽性となった. 以上から, 軟骨芽細胞腫や骨巨細胞腫の細胞像とは区別し得ると思われたが, 通常型の軟骨肉腫や異型の少ない軟骨形成型骨肉腫との鑑別は注意を必要とした. また免疫染色は, 鑑別上参考になると思われた.
  • 寺島 芳輝, 覚道 健一
    1995 年 34 巻 1 号 p. 110
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 山王 なほ子, 長村 義之, 松野 彰, 寺本 明
    1995 年 34 巻 1 号 p. 111-115
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    細胞診による下垂体腺腫の病理学的診断はこれまで一般的には行われてこなかった. 今回われわれは, 手術時摘出下垂体腺腫について, 細胞診を試み, 免疫組織化学染色を応用した. 症例はGH産生腺腫8例, PRL産生腺腫3例, ACTH産生腺腫1例, TSH産生腺腫1例, 非機能性腺腫5例であった. 手術にて摘出された組織を用い, ただちにすり合わせ法による標本を作成し, 10%ホルマリンにて固定後, 通常のH-E染色および酵素抗体間接法による免疫組織化学染色を行った. その結果, H-E染色上, 細胞の形態の観察に適した標本が得られ, 免疫化学染色上は, 組織上における所見と一致した. 特に, 非機能性腺腫における, 糖蛋白ホルモンのsubunitの局在の確認において, 優れていた. 下垂体腺腫における細胞診は, 操作上の簡便性, 迅速性からも, 有用な診断技術と考えられ, 今後広く応用されるべきと思われた.
  • 河野 伊智郎, 谷口 恵美子, 覚道 健一, 宮内 昭, 隈 寛二
    1995 年 34 巻 1 号 p. 116-120
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    甲状腺腫瘍領域で近年, 穿刺吸引細胞診が広く用いられてきている. 従来, 甲状腺腫瘍の良性悪性の判定は困難であったが, 細胞診の導入により術前診断可能な症例が増え, その診断能も格段に向上してきた. 特に, 乳頭癌と髄様癌は, 細胞診でほぼ確診に近い診断を行うことが可能である. 本稿では, 甲状腺髄様癌に焦点を置き, その組織学的特色と, 細胞診における鑑別診断について記載した. 甲状腺髄様癌の特色は, 多稜型の粗結合性細胞が, 乳頭構造や濾胞構造をとらずに出現することであり, 壊死は認めず, ときにアミロイドを混じることがある. 紡錘形亜型の髄様癌では, 間葉系腫瘍様の紡錘形細胞が, 上皮配列をとらずに出現することがある. 腫瘍細胞は, 一般的に細胞質が広く, N/C比は小さく, 免疫組織学的に細胞質内のカルシトニンを証明すれば確定診断となる. 細胞の極性がないため, 核の位置はまちまちで, クロマチンの増量や核異型の程度も, 比較的乏しいものから, かなり強いものまで多彩である. しかし一般的には, 乳頭癌に比べると異型度は高度であり, クロマチンの粗大凝集を特色とする. また稀に核内封入体も認めることがあるので留意が必要となることがある.
  • 笹野 公伸
    1995 年 34 巻 1 号 p. 121-125
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    高カルシウム血症を呈する副甲状腺機能亢進症の治療の基本は病変を外科手術的に摘出することであり, その際摘出された組織が副甲状腺か否か, 副甲状腺であれぼPTH過剰の原因が過形成か腫瘍であるのかを鑑別するのに術中迅速診断がきわめて重要となる. この術中迅速診断において病変のスタンプ標本を検討する細胞診は, 副甲状腺とリンパ腺および甲状腺組織との鑑別にきわめて有用である. また副甲状腺機能亢進を伴っている副甲状腺細胞中には脂質がほとんど認められないことから, 風乾標本のギムザおよびDiff-Quick染色の所見からPTHの合成, 分泌過剰の有無を知ることができる. 一方副甲状腺病変において, 腺腫は原則的に4つの副甲状腺中1つに発生しており過形成は4つとも機能亢進を呈している. このため摘出された副甲状腺の1つにおいて細胞内脂肪滴がほとんどない機能亢進を示した場合, もう1つの副甲状腺で同様の細胞所見を呈していれば過形成と考えられ, 細胞内に脂肪滴がみられる正常もしくはatrophyの細胞所見が認められれば腺腫によって副甲状腺機能亢進症が生じたと想定される. このように副甲状腺機能亢進症の手術時の術中迅速診断においては, 細胞診所見のみで十分な診断が可能である.
  • 木村 伯子
    1995 年 34 巻 1 号 p. 126-132
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    副腎髄質・パラガングリアから生ずる腫瘍は比較的頻度が低いが, 近年の画像診断の発達とともに, 細胞診検体として提出されることがあり, 病理組織像を主として解説を試みた. 副腎偶発腫は, 約60%が皮質腺腫, 30%が皮質の過形成, 7%が褐色細胞腫, 3%が神経系腫瘍である. 穿刺吸引細胞診はこれらの診断に有用であるが, 褐色細胞腫では予期しない高血圧発作などを誘導する危険性があるので, 十分注意して行う必要がある. 副腎髄質・パラガングリアから生ずる腫瘍の大部分は褐色細胞腫と神経芽腫群腫瘍である. これらは神経内分泌腫瘍の代表的なものであり, その診断には神経内分泌組織のマーカーであるクロモグラニンA, シナプトフィジン, ニューロフィラメントなどが有用である. カテコールアミン合成酵素も有用なマーカーである. これらの腫瘍の中には生理活性を持つペプタイドホルモンを産生し, それによる症状を呈することがある. 褐色細胞腫の良・悪性の判定は依然として困難であり, DNAploidyの検索では良・悪性例ともにpoly. ploidyが観察された.
  • 本山 悌一, 石原 法子, 藤原 敬人
    1995 年 34 巻 1 号 p. 133-139
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    消化管の内分泌腫瘍は, まず低悪性のカルチノイドと高悪性の内分泌細胞癌とに二大別される. カルチノイドには島状型, 索状型, 粘液性および混合型がある. 内分泌細胞癌には, 内分泌細胞に由来する本来の内分泌細胞癌と通常型癌の腫瘍性異分化による化生性内分泌細胞癌の存在とが想定される. これらの各細胞像, 組織像および生物学的特性を述べるとともに, 鑑別すべき腫瘍について言及した.
  • 清川 貴子, 藍沢 茂雄, 古里 征国, 佐々木 寛, 寺島 芳輝
    1995 年 34 巻 1 号 p. 140-144
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    従来, ホルモンを産生しないnon-functioning tumorと考えられてきた卵巣の上皮性悪性腫瘍の中にも, estrogen産生能を有するものがあることが知られるようになった. 今回われわれは, 卵巣の上皮性悪性腫瘍組織におけるestradiol (E2) 産生と組織学的特徴との関係をみるために, 卵巣腫瘍の手術材料 (卵巣原発の腺癌34例, 他臓器から転移した転移性腺癌3例, 境界悪性腫瘍2例) を用い, 腫瘍の組織homogenateにおけるE2をradioimmuno assay法にて測定し, 病理組織学的所見との比較検討を試みた. その結果, これらのなかには, 閉経前後にかかわらず, 腫瘍組織内でE2を産生するものがあり, E2産生は, 組織学的には腫瘍の間質所見, すなわち, 間質細胞の莢膜細胞様変化stromal condensation, および, stromal condensation, 間質の広さ, 間質細胞の密度の三者をあわせた間質の総合所見との相関が認められた.
  • 森 真利子, 崔 哲洵, 奥平 恭之, 坂元 和宏, 広川 満良
    1995 年 34 巻 1 号 p. 145-146
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
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  • 森 真利子, 崔 哲洵, 奥平 恭之, 伊禮 功, 広川 満良
    1995 年 34 巻 1 号 p. 147-148
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
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