オレオサイエンス
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7 巻 , 9 号
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特集総合論文
  • 太陽紫外線の皮膚に与える影響
    長沼 雅子
    2007 年 7 巻 9 号 p. 347-355
    発行日: 2007/09/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    紫外線の皮膚に与える影響のうち, 急性反応については古来より知られていた。近年その原因は, DHA傷害によるものであること, その原因波長は主としてUVBにあること, さらには, 免疫抑制作用を引き起こすことも明らかになってきた。また慢性的な作用として, 日光曝露部に多発する皮膚腫瘍 (基底細胞癌, 有棘細胞癌, 悪性黒色腫など) を始めとする老徴 (しわ, しみなど) を引き起こすことが分かってきた。これらの原因としては, UVA領域の紫外線についても作用があることが示されているため, 先のDNAに対するUVBの直接的な傷害ばかりでなく, 脂質の過酸化やラジカルの作用による変化も指摘されている。しかしそれぞれの作用を引き起こす原因波長の詳細については, これからの研究課題である。このような傷害から皮膚を守るためには, (1) 戸外活動の時間を考える, (2) 衣類・帽子で皮膚を覆ったり影を作ったりする, (3) サンスクリーンを塗布する, が挙げられる。
  • 藤岡 賢大
    2007 年 7 巻 9 号 p. 357-362
    発行日: 2007/09/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    安全性と効果を求めて, さまざまな化粧品用紫外線吸収剤が開発されている。国内では, 薬事法の管理のもとで厳しくその使用が管理されているが, 光化学の進歩と化粧品メーカーの要求の向上により, 現在は安全性の高い紫外線吸収剤が主流となっている。一方2005年に許可された新しいジメチコジエチルベンザルマロネートは, シリコンを骨格とした紫外線吸収剤で, 安全性に最も優れ, 光安定性にも優れる。化粧品に使用する油剤との相溶性も良く, 次世代の紫外線吸収剤として有望視されている。
  • 飛田 成史, 小林 敦, 吉原 利忠, 島田 博文
    2007 年 7 巻 9 号 p. 363-370
    発行日: 2007/09/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    紫外線吸収剤は, 皮膚を太陽光紫外線から守るサンスクリーン, 高分子の光劣化を防御する光安定剤等に広く用いられている。本総説では, 市販の紫外線吸収剤の作用機構を励起状態における失活機構に焦点をあてて考察, 体系化し, 新規物質開発の考え方について提案する。
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