アレルギー
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32 巻, 7 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 7 号 p. Cover28-
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 7 号 p. Cover29-
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1983 年 32 巻 7 号 p. Misc10-
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 32 巻 7 号 p. App9-
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 永山 洋子
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 359-364
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    小児期気管支喘息児の肺炎マイコプラズマ感染症の病態を検討した.肺炎マイコプラズマ感染症は, 間接赤血球凝集反応と補体結合反応を用いて血清学的に診断した.小児期気管支喘息児1565名に血清学的検査を行い, 96名が肺炎マイコプラズマ感染症と診断された.内訳は肺炎症例47名, 非肺炎症例32名, 17名においては胸部レントゲン撮影を行わなかった.年少児の肺炎マイコプラズマ肺炎患児では, 多くが中等症から重症の喘息発作を伴い, なおかつ発熱や血清学的検査にて感染徴候を伴っていた.しかし年長児の肺炎症例では必ずしも喘息発作を誘発せず, 咳や熱のみで経過する症例がみられる一方, 発熱や感染徴候のない喘息発作の経過中に肺炎マイコプラズマ感染が証明された.一般的に気管支喘息児において, 肺炎マイコプラズマ感染症はその気道症状が遷延した経過をとり, 特に肺炎症例にその傾向が著明であった.
  • 藤村 政樹
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 365-375
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    気管支喘息の治療に広く用いられているステロイドは, アラキドン酸からslow-reacting substance of anaphylaxis (SRS-A) への合成過程を阻害することがin vitroの研究で示されている.著者はモルモットを用いてleukotriene C_4 (LTC_4)および抗原吸入時のSRS-Aによる気道反応に対するステロイドの抑制作用を, 肺粘性抵抗(RL)と動肺コンプライアンス(Cdyn)を客観的指標として検討した.dexamethasone phosphate (20mg/kg)を18-22時間前に腹腔内に投与すると, 抗原吸入時のSRS-Aによる気道反応は抑制されたが, LTC_4による気道反応は抑制されなかった.この抑制作用は, RLよりもCdynにおいて著明だった.以上の所見より, ステロイドはとくに末梢側気道でのSRS-Aの合成, 遊出過程を抑制することが示唆された.
  • 金田 吉男
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 376-385
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    川崎病患児の5ヵ月から5才までの男児28例, 女児26例の計54例について, 血清中のCH50および補体系各蛋白成分(C1q, C1s, C4, C3, C5, C9, factor B, C1INH, C3bINA)値を経時的に測定し, それらの値と臨床経過との関連性について検討し, 次の結果を得た.1)順調に経過した症例のCH50, C3, C4, factor B およびC3bINAは概して病初期, 高値であった.2)心合併症をみなかった再燃例の各病週における検体のCH50および補体系各蛋白成分値は, 順調に経過した症例ないし心合併症をみた症例のそれらの値との間には有意差はなかった.3)心合併症をみた11例の第2病週および第3病週における検体のCH50値は, 順調に経過した症例のそれらの値とは0.1%以下および1%以下の危険率で有意に低値であった.4)心合併症をみた11症例中死亡の2例を除く4例で入院時あるいは経過中に低補体価を示したときのC1q, C1s, C4, C3, C5, C9, factor B, ClINHおよびC3bINAは正常ないし低値であり, その後はCH50と同様にほぼ1週間以内に正常ないし高値となった.なお, 死亡の2例を含む6例の第2病週における検体のC3およびC4値は順調に経過した症例のそれらの値との間にはいずれも0.1%以下の危険率で, 第3病週における検体のC1q, C5, factor BおよびC1INH値は順調に経過した症例のそれらの値との間にはいずれも1%以下の危険率でそれぞれ有意に低値であった.5)心合併症をみた11例で経過中の血清中のCH50がもっとも低下したときのCH50とC3値との間には0.1%以下の危険率で, CH50とC1q, C4, C5およびfactor B値との間には1%以下の危険率で, CH50とC1s, C9およびC1INH値との間には5%以下の危険率でそれぞれ正の相関があった.さらにCH50と血小板数とは1%以下の危険率で正の相関があった.6)急性期に心エコーで心合併をみた症例の, その時点までの使用薬剤の例数を比較すると, アスピリン単独使用例数とアスピリンに副腎皮質ステロイド併用例数には心合併例数に大差はなかった.以上の成績より, 本症の心合併症をみた一部の症例で補体系の両径路が活性化され, それが組織障害, とくに冠動脈病変に密接に関与するものと思われた.また, 血清中のCH50および補体系各蛋白成分値の変動は症状の重症度ないし血管障害の程度を表すものと思われた.
  • 村川 洋子, 坂根 剛, 高田 伸介, 上田 裕司, 恒松 徳五郎
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 386-392
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    全身性エリテマトーデス(SLE)患者のTリンパ球によるインターロイキン2(IL2)産生能は, 正常者のそれに比べて有意に低下していた.このT細胞の欠陥は, ヘルパー・インデューサー細胞を含むOKT4^+細胞ならびにサプレッサー・細胞障害性T細胞を含むOKT8^+細胞の両細胞系列にまたがる欠陥であった.一方, IL2に対するSLEリンパ球の反応については, 正常反応を示す群と, 反応の悪い2群に分類できたが, 後者の患者群のT細胞サブセットを用いた解析は, 反応性の低下がOKT4^+細胞の欠陥に基づいており, OKT8^+細胞は正常反応を示すことを証明した.このように, 免疫反応を調節するIL2の活性不全が, SLEの病態構築に関連することが示唆された.
  • 高田 伸介, 坂根 剛, 村川 洋子, 上田 裕司, 恒松 徳五郎
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 393-398
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    concanavalin A (Con A)誘導サプレッサー前駆細胞は, OKT4^+, OKT8^+両細胞系列に分布するが, この前駆細胞はCon Aによる活性化に伴い, 自己赤血球とのロゼット形成性を獲得し, またこの活性化細胞の大部分はインターロイキン2(IL2)によって, エフェクター細胞へ分化することがわかった.ベーチェット病患者では, サプレッサー前駆細胞は豊富に分布するが, IL2レセプターを表現しているものが少なく, 効率よくエフェクター細胞へ移動することができない.ベーチェット病患者のサプレッサー前駆細胞が正常者よりも豊富に見い出されたのは, IL2レセプター保有細胞の割合が低下しているゆえに, 代償的に効率の悪いIL2非依存性前駆細胞が相応のサプレッサー機能を発揮するためではなかろうか.このように, サプレッサー前駆細胞の増加, いわば恒常状態を維持しようとする主体の防御機構であろう.
  • 下里 隆一, 山根 一秀, 柏木 平八郎
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 399-404
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    PHAによるヒトリンパ球芽球化反応は, 同一人よりの単球を過剰に加えると抑制される.この抑制現象は, 単球とリンパ球とPHAを72時間培養した培養上清を, 単球の代わりに添加することによっても認められた.この培養上清中の抑制因子は, 56℃, 30分間の熱処理に安定で, 透析可能な低分子であった.そして, 単球とリンパ球とPHAとを混合して培養する時, indomethacinを加えると, この抑制因子は培養上清中に検出できなくなった.また, PHAによるリンパ球芽球化反応は, prosta-glandin E_1あるいはE_2の添加によっても抑制された.以上より, PHAによるリンパ球芽球化反応の過剰な単球の存在による抑制は, 液性因子によることが証明され, その液性因子としてはPGが推測された.
  • 清水 巍, 大門 和
    原稿種別: 本文
    1983 年 32 巻 7 号 p. 405-417
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    重症, 難治性の気管支喘息患者を対象に4年制の大学を開校した.ここで喘息治療の知識, 闘病と鍜練の指導, 患者同士の体験交流を実施する.年1回, 1泊2日で合宿をし, あとは3ヵ月に1回の通信教育である.2年前に入学した36名(♂24, ♀12)は改善29名(80%), 不変5名(14%), 悪化2名(6%)であった.1年前に入学した42名(♂20, ♀22)は改善35名(83%), 不変5名(12%), 悪化2名(5%)であった.腹式呼吸継続者は90%以上であり, 継続率の高い集団を作ることができた.まだ2年を経過したにすぎないが, この式は有効と考え報告した.
  • 原稿種別: 付録等
    1983 年 32 巻 7 号 p. 418-421
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1983 年 32 巻 7 号 p. Cover30-
    発行日: 1983/07/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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