アレルギー
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22 巻, 10 号
選択された号の論文の13件中1~13を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 22 巻 10 号 p. Cover5-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 22 巻 10 号 p. Cover6-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1973 年 22 巻 10 号 p. Misc1-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 斌, 田沢 稔, 鈴木 邦男, 坂東 武志, 下田 輝一, 光井 庄太郎
    原稿種別: 本文
    1973 年 22 巻 10 号 p. 621-626,658
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    合成ACTHにより誘発された喘息発作の2例を経験したので報告する.症例1は62才の男子で, 昭和34年頃より気管支喘息に罹患した.昭和46年12月より合成ACTH-Zによる長期療法を行った.昭和48年2月, 副腎皮質機能検査のために合成ACTHの静注を行った直後に重篤な喘息発作をきたした.合成ACTHによる皮内反応は経過中4回行ったが, すべて陰性であった.症例2は17才の男子で, 昭和39年頃より気管支喘息に罹患した.昭和47年1月より合成ACTH-Zによる長期療法を行った.昭和47年12月までの治療中に, 合成ACTH-Z筋注および合成ACTH静注の直後に喘息発作を計4回きたし, 第4回目のそれはきわめて重篤であった.合成ACTHによる皮内反応は陽性であったが, その反応は弱く, かつ, Prausnitz-Kustner反応および眼球結膜反応はともに陰性であった.この合成ACTHによる喘息発作発現の機序については明らかではないが, 免疫学的機構を介さないで起こるアレルギー様症状であるとの可能性も否定はできないと推論された.
  • 小泉 一弘, 五十嵐 宏, 村中 正治
    原稿種別: 本文
    1973 年 22 巻 10 号 p. 627-634,658-65
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    薬剤アレルギー患者の血液中に, simple chemicalsである薬剤と生理的条件下で結合してこれを完全抗原とする特異な担体物質, あるいは両者の結合を促進させる因子を想定し, Pc Gをハプテンとして検討を行い, 以下の結果を得た.1) Pc Gとヒト, モルモット, ウサギ各血清を生理的条件下で4時間混合すると, 各混合物は抗BPOウサギ血清に対して抗原性をもついたることがreversed PCA反応で証明された.2) ヒト全血, 血清ともPc Gと生理的条件下で1時間混合した場合, 各混合物は抗BPOウサギ血清に対して抗原性をもつことがPCA反応によって証明された.この抗原性は一部のペニシリンアレルギー患者の血液とPc Gの混合物で強いものが認められたが, 全体としてみると正常対照群との間に有意差は認められなかった.
  • 根本 俊和, 青木 秀夫, 池 愛子, 小林 節雄
    原稿種別: 本文
    1973 年 22 巻 10 号 p. 635-639,659
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    本邦においてはゴキブリを起因抗原とする気管支喘息はまだ報告されていない.ゴキブリ(クロゴキブリ)の虫体成分から作製された抽出液を用い, 39例の喘息例に皮内反応を行ったところ, 4例(10%)のものが即時型陽性であった.皮内反応陽性のもの3例に吸入誘発試験を行ったところ, 1例のものにゴキブリ抽出液(16PNU 1ml)の吸入呼吸困難と乾性ラ音が出現した.症例:36才, 主婦症例は1961年以来呼吸困難発作を起こし, 最近ゴキブリの臭いをかぐと息苦しくなるのに気づいている.26種類の抗原抽出液で皮内反応を行ったところ, 室内塵, ゴキブリ, ブロンカスマベルナの3抽出液に陽性であった.Prausniz-Kustner反応を室内塵とゴキブリについて行い, 両者とも陽性であったが, 熱処理血清で陰性であった.中和試験を行い, ゴキブリと室内塵とは互いに交叉しないことが証明された.ゴキブリ抽出液の吸入により, FEV_<1.0>は1620mlから1160mlと28%の減少をきたした.
  • 江田 昭英, 永井 博弌, 渡辺 茂勝, 団迫 裕, 井上 吉郎, 坂本 憲市, 中神 啓仁
    原稿種別: 本文
    1973 年 22 巻 10 号 p. 640-648,659
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    強力なhistidine decarboxylase阻害作用があるといわれる35-NZの抗アレルギー作用について検討し, 以下の成績をおさめた.1) 抗egg albuminウサギ血清を用いたモルモットのpassive systemic anaphylaxisは35-NZにより軽度抑制された.2) 感作モルモット肺切片からのアナフィラキシー性mediator遊離はin vitroで35-NZにより抑制されなかった.また, 反応惹起3時間前に35-NZを投与したモルモットの肺切片からのmediator遊離量は減少しなかったが, 反応惹起5日前から1日1回宛連続投与した場合には軽度減少した.3) 抗egg albuminウサギ血清を用いたモルモットのheterologous PCAは35-NZの反応惹起3時間前または5日前からの連続投与により抑制されなかった.4) 抗DNA-Asラット血清によるラットのhomologus PCAは35-NZの反応惹起3時間前後の投与により抑制されなかったが, 5日前からの連続投与では抑制された.5) 抗ラットウサギ血清によるラットのアレルギー性炎症は35-NZの反応惹起3時間前の投与により抑制されなかった.6) モルモットのp-phenylenediamineによる接触性皮膚炎は35-NZの反応惹起3時間前の投与により抑制された.7) 35-NZの抗アレルギー作用はhistidine decarboxylase阻害以外の機序によるものと思われる.
  • 中田 安成
    原稿種別: 本文
    1973 年 22 巻 10 号 p. 649-657,660
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ラット肋間筋より, myofibrilの混入をほとんどなくし, 筋膜を純粋に分離する方法を確立した.分離した筋膜は, 位相差顕微鏡下では中空の円筒形で透明な一重の膜として, 電子顕微鏡では3層構造を有した膜として観察された.筋膜の化学組成は, lipid34.4%, 蛋白質61%, 総炭水化物はglucoseとして2.8%, methypentoseはfucoseとして0.4%, hexosamineはglucoseamineとして0.8%であった.アミノ酸組成はglycine, glutamic acid, alanine, aspartic acidなどを高率に含有していた.分離筋膜は, そのままでは免疫生物学的に応用するには制約が多すぎるので, 各種溶解液にてとかすことを試み, 筋膜蛋白量の溶出比で比較検討した.その結果, sodium dodecyl sulfateが56.4%ともっとも高率を示し, 以下pH9.5蒸留水(35.4%), 8M urea(22.8%), sodium desoxychoate(18.3%), collagenase(7.7%)の順であった.すなわち蛋白質の溶出を目的とした場合には, sodium dodecyl sufateが効果的な溶解液であることが判明した.
  • 原稿種別: 文献目録等
    1973 年 22 巻 10 号 p. 658-660
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1973 年 22 巻 10 号 p. 661-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1973 年 22 巻 10 号 p. 662-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 22 巻 10 号 p. Cover7-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1973 年 22 巻 10 号 p. Cover8-
    発行日: 1973/10/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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