アレルギー
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33 巻, 3 号
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  • 原稿種別: 表紙
    1984 年 33 巻 3 号 p. Cover15-
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1984 年 33 巻 3 号 p. Cover16-
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 文献目録等
    1984 年 33 巻 3 号 p. Misc6-
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 付録等
    1984 年 33 巻 3 号 p. App2-
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 駒越 春樹, 周藤 眞康, 谷崎 勝朗, 貴谷 光, 合田 吉徳, 佐々木 良英, 多田 慎也, 高橋 清, 木村 郁郎
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 131-134
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    ハウスダストが特異抗原である気管支喘息16症例について, 減感作療法による好塩基球の反応性の変化を反応好塩基球の出現率で経時的に観察し, 同時に血清総IgE値, 特異的IgE抗体, ヒスタミン遊離との関連について検討を加えた.1)特異抗原であるハウスダストに対する好塩基球の反応性は, 減感作療法開始1年後より有意の低下傾向を示し, 同時にヒスタミン遊離の減少傾向も観察された.2)抗ヒトIgEに対する好塩基球の反応性も同様に, 1年後より有意の低下傾向を示した.3)減感作療法による血清総IgE値の変動は認められなかったが, 特異的IgE抗体は長期間の減感作療法により減少する可能性が示唆された.しかし, 好塩基球の反応性の低下と特異的IgE抗体の低下との間には, 明らかな相関はみられなかった.
  • 溝口 靖紘, 筒井 ひろ子, 山本 祐夫, 森沢 成司
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 135-141
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    腹水肝癌細胞(MH134)を標的細胞とし, C_3H同系マウスから調製した腹腔滲出マクロファージをeffector細胞として, 抗肝癌細胞膜抗体を介する腫瘍細胞障害を検討した.その結果, ^3H-チミジンの肝癌細胞不溶性分画へのとりこみが有意に抑制された.このantibody-dependent cell-mediated cytotoxicity (ADCC)によるin vitroにおける腫瘍細胞障害は, 前もってeffector細胞をOK432で処理することによって有意に増幅された.以上の結果はマクロファージを介するADCC反応による腫瘍細胞障害が誘導され, OK432による腫瘍細胞障害の増幅は, 一部はマクロファージの活性化によるものと推測された.
  • 前田 正人
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 142-147
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アナフィラクトイド紫斑病(AP)の血清s-IgA値を明らかにするために, 著者は12例のAP患児および8例の健康小児の血清中のIgA値およびs-IgA値をそれぞれSRID法およびRIA法により測定し, それらの値と腹部症状との関連について検討した結果, 以下の成績を得た.1)健康小児(対照)の血清IgA値およびs-IgA値はそれぞれ125±40mg/dl, 0.85±0.28mg/dlであった.2)AP患児の血清IgA値は12例中8例で高値を示し, 回復期に低下した.3)腹部症状のない症例の血清s-IgA値は急性期および回復期ともに対照値と差が認められなかった.4)腹部症状のみられた症例について, a)下血のない症例の血清s-IgA値は急性期および回復期ともに腹部症状のない症例の値に比して差が認められなかった.b)下血のみられた症例の血清s-IgA値は病初期著明に高値で, 対照値および回復期の患児の値に比して有意の差が認められた(p<0.001).5)APの血清IgA値と血清s-IgA値との間に有意の相関は認められなかった.以上より, 血清中のs-IgA値の増加は消化管粘膜の障害を示唆する可能性が考えられた.
  • 八木 和郎
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 148-157
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    benzylpenicilloyl(BPO)タンパクの結合体は, ペニシリンアレルギーの主要な抗原決定基と考えられてきた.一方, ペニシリンアレルギーの誘発に高分子重合物が重要な役割を果たしている可能性も指摘されている.これらの物質は, 実験動物に免疫原性をもち, ペニシリンに対する特異抗体を誘導する.benzylpenicillinまたはaminobenzylpenicillinのpolymerは, これらの薬剤の水溶液中で形成されることも証明されている.また, 抗生物質中のpolymerがIgE抗体によるPCA反応の誘発に関与しているとする報告もある.しかしながら, 抗生物質中にpolymerが混在していることについての直接的な証明は少ない.さらに, polymerの関与のない高度に精製された側鎖あるいは母核でもPCA反応は惹起され, PCA惹起の原因がpolymerのみに由来するとは考えにくい.polymerの混在しやすいABPC製剤のPCA惹起原性を再検討し, 以下の結果をえた.1)ABPC製剤のゲル濾過により主要なピークはSephadex G-15, Biogel P-4でそれぞれ1つずつであった.2)ABPC製剤は抗ABPC IgE抗体による8日間PCA反応に強い誘発原性をもち, その特異性は定量PCA抑制試験で確認された.3)モルモットの正常肥満細胞および好塩基球に非特異的刺激を与えない濃度のABPC製剤で, 抗ABPC抗体で感作された細胞には特異的に脱顆粒またはヒスタミン遊離を引き起こした.以上の結果より, ABPC製剤はABPC polymerの関与の少ない場合にもアレルギー反応を誘発する可能性が示唆された.
  • 伊藤 幸治, 木谷 誠一, 坂本 芳雄, 宮本 昭正
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 158-166
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アレルギー患者の血清中抗ダニIgG, IgA, IgM抗体を簡便に測定するためにマイクロプレートを使用したenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)を実施し, 以下の結論を得た.(1)血清IgE抗体陽性喘息患者の内, IgG抗体陽性者は70%, IgA抗体陽性者では53%, IgM抗体陽性者は10%のみであった.(2)血清IgG抗体とIgA抗体との間には未減感作の喘息患者群で相関関係が認められたが, 減感作群を加えると認められなかった.(3)マイクロタイタープレートを用いたELISAによるIgG, IgA, IgM抗体測定はアイソトープを使用しないため操作が簡便で臨床研究に有用と思われる.
  • 牧野 荘平, 池森 亨介, 福田 健, 本島 新司, 生井 聖一郎, 戸田 正夫, 山井 孝夫, 山田 吾郎, 湯川 龍雄
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 167-175
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    標準法によるアセチルコリン(Ach)吸入試験を正常者45名と喘息患者132名におこない, その臨床的意義を検討した.被験者は倍々に濃度の増すAch溶液を2分間吸入し, 吸入後のFEV_<1.0>が試験前値に比して20%以上低下した時に, 吸入したAch溶液濃度をAch閾値とした.正常者のAch閾値の幾何学的平均は32384μg/mlであり, 喘息患者のそれは1538μg/mlであり, 両者の境界値は10000μg/mlと考えられた.重症度別に喘息患者を分類すると, 重症者ほどAch閾値が低値を示す傾向を認め, この傾向はFEV_<1.0>%が70%以下の気道閉塞のあるものを除外しても同様であった.Ach閾値はFEV_<1.0>%, FEV_<1.0>(予測値に対する%値)とは低いが有意な相関を示したが年齢とは関連がなかった.吸入Ach溶液濃度とFEV_<1.0>減少率の用量反応曲線でのAch閾値附近のslopeの意義も検討した.
  • 竹内 透
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 176-181
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    アトピー性疾患を有する家系を中心に, 両親とその児からなる51家系の血清IgE値をPRISTを用いて測定し, 著者が先に報告した健康小児の血清IgE値の平均値と比較した.両親の血清IgE値とその児の血清IgE値との関連を検討し次の結果を得た.1)両親とも血清IgE値がM+2SD以上の家系では, その児の血清IgE値は88%の児においてM+SD以上を示し, 63%の児においてM+2SD以上を示した.少なくとも両親の一方がM+SD以上の家系では, 52%の児がM+SD以上を示し, また, 両親ともM+SD未満の家系においては, 35%の児がM+SD以上を示したにすぎなかった.すなわち, 両親の血清IgE値とその児の血清IgE値との間に正の相関を認めた.2)父親の血清IgE値がM+SD以上で母親がそれ未満の家系と, 逆に母親がM+SD以上で父親がそれ未満の家系とで, 各家系に属する児のうち, 血清IgE値がM+SD以上を示す児の占める割合を比較すると, それぞれ59%および52%で, 両家系の間で有意差を認めなかった.
  • 早川 浩, 小林 登, 矢田 純一
    原稿種別: 本文
    1984 年 33 巻 3 号 p. 182-193
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
    わが国の厚生省特定疾患調査研究班「免疫不全症候群」によって行われた原発性免疫不全症候群全国症例登録に, ataxia-telangiectasiaとして登録された症例について報告した.ataxia-telangiectasiaの症例は, 全登録症例629例中7.3%にあたり, 男27例, 女19例, 計46例であった.このうち54.3%で家族発生が報告された.登録時の死亡例は15例で, 主な死因は肺炎と悪性腫瘍であった.本症の三主徴のうち, 失語症は97.8%に, 末梢血管拡張は71.7%に, 易感染性は69.7%に認められた.感染は主として肺炎などの呼吸器感染であった。6例で悪性腫瘍の合併がみられた。血清IgAの低値ないし欠損は47.2%に, リンパ球のPHA反応低下は76.5%で記載された.小児の血清IgE値は遺伝因子の影響をうけると考えられた.また, 両親が児の血清IgE値に与える影響は, 父親と母親とで差がないと考えられた.
  • 原稿種別: 付録等
    1984 年 33 巻 3 号 p. 194-197
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
  • 原稿種別: 表紙
    1984 年 33 巻 3 号 p. Cover17-
    発行日: 1984/03/30
    公開日: 2017/02/10
    ジャーナル フリー
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